平成9508日目
2015/01/19
この日のできごと(何の日)
【ナッツリターン事件】初公判
ナッツの出し方に激怒し、搭乗機を引き返させたとして罪に問われた大韓航空前副社長の趙顕娥被告(40)の初公判が19日、開かれた。弁護人は起訴内容について「(被告の)記憶と違ったり、誇張されたりした部分が多い」と主張。航空保安法違反(航路変更)とされた点などについて争う姿勢を示した。
初公判が開かれたソウル西部地裁の法廷には、100人を超える日韓の記者らが傍聴に詰めかけた。他の被告2人とともに出廷した趙被告は終始うつむき、髪で顔が隠れて表情は見えなかったものの、ときおりハンカチで目元をぬぐっていた。裁判長に発言を求められ、「ありません」と短く答えた。《朝日新聞》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【滋賀県警】店員に土下座強要、女子高生ら3人逮捕
滋賀県警近江八幡署は19日、昨年12月に近江八幡市出町の娯楽施設「ACT近江八幡2番館」内のボウリング場で店員に土下座をさせたとして、強要の疑いで同市出町、舗装工の男(27)と同市の無職少女(16)、東近江市の県立高2年の少女(17)を逮捕した。店員が土下座する画像が短文投稿サイトのツイッターにあり、同署が捜査していた。
逮捕容疑は、昨年12月6日午前1時20分ごろから同2時過ぎの間に、少女の年齢を確認しようとしたアルバイト店員の女性(37)に対し、男が「以前は年齢確認はなかった」などと言いがかりをつけ、「土下座せえへんのやったら店のもの壊したろか」と土下座を強要し、少女らも「早くしろ」と催促した疑い。《京都新聞》
【大相撲初場所】9日目
大相撲初場所9日目(19日・両国国技館)横綱白鵬が関脇逸ノ城を寄り切り、9戦全勝で単独首位を守った。横綱日馬富士は大関豪栄道を押し出して1敗を堅持した。かど番の豪栄道は5敗目。横綱鶴竜は取り直しの一番で安美錦を押し出して7勝目を挙げた。
大関同士の一戦で稀勢の里は琴奨菊の突き落としに屈して2敗に後退した。かど番の琴奨菊は7勝目。
白鵬を追う1敗は日馬富士だけとなり、平幕旭秀鵬を含む4人が2敗で続く。十両は北太樹と臥牙丸が1敗でトップに並んだ。《共同通信》
【J2・セレッソ大阪】新井場徹選手の現役引退を発表
J2のC大阪は19日、DF新井場徹(35)が現役を引退すると発表した。新井場は1998年、G大阪の下部組織からトップチームに昇格し、1年目から30試合に出場。04年に鹿島へ移籍し、サイドバックとして07~09年のリーグ3連覇に貢献した。
13年にC大阪に加入し、昨季は10試合に出場した。J1歴代11位の通算423試合に出場し、22得点を挙げた。《スポニチ》
【新宿・首都高4号線】護送車がトレーラーに追突
19日午前9時50分ごろ、東京都新宿区若葉の首都高速4号新宿線上りで、警視庁の護送車がトレーラーに追突した。護送車に乗っていた20代の男性容疑者が腰の痛みを訴え軽傷という。
警視庁によると、護送車は送検などのため東京地検に向かう途中で容疑者ら11人と警察官4人の計15人が乗車していた。護送車がトレーラーの後部に追突し、護送車のミラーが破損したという。《時事通信》
【兵庫県警】元県議を書類送検
野々村竜太郎・元兵庫県議(48)による政務活動費の不適切支出問題で、兵庫県警は19日、政務活動費約220万円をだまし取ったなどとして、野々村元県議を詐欺と虚偽有印公文書作成・同行使の疑いで書類送検した。県警によると野々村氏は「一度手にした政活費を返したくない気持ちを抑えられなかった」と説明しているという。《朝日新聞》
【佐賀・長崎道】逆走車、4台と衝突
19日午後6時50分ごろ、佐賀県神埼市の長崎自動車道上り線で「車が逆走している」と110番通報があった。県警高速隊が駆けつけると、同市神埼町の城原(じょうばる)トンネルの内外で乗用車4台とトラック1台の計5台が停止していた。同隊は、このうち乗用車を運転していた福岡県八女市の無職男性(88)が逆走し、他の4台を巻き込んだとみている。
この男性と別の乗用車の福岡市の会社員男性(25)がけがをした。同隊によると、無職男性は「(自分が)どこから来たかわからない。どこに行こうとしていたかもわからない」などと話したという。県警は、この男性を自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)の疑いで調べる。《朝日新聞》
【菅義偉官房長官】安保法制整備で恒久法の必要性強調
菅義偉官房長官は19日の記者会見で、集団的自衛権の行使容認を踏まえた安全保障法制整備の一環として、自衛隊の海外派遣を随時可能にする恒久法の必要性を強調した。「将来、ニーズが発生してから特別措置法などで対応する考え方はとらない」と述べた。
政府は2月前半から正式に開始する予定の与党協議で、恒久法を含めた法制全体の骨格案を提示する方針。公明党内では、自衛隊の海外活動を拡大する恒久法制定に慎重論が根強く、与党協議の焦点になりそうだ。《共同通信》
【中谷元・防衛相】南スーダン派遣隊を視察
中谷元・防衛相は19日、南スーダンの首都ジュバを訪問し、現地の国連平和維持活動(PKO)に派遣されている陸上自衛隊の施設部隊を視察した。訓示で「政府は国際社会に平和と安定をもたらす手段としてPKOを重視している」と強調、隊員の活動に「敬意を表する」と激励した。視察に先立ち、同国のマニャン国防相と会談した。
南スーダンは2011年にスーダンから分離独立。陸自は国造り支援として12年からジュバのインフラ整備のために施設部隊を派遣した。《共同通信》
【岸田文雄外相】独・シュタインマイヤー外相と会談
岸田文雄外相は19日午後(日本時間20日未明)、訪問先のベルギーでドイツのシュタインマイヤー外相と会談し、緊張が続くウクライナ情勢の早期安定化に向け、引き続き緊密に連携する方針で一致した。岸田氏は「平和的解決に向け協力したい」と述べ、深刻な経済状況に陥っているウクライナに日本が新たに財政支援する考えを表明した。
両外相は、日本が2016年の主要国首脳会議(サミット)で議長国を務めることを踏まえ、6月のドイツ・サミット成功に向け、協力推進を確認。ドイツのメルケル首相による3月の訪日をあらためて申し合わせた。《共同通信》
【日韓両政府】外務省局長級協議
日韓両政府は19日、外務省局長級協議を東京都内で開いた。国交正常化50年の今年に入ってから初めての開催で、伊原純一アジア大洋州局長と李相徳東北アジア局長が出席。日本側は産経新聞前ソウル支局長の在宅起訴問題への適切な対応を重ねて要求した。
安倍晋三首相と韓国の朴槿恵大統領による首脳会談開催を見据えて意見交換したが、外務省幹部は「これまで通り、進展はなかった」と述べた。
旧日本軍による従軍慰安婦問題では、韓国側は引き続き元慰安婦が納得できる具体案を求めたのに対し、日本側は1965年の日韓請求権協定で「解決済み」との立場を主張し、平行線に終わったとみられる。《共同通信》
【韓国】元側近が朴大統領との密会否定
韓国の朴槿恵大統領の動静に関する記事で名誉を毀損したとして在宅起訴された産経新聞の加藤達也前ソウル支局長(48)の公判が19日、ソウル中央地裁で開かれた。朴氏と密会していたとのうわさが記事で紹介された朴氏の元側近、チョン・ユンフェ氏が証人として出廷し、密会の事実はなく記事は虚偽だとして加藤氏への処罰を求めた。
ただ、密会したとのうわさがある日の行動について、検察への説明を捜査段階で変えてきたことが分かり、加藤氏の弁護側は「証言の信ぴょう性には疑問がある」と主張した。
チョン氏は2007年まで当時国会議員だった朴氏の秘書室長を務めた人物。《共同通信》
【米国、北朝鮮】核やサイバーを議論
北朝鮮の6カ国協議首席代表を務める李容浩外務次官らと、米国のボズワース元北朝鮮担当特別代表らによるシンガポールでの非公式協議が19日、2日間の日程を終えた。双方は北朝鮮の核・ミサイル開発や、北朝鮮が関与を否定するソニー米映画子会社へのサイバー攻撃について協議した。
協議後、李次官は記者団に「朝鮮半島の危険と緊張を取り除くことを中心に意見交換した」と語った。
ボズワース氏は、自身は「民間人」だとし、米政府の提案は託されていないと強調。その上で、「最近の米国の雰囲気を北朝鮮側に伝えた」と述べた。《共同通信》
【EU】対テロ「連合」構築図る
欧州連合(EU)は19日、フランスの連続テロやベルギーのテロ計画摘発後初めての外相理事会をブリュッセルで開いた。モゲリーニ外交安全保障上級代表は開会前に「世界のテロではイスラム教徒も多く狙われている。私たちは連合し、対話することが必要だ」と表明、アラブ諸国などイスラム社会と協力し、過激派の脅威拡大に対処する考えを強調した。《共同通信》
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ブリュッセルで19日開かれた欧州連合(EU)外相理事会は、フランスの連続テロやベルギーのテロ計画摘発を受けテロ対策を協議、加盟国間だけでなく、アラブ諸国やトルコなどイスラム圏の国々と過激派らに関する情報交換の強化を図る方針を決めた。
終了後の記者会見でモゲリーニ外交安全保障上級代表は「テロ対策に関する協力水準を高めるため、特定の国々と個別の取り組みを数週間以内に始めるよう目指す」と表明。当初の相手国として、トルコ、エジプト、イエメン、アルジェリア、ペルシャ湾岸諸国を挙げた。
【イエメン】反政府民兵が国営TV制圧
イエメンからの報道によると、同国の首都サヌアで19日、政府への反発を強めているイスラム教シーア派系ザイド派の民兵が国営サバ通信や国営テレビ局を制圧した。サヌアの大統領宮殿周辺では同日朝から、ザイド派民兵と政府軍の衝突が起き、2人が死亡した。
その後、大統領府は即時停戦を呼び掛ける声明を出し、治安当局者によると、ザイド派と政府側双方が停戦に合意した。
ザイド派民兵は19日、サヌアの検問所でバハーハ首相の車列を銃撃。けが人はなかったが、政府側は暗殺未遂だと主張。情報相はザイド派のメディア制圧について「クーデターに向けた動きだ」と述べた。《共同通信》
【ウクライナ】空港めぐり戦闘激化
ウクライナ東部の中心都市ドネツクで、重要な戦略拠点になっている国際空港をめぐる政府軍と親ロシア派の争奪戦が激化、19日は双方に死傷者が相次いだ。
親ロ派幹部は19日、過去24時間に「政府軍兵士200人が死傷した」と主張した。ウクライナ政府側はこれを否定したものの、政府軍兵士3人が死亡、66人が負傷したことを明らかにした。親ロ派側の死傷者数は不明。
ロシアのペスコフ大統領報道官は18日、プーチン大統領がウクライナのポロシェンコ大統領に親書を送り、重火器を前線から後退させることなど昨年9月の停戦合意項目の履行を呼び掛けたことを明らかにした。《共同通信》
【フランス】イスラム教施設に嫌がらせ急増
イスラム教徒に対する嫌がらせなどを監視するフランスの団体は19日、連続テロ発生以降、国内各地のイスラム教関連施設に対する襲撃や器物損壊などが急増し、116件に達したと発表した。フランス公共ラジオが報じた。
フランスメディアによると、モスク(礼拝所)に銃弾が撃ち込まれたり放火とみられる火災が発生したりするケースもある。同団体は「受け入れ難い。(政府に対し)言葉だけでなく、実際に効果のある対策を取るよう要求する」との声明を発表した。
フランスのイスラム教徒人口は350万~500万人と推定され、イスラム教関連の施設は約3千とされる。《共同通信》
【韓国】北朝鮮へ非難ビラ飛ばす
韓国の北朝鮮脱出住民(脱北者)でつくる自由北韓運動連合は19日夜、ソウル北方の京畿道坡州から北朝鮮の体制を非難するビラ約10万枚を大型風船に付けて飛ばした。朴相学代表が20日、明らかにした。米国の団体も参加したという。
代表は昨年末、金正恩第1書記暗殺計画を描いた米コメディー映画「ザ・インタビュー」のDVDも散布すると予告していたが、この日の風船には付けなかった。2月の旧正月までに北朝鮮が南北対話や南北離散家族の再会事業実施に応じなければ、大量のDVDを北朝鮮に飛ばすという。《共同通信》