平成9820日目
2015/11/27
この日のできごと(何の日)
【都庁爆発物事件】高裁、オウム真理教「爆弾娘」に逆転無罪判決
オウム真理教による平成7年の東京都庁郵便物爆発事件に関与したとして殺人未遂幇助罪などに問われ、1審東京地裁の裁判員裁判で懲役5年を言い渡された教団元幹部、A子被告(43)の控訴審判決が27日、東京高裁で開かれた。大島隆明裁判長は1審判決を破棄し、無罪を言い渡した。
大島裁判長は1審が有罪の根拠とした元教団幹部井上嘉浩死刑囚(45)の証言を「信用できない」と指摘した。爆薬原料の運び役として起訴されたA子被告に、原料の薬品が事件に使われるという認識があったかが争点で、弁護側は無罪を主張していた。
1審判決によると、A子被告は同7年4月、山梨県内の教団施設から東京都内のアジトまで爆薬原料の薬品を運んだ。翌月、元幹部らが爆弾を仕掛けた小包が都庁の知事秘書室で爆発し、職員が重傷を負った。この事件は教団に対する捜査のかく乱が目的だった。
「走る爆弾娘」とも言われたA子被告は事件後約17年間逃亡し、同24年6月に逮捕された。A子被告は事件後、埼玉県所沢市の教団秘密アジトを抜け出し、高橋克也被告(57)=地下鉄サリン事件など4事件に関わったとして殺人罪などに問われ1審で無期懲役判決、控訴中=と2人で潜伏。同9年には川崎市内に落ち着き、他人になりすまし、夫婦のように生活していた。19年には高橋被告と別れ、男性会社員と生活を始めたが、同24年に目撃情報が寄せられたことなどがきっかけで、警視庁に逮捕された。《産経新聞》
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【フィギュア・羽生結弦選手】SPで「106.33点」を記録
フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ最終第6戦NHK杯第1日(27日・長野ビッグハット)
羽生結弦(ANA)が、ショートプログラム(SP)で106.33点の世界歴代最高得点をたたき出し首位に立った。スコアボードに得点が発表された瞬間、会場は黄色い声援が響いた。演技を終えた羽生もブライアン・オーサー・コーチと驚いた様子で笑顔を弾けさせた。
「世界最高得点? 一生懸命やった。点数より曲のジンクスというか、この曲でなかなかノーミスでいけなかったので(うっ憤を)晴らせて良かった。挑戦したかったこととか抜きにして、練習してきたことが間違いなかった。ほっとした」と溜飲を下げた。《日刊スポーツ》
【プロ野球・DeNA】新人選手入団発表
DeNAは27日、横浜市内で育成選手を含む新人10選手の入団記者会見を行い、ドラフト1位の駒大の今永昇太投手は「控えめすぎるかもしれないがまず1勝が目標。そこからが本当のスタート」と意気込んだ。ラミレス監督は「望んでいた選手を獲得できた。来年はポジションを勝ち取れるように」と話した。《共同通信》
【プロ野球・楽天】今江敏晃内野手と契約合意
楽天は27日、ロッテからフリーエージェント(FA)宣言した今江敏晃内野手(32)と契約に合意したと発表した。12月中に入団会見を開く予定。球団は選手層強化を目的に獲得に乗り出し、17日に初交渉していた。《朝日新聞》
【大阪府・松井一郎知事】2期目スタート
22日の大阪府知事選で再選を果たした松井一郎知事が27日、2期目の任期をスタートさせた。議場に集まった職員約200人にあいさつし「新たな大阪都構想の設計図をつくる議論を続けて良いという民意をもらった。改革路線を継続し、副首都大阪を実現するための統治機構改革に取り組む」と強調した。
橋下徹大阪市長が代表、松井氏が幹事長を務める政治団体・大阪維新の会は、5月の住民投票で否決された都構想への再挑戦を掲げ、今月22日の知事・市長のダブル選で圧勝した。松井氏は再選後、任期中に都構想の住民投票を再び実施することに意欲を示していた。《共同通信》
【この日の安倍総理】
行政改革推進会議
政府は27日、行政改革推進会議(議長・安倍晋三首相)を官邸で開き、2020年東京五輪・パラリンピックに関する全事業について、必要性やコスト削減が十分かとの観点から見直す方針を決めた。日本文化の発信に向けた文化庁の事業などをめぐり五輪との関係が不明確だといった批判が相次いだため。
会議冒頭、河野太郎行政改革担当相が省庁の事業の無駄を有識者が点検した「秋のレビュー」の結果を報告。首相が16年度予算編成に反映させるよう指示した。「国民の税金が無駄に使われるとの批判は絶対に招いてはいけない。さらに改善に取り組んでいく」と強調した。《共同通信》
補正予算案編成を指示
安倍首相は27日の閣議で、2015年度補正予算案の編成を指示した。「1億総活躍社会」実現に向けた緊急対策や、環太平洋経済連携協定(TPP)交渉の大筋合意に伴う農業対策などが柱で、総額は3兆円台前半となる方向だ。アベノミクスによる賃上げの恩恵が届かない低所得の年金受給者向けに1人3万円の給付金を盛り込むなど、来年度の参院選のアピール材料とする狙いもある。
首相は閣議で「1億総活躍国民会議の緊急に実施すべき対策、TPP対策、TPP政策大綱を踏まえ、補正予算において災害復旧など緊急に必要な対応を行うこととしたい」と述べ、補正予算の編成を各閣僚に指示した。《読売新聞》