平成10168日目
2016/11/09
この日のできごと(何の日)
【米大統領選挙】トランプ氏が勝利宣言
米大統領選は8日、投開票され、共和党のドナルド・トランプ氏(70)が民主党のヒラリー・クリントン前国務長官(69)を破り、第45代大統領に就任することが確定した。共和党はブッシュ前政権以来、8年ぶりの政権奪還。初の女性大統領誕生と民主党の3期連続政権を阻止した。
トランプ氏は9日未明、ニューヨーク市で勝利宣言し「歴史的な勝利だ」と述べ、支持者に謝意を表明した。そして、「私は全ての国民の大統領になる」と述べ、国民融和を呼び掛けた。
米主要メディアによると、米東部時間9日午前2時半(日本時間午後4時半)過ぎ現在、トランプ氏は50州と首都ワシントンに割り当てられた大統領選挙人(計538人)のうち、過半数270人を上回った。フロリダ州などの激戦州を軒並み押さえたことが勝敗を決定づけた。
「不動産王」の異名を取り、政治経験がないトランプ氏は、反エスタブリッシュメント(支配階層)的な存在として旋風を巻き起こしてきた。「米国を再び偉大にする」をキャッチフレーズに掲げ、既存の政治や制度、生活に不満を抱く白人の中・低所得層を基盤に無党派層などへ支持を拡大した。《産経新聞》
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オバマ米大統領は9日、前日の大統領選で共和党のトランプ氏が勝利したことを受けて「米国の融和と先導に成功するよう支援する」と述べ、円滑な政権移行を約束した。
ホワイトハウスで声明を読み上げたオバマ氏は、トランプ氏との間に「重大な見解の相違がある」とする一方、党派を超えて「いまや私たちは同じチームの一員だ。米国の利益を第一に考える」と指摘。次期政権発足へトランプ氏と連携を進める意向を表明した。
オバマ氏は「長く厳しい戦いだった」と選挙戦を振り返り、自らの後継者とみなしていた民主党のクリントン氏について「誇りに思う」と健闘をたたえた。《共同通信》
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安倍晋三首相は9日、米大統領選で当選が確実となった共和党のドナルド・トランプ氏に「心から祝意を表する」との祝辞を送った。トランプ氏を「類いまれなる能力によりビジネスで大きな成功を収め、米国経済に多大な貢献をしただけでなく、強いリーダーとして米国を導こうとしている」と評価。緊密に協力し、日米同盟を強化したい考えを示した。《日経新聞》
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【野球・U-23W杯代表】帰国
野球のU-23(23歳以下)ワールドカップ(W杯)で優勝した日本代表が9日、メキシコから成田空港に帰国して記者会見を開き、斎藤監督(巨人2軍監督)は「選手の頑張りで優勝できた。選手を褒めてください」と喜びを新たにした。
4本塁打で最優秀選手(MVP)に輝いた真砂(ソフトバンク)は「光栄な賞をいただいてうれしい」と喜んだ。今大会は4番打者を任され「つないで後ろに回す役割も大事と思ったら、結果につながった」と手応えをつかんだ様子だった。
斎藤監督は日本のレベルの高さを大会で実感したという。2020年東京五輪に向けて「この大会で感じたことを糧にして、成長しなければいけない」と話した。《産経新聞》
【NHK・籾井勝人会長】値下げに意欲
NHKの執行部がNHK経営委員会(委員長=石原進JR九州相談役)に対し、2017年秋からの値下げを提案したことについて、籾井勝人会長は9日の定例記者会見で、一般論と断った上で、「NHKの収支は、お金が余れば、視聴者に還元する」と述べ、値下げに改めて意欲を見せた。
来年1月の会長任期満了前の提案となり、経営委の会長人選への影響を問われ、「タイミングが一致しているだけで、(人事とは)関係ない」と否定した。《読売新聞》
【民進党】自民改憲草案の検証進める
民進党は9日、蓮舫執行部になって初めて憲法調査会の総会を国会内で開き、「復古的」との指摘がある自民党改憲草案の検証作業を進め、問題点を洗い出す方針を確認した。枝野幸男会長は総会で「立憲主義を全否定するような草案を撤回しない限り、厳しく追及する」と強調した。
枝野氏は憲法を巡る党の基本方針を「現行憲法を評価しつつ、変える必要のある部分があれば積極的に臨んでいく立場だ」と説明した。「国民投票で可決されなければ憲法は変わらない。国民の合意をつくれるテーマがあるか模索していきたい」とも指摘した。《共同通信》
【民進、共産、自由、社民】衆院選協力へ協議加速
民進、共産、自由、社民の野党4党は9日、幹事長・書記局長会談を国会内で開き、早期の衆院解散・総選挙に備え、候補者調整など具体的な選挙協力に向けた協議を加速する方針で一致した。
会談後、民進党の野田佳彦幹事長は候補者一本化などについて「実務者レベルで協議を進める」と記者団に説明。会談では、安全保障関連法の廃止を掲げる市民グループ「市民連合」と野党4党の意見交換会再開も確認した。
次期衆院選への対応では、共産党の志位和夫委員長が民進党に、支持組織の連合か野党共闘のどちらかを選ぶよう決断を迫っていた。《共同通信》
【名古屋市・河村たかし市長】東京都・小池知事と会談
政治団体「減税日本」代表の河村たかし名古屋市長は9日、東京都庁を訪れ、小池百合子知事と会談した。新党構想も含め、今後の連携について意見交換したとみられる。
会談は非公開で行われ、河村氏は終了後、報道陣の取材に応じ「一定の政治勢力をつくらないといけない。(小池氏には)期待しているし、知事になったばかりだから仲良く相談しながらやっていこうということだった」と述べた。
名古屋市で実現した待機児童ゼロなどの政策に関連し、同市を視察するよう要請もしたという。
河村氏は7日、大阪市内で日本維新の会代表の松井一郎大阪府知事と会談し、今後の連携について話し合った。《共同通信》