平成10169日目
2016/11/10
この日のできごと(何の日)
【米・オバマ大統領】トランプ氏と会談
オバマ米大統領と大統領選に勝利した共和党のトランプ氏が10日、ホワイトハウスで大統領選後初めて会談し、円滑な政権移行に向けて連携することで一致した。
オバマ氏は残り約2カ月の任期で「トランプ氏が成功するよう政権移行を進めることが私の最優先事項だ」と強調。トランプ氏も「難しい問題を含むさまざまな状況を話し合った」と述べた。
選挙戦では非難の応酬となったが、「党派や政策の相違にかかわらず課題に共に取り組む」(オバマ氏)と結束を演出。トランプ氏は「とても良い男だ」とオバマ氏を称賛した。
全米各地ではトランプ氏の勝利に抗議するデモが広がっている。トランプ氏は環太平洋連携協定(TPP)などオバマ政権の看板政策を覆すと公言している。アーネスト大統領報道官は「見解の相違が全て解決したわけではない」と述べた。《共同通信》
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【皇太子同妃両殿下】農業担い手サミット開会式に出席
岐阜県を訪問中の皇太子ご夫妻は10日、岐阜市で催された「第19回全国農業担い手サミット」開会式に出席された。全国から集まった農業関係者を前に、皇太子さまは「日本の農業が未来に向けて力強く発展していくことを願います」と挨拶された。
式典に先立ち、皇太子さまは障害を持つ子供の支援や教育を担う県立希望が丘こども医療福祉センターなどを訪問。手足を動かす練習をする子供たちに「よく頑張ってるね」などと話しかけられた。その後、岐阜市内で雅子さまと合流し、農業者らと懇談された。
ご夫妻は式典出席後、新幹線で帰京された。《日経新聞》
【千葉市】LGBT職員にも休暇制度
千葉市は10日、性的少数者(LGBT)の職員が同性のパートナーと同居している場合、法律上の結婚(法律婚)や事実婚のカップルに認めているのと同じ休暇制度を利用できるよう、就業規則を改正すると発表した。来年1月から導入する。市によると、こうした取り組みは全国の自治体で初めてという。
市によると、結婚休暇に当たる「パートナー休暇」の他、パートナーやその親族の介護のための休暇を付与する。
申請には、パートナーの認知能力低下時に備えた任意後見契約を互いに結んでいることなどを示す公正証書と、住民票の写し、戸籍抄本の提出が必要となる。《共同通信》
【自民党】石破派、スタンプ「イシバくん」配信開始
自民党の石破茂元幹事長がトップを務める同党石破派が10日、無料通信アプリLINE(ライン)用に作成したキャラクター「イシバくん」のスタンプの配信を始めた。
「ポスト安倍」を狙って知名度を向上させるとともに、「こわもて」「理屈っぽい」とのイメージを払拭し、親しみやすさを演出する狙いがありそうだ。
スタンプはメッセージ送信時に付けるイラスト。マイクを握ってポーズを決める石破氏など40種類を1セットとして配信する。価格は120円。このうち、LINE社などへの支払いを引いた約40円が同派の収入になるという。《共同通信》
【TPP関連法案】衆院通過
衆院は10日午後の本会議で環太平洋経済連携協定(TPP)承認案・関連法案を与党と維新の会の賛成多数で可決した。両案は直ちに参院に送付される。
TPPの旗振り役だった米国では9日、TPP離脱を唱えるドナルド・トランプ氏が次期大統領に決まった。民進党の升田世喜男氏は採決に先立つ討論で、米国の動向を見極めるのが常識だと主張。「批准の見通しの全く立たないTPPの案件を参院で1カ月もかけて審議するのは税金の無駄遣いではないか」と強調した。
一方、自民党の西村康稔氏はTPP発効へ日本の指導力が求められていると説明。「開かれた経済の枠組みを作り、保護主義の蔓延(まんえん)を食い止めるのは日本の大きな使命だ」と訴えた。
TPP承認案は憲法の規定で衆院通過から30日で憲法の規定により参院で採決しなくても自然成立する。与党は今月30日までの今国会の会期の延長を検討している。《日経新聞》
【プロ野球】FA公示
日本野球機構(NPB)は10日、フリーエージェント(FA)権を行使した選手を公示した。有資格者88選手のうち、FA宣言したのは、岸、栗山(ともに西武)、糸井(オリックス)、陽岱鋼(日本ハム)、森福(ソフトバンク)、山口(DeNA)の6選手で、昨年と同数。11日には旧所属球団を含む全球団との交渉が解禁される。
6選手のうち、栗山については、宣言したうえで残留することを西武が10日に発表した。陽は他球団への移籍を希望しており、ほかの4人は移籍を模索する一方で残留にも含みを残している。
山口と森福に対しては、投手陣再建を来季の課題とする巨人が獲得に乗り出す方針を固めている。それぞれスケジュールが調整できれば、11日にも交渉に入る構えだ。《読売新聞》
【安倍晋三首相】トランプ氏と電話会談
安倍首相は10日午前、米大統領選で勝利した共和党のドナルド・トランプ次期大統領と電話で約20分間会談し、17日にニューヨークで会談する方向で一致した。
電話会談で首相は「トランプ次期大統領の類まれなるリーダーシップで、米国がより一層偉大な国になることを確信する」と祝意を伝えた。トランプ氏は謝意を示し「安倍首相の今日までの経済政策の業績を高く評価している。今後数年間、ともに働くことを楽しみにしている」と応じた。さらに「日米関係は卓越したパートナーシップであり、この特別な関係をさらに強化していきたいと語った。
電話会談は日本側が申し入れた。トランプ氏には公職経験がなく、日本政府が築いてきた米共和党とのパイプも機能しないとの見方が強い。大統領選直後の電話会談で、首相から直接日米同盟の重要性を訴える必要があると判断したとみられる。《読売新聞》
【インド・モディ首相】来日
インドのナレンドラ・モディ首相が10日、来日した。11日に安倍晋三首相との首脳会談に臨み、日本からの原発輸出を可能とする原子力協定に署名する見通し。実現すれば、核拡散防止条約(NPT)の未加盟国との協定締結は日本にとって初めてとなる。
このためインドが核実験再開に踏み切った場合、日本の協力を即時停止する内容を盛り込んだ文書を別に作成する方向で調整している。インドは中国の海洋進出を警戒しており、両首脳は安全保障協力についても協議。日本の新幹線方式の採用が決まった西部ムンバイ―アーメダバード間の高速鉄道建設計画についても話し合う。《共同通信》