平成10141日目
2016/10/13
この日のできごと(何の日)
【タイ・プミポン国王】逝去
病気療養中だったタイのプミポン・アドゥンヤデート国王(ラマ9世)が13日午後、首都バンコクの病院で死去した。88歳だった。在位70年4カ月は世界の現役の国家元首で最長だった。国民から絶大な支持と尊敬を集め、時に政治混乱に直接介入して事態を収拾するなどタイ社会の安定の要として存在感を発揮した。
プラユット暫定首相が同日午後7時(日本時間同9時)から国民向けに緊急テレビ演説し、国王が同日午後3時52分(日本時間同5時52分)に死去したと発表した。プラユット氏は「国家にとって大きな損失だ。永遠に記憶にとどめられるだろう」と述べた。1年間を服喪期間とする。
プラユット氏は後継者について「国王は1972年12月にすでに指名している」と説明。王位継承権1位のワチラロンコン皇太子(64)が跡を継ぐことを示唆した。
暫定議会は13日夜に緊急会合を開いた。政府は経済界に臨時休業などを求めていない。タイ中央銀行も14日に全銀行が通常営業すると発表した。経済活動への影響を最小限に抑えたい政府の意向を示す。
プミポン国王は2014年に胆のう摘出手術を受け、その後は入退院を繰り返した。15年12月に裁判官の就任式典に出席して以来、公の場に姿を現していなかった。《日経新聞》
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【プレイステーションVR】発売開始
ソニー・インタラクティブエンタテインメントは13日、仮想現実(VR)が体験できる「プレイステーション(PS)VR」の販売を開始した。世界42カ国・地域で同日発売となる。世界販売が4千万台を超えるゲーム機「PS4」と組み合わせて遊ぶゴーグル型の端末で、手軽に遊べることから、VRの普及に弾みがつきそうだ。《朝日新聞》
【ボブ・ディランさん】ノーベル文学賞受賞決定
米国のミュージシャンで作詞家のボブ・ディラン(Bob Dylan)さん(75)が、2016年のノーベル文学賞に決まったと13日、スウェーデン・アカデミーが発表した。賞金は800万スウェーデンクローナ(約9400万円)で、授賞式は12月10日、ストックホルムで行われる。米国人のノーベル文学賞受賞は1993年のトニ・モリスン以来で、11人目。
ディランさんは1941年5月24日、米ミネソタ州ドゥルース生まれ。カントリー音楽やブルースの影響下、高校時代から音楽活動を始めた。62年、アルバム「ボブ・ディラン」でデビューした。
63年に出したセカンドアルバム「フリーホイーリン・ボブ・ディラン」には、「風に吹かれて」「戦争の親玉」など、その後も代表曲として歌い続けられる作品が収められ、高い評価を受けた。さらに64年にはアルバム「時代は変わる」を発表。公民権運動やベトナム戦争に揺れる若者たちの心をとらえ、プロテスト・シンガーとして熱狂的な支持を受けた。現在に至るまで精力的なライブ活動を続け、ロック界のカリスマ的な存在であり続けている。《朝日新聞》
【出光・昭和シェル石油】合併が延期に
石油元売り大手の出光興産と昭和シェル石油は13日、来年4月1日に予定している合併を延期すると発表した。出光創業家の賛同が得られず、期日までに間に合わないと判断した。合併方針自体は変更せず、期限を定めないまま、合併に反対している創業家の説得を続ける。だが創業家は協議に応じない姿勢で、実現の見通しが立たない状況に変わりはない。
出光の月岡隆社長、昭和シェルの亀岡剛社長が東京都内で記者会見し、月岡社長が「創業家の理解を得られないままの統合は、新会社の経営安定につながらない」と述べた。月岡社長は「1年以内」に合併を実現する意向を示しつつ、創業家の説得には時間がかかるとの認識も示唆した。《毎日新聞》
【警視庁】「ドラゴンクエストX」で不正行為、SEら書類送検
人気オンラインゲーム「ドラゴンクエストX」で、ゲームサーバーに不正なデータを送信し高性能のレアアイテムを取得する方法を教えたとして、警視庁サイバー犯罪対策課は13日、私電磁記録不正作出・同供用幇(ほう)助容疑で、東京都調布市のシステムエンジニアの男(27)を書類送検した。同課によると容疑を認め、「知識を試したかった」と話している。
オンラインゲームでゲーム展開を有利に作動させる不正操作は「チート行為」と呼ばれている。同課は、男に方法を教わり実際にチート行為を行った高校3年の男子生徒(18)ら男女4人も私電磁記録不正作出・同供用容疑で書類送検した。
同課によると、男はゲーム内でアイテムを高性能化させる「ひっさつ」と呼ばれる技を発動させるデータを解析。このデータを何度もサーバーに送信し、高性能のアイテムを作成していたとみられる。解析はデータ改変ツール「WPE Pro」で行っていた。《産経新聞》
【参院予算委員会】
安倍晋三首相は13日の参院予算委員会で、今国会成立を目指す年金制度改革法案に関し「現役世代の負担能力に応じて給付を行う仕組みだ。年金制度に対する若い世代の信頼を得られる」と述べ、理解を求めた。公明党の平木大作氏から法案の意義を問われ、7分以上にわたって答弁した。野党は、高齢者への年金給付が抑制されるとして「年金カット法案」と名付け、反発を強めている。
首相は、賃金が下がれば年金を減額する仕組みが盛り込まれていることに関し「安倍政権は賃金上昇を含む経済再生に取り組んでいる。賃金が下がり、それに応じ年金が下がることを前提としていない」と述べた。《共同通信》
安倍首相は13日の参院予算委員会で、民進党の蓮舫代表が日本国籍と台湾国籍の「二重国籍」だった問題について、「蓮舫議員ご自身の責任で、国民に対し(説明の)努力を払わなければならない」と述べ、蓮舫氏のこれまでの説明は不十分だとの認識を示した。自民党の三原じゅん子参院議員への答弁で語った。
三原氏は、二重国籍者は原則22歳までに「(日本国籍か外国籍か)いずれかの国籍を選択しなければならない」と国籍法が規定していると指摘。その上で、蓮舫氏は規定を守っていることを証明するため、戸籍謄本を公開すべきだと主張した。日本国籍を取得した場合、その日付が戸籍謄本に記載される。
これに対し、蓮舫氏は13日の記者会見で「法にのっとって適正な手続きをしている」と述べた。戸籍謄本を公開するかどうかは明言しなかった。蓮舫氏は9月13日付で台湾籍放棄の手続きを終えたと説明している。《読売新聞》