平成10142日目
2016/10/14
この日のできごと(何の日)
【富山県議会】補欠選告示
政務活動費の不正取得で計3人が辞職した富山県議会の2選挙区で14日、補欠選挙が告示された。それぞれ新顔3氏が立候補した。辞職した3人は今回立候補を見合わせるが、選挙戦では政活費の不正再発防止、県議会への信頼回復などを巡って議論が展開される見通し。同県知事選と同じ23日に投開票される。
富山市第1選挙区(被選挙数1)では、民進県連代表だった坂野裕一氏が2014~15年に印刷会社の白紙領収書を使って政活費を不正取得したとして9月に辞職。補選には、維新、諸派、自民の3氏が立候補した。維新は富山県の地方議員選で初めての候補者擁立となる。
高岡市選挙区(被選挙数2)では、副議長だった自民の矢後肇氏が書店の領収書を偽造し政活費を不正取得したとして7月に辞職。民進県連代表代行だった山上正隆氏も印刷会社の白紙領収書で政活費を不正取得したとして9月に辞職した。補選には共産、社民、自民の3氏が立候補した。
また、自民県議の死去に伴い中新川郡選挙区でも補選(被選挙数1)があり、自民新顔が無投票当選した。《朝日新聞》
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【永い言い訳】西川美和監督作品公開
【稲田朋美防衛相】靖国参拝「心の問題」
稲田朋美防衛相は14日の記者会見で、中国、韓国両政府が閣僚による靖国神社に反対していることについて「いかなる国であっても、いかなる歴史観を持とうとも、自分の国のために命をささげた方々に追悼の意を表することは国民の心の問題だ」と語った。ただ、自身の参拝については改めて明言を避けた。
17日から始まる靖国神社・秋の例大祭での自身の参拝に関しても問われ、「参拝するかしないかは心の問題で、行くか行かないということは言うべきではない。安倍晋三内閣の一員として適切に判断して行動していきたい」と述べるにとどめた。《産経新聞》
【皇太子殿下】山梨・信玄堤を視察
皇太子さまは14日、山梨県を日帰りで訪れ、戦国武将の武田信玄が20年かけて築いたとされる堤防「信玄堤」や、信玄が水争いをしていた3つの村に平等に水を配るために設けたという伝説が残る利水施設「三分一湧水(さんぶいちゆうすい)」を視察された。
皇太子さまは学習院大在学中から水問題を研究テーマとしており、いずれの場所も時間をかけて熱心にご見学。持参したカメラで何枚も写真を撮影されていた。《産経新聞》
【東京労働局】電通に立ち入り調査
広告大手、電通の女性新入社員(当時24)が昨年末に過労自殺し、労災認定されたことを受け、東京労働局と三田労働基準監督署は14日午後、労働基準法違反の疑いで電通の本社(東京都港区)と支社数カ所に一斉に立ち入り調査に入った。違法な長時間労働が全社的に常態化していた疑いがあるとみて、労務管理の実態を詳しく調べる。
この日の立ち入り調査は、労基法に基づく「特別監督指導」と呼ばれるもので、調査の結果、法令違反が見つかり、悪質と判断されれば刑事事件として立件することができる。今回の労災認定は、過労自殺した新入社員の問題にとどまらず、雇用者の刑事責任が問われる事態に発展する可能性が出てきた。《朝日新聞》
【東京都】「20時完全退庁」スタート
東京都は14日、職員が午後8時までに仕事を切り上げて退庁する「20時完全退庁」の取り組みをスタートした。小池百合子知事が進める働き方の見直しの一環。小池知事は同日の記者会見で「本当は午後6時退庁をやりたかった。長く働くことはいいことだという考え方を改めたい」と強調した。
都庁本庁舎内にあるオリンピック・パラリンピック準備局の男性職員は「2020年東京五輪・パラリンピックの準備が本格化するなかで午後8時までに退庁するのは簡単ではないが、仕事の密度を濃くして勤務時間を短縮したい」と話した。
都職員支援課によると、対象者は災害など緊急時の対応が必要な職員を除く本庁舎勤務の全職員。午後8時以降に勤務を続ける場合は、各局の総務課長に事前申請が必要。職場の電気も15分おきに一斉消灯を繰り返し、帰宅を促す。《日経新聞》
【民進党・蓮舫代表】急きょ新潟入り
民進党の蓮舫代表は14日、新潟県知事選(16日投開票)に出馬した医師の米山隆一氏=共産、自由、社民推薦=を応援するため、新潟市で街頭演説を行い「命を守りたい、子供たちの未来を守りたいという米山氏の熱い思いを昨日電話で聞いて駆けつけた。新潟に恩返ししたいという米山氏をみんなで支えよう」と呼びかけた。民進党は自主投票を決めていたが、米山氏と自民、公明両党が推す前長岡市長の森民夫氏=自民、公明推薦=が激しく競り合う展開となったため、急きょ新潟入りを決めた形だ。民進党からは江田憲司代表代行も14日、同県長岡市に入り、米山氏の応援演説を行った。
民進党の国会議員は選挙戦中盤以降、続々と米山氏の応援に入っている。江田氏は14日の記者会見で、自主投票でありながら党幹部が応援に入ることについて「選挙は勝たなければならない。政治的判断だ」と説明した。
ただ、民進党の地元の支持団体である「連合新潟」は森氏を支持。連合との関係に影響が出るのは確実とみられ、参院を中心に蓮舫氏の突然の応援を批判する声もある。《産経新聞》
【政府】ユネスコ分担金44億円を留保
岸田文雄外相は14日の記者会見で、国連教育科学文化機関(ユネスコ)に対する今年の分担金や、外務省の任意拠出金など計約44億円の支払いを留保していると明らかにした。昨年、ユネスコが「南京大虐殺」関連資料を「世界の記憶」(世界記憶遺産)に登録したことへの反発が背景にあり、登録制度の改善を促す狙いがあるとみられる。歴史問題で対立する中国が、日本批判を強める可能性がある。
外務省によると、ユネスコ分担金の支払いは加盟国に義務付けられている。日本は2016年度予算に約38億5千万円を計上。予算成立後の春に拠出するのが通例だが、10月に入っても支払っていない。《共同通信》
【この日の安倍総理】
モンゴル・エルデネバト首相と会談
安倍晋三首相は14日午後、モンゴルのエルデネバト首相と官邸で会談し、北朝鮮による核実験強行や相次ぐミサイル発射、日本人拉致問題の解決に両国が協力して対応していくことを確認した。
会談で安倍首相は、北朝鮮の核・ミサイル開発について「新たな段階の脅威だ」として、国連安全保障理事会などによる制裁強化の必要性を指摘。拉致問題では、北朝鮮と国交があるモンゴルとの連携に期待を示した。エルデネバト氏は協力していくと応じた。
7月に就任したエルデネバト氏は、初の外遊先として日本を選んだと紹介し、対日関係重視の姿勢を強調した。《日経新聞》
タイ国王死去受け大使館を弔問
安倍晋三首相は14日、タイのプミポン国王死去を受けて都内の同国大使館を弔問した。記帳後、記者団に「我々の祈りと思いはすべてのタイ国民の皆さまと共にある。国父として慕われた国王陛下のお姿をしのびつつ心からご冥福をお祈りしたい」と述べた。《日経新聞》
【タイ・プミポン国王】遺体が王宮へ
13日死去したタイのプミポン国王(88)の遺体は14日、入院先の病院から王宮に移送された。服喪期間に入ったこの日、沿道は黒い服を身につけた人びとで埋まり、手を合わせて国王を見送った。
バンコク西部のシリラート病院を午後4時半(日本時間同6時半)に出発した長い車列は、チャオプラヤ川を渡り、約30分をかけて王宮へ。沿道と王宮前広場は人びとで埋まり、その数は数万人に達した可能性がある。
国王の遺体は王宮内の堂に安置され、王族による遺体に水を捧げる儀式がとりおこなわれた。葬儀をはじめとする今後の日程は、まだ発表されていない。
この日、各自治体などに弔問記帳所が設けられ、訪れる人が絶えなかった。国内だけでなく、世界のタイ大使館にも同様の記帳所が設置された。《朝日新聞》