令和1669日目
2023/11/24
【イスラエル・パレスチナ情勢】
ハマス、第1弾の人質24人解放
イスラエル首相府は24日、イスラム組織ハマスに拘束されていた人質のうち、イスラエル人13人、外国人11人の計24人が解放されたと発表した。25日にも第2弾として十数人が解放される見通し。一方、イスラエルとハマスの合意を仲介したカタールの外務省は24日、イスラエルが拘束していたパレスチナ人の子どもや女性計39人が釈放されたと発表した。
イスラエルのネタニヤフ首相は「われわれは人質全員を取り戻すことを約束する」との声明を発表した。バイデン米大統領は、双方が合意したガザでの4日間の戦闘休止について、延長の可能性は十分あると言及した。
24人は、パレスチナ自治区ガザからエジプトを経由し、イスラエルに戻った。解放されたイスラエル人は2〜85歳の子どもと女性。地元メディアによると、24人はいずれも中部テルアビブやその郊外の病院に搬送され、約50日ぶりに家族との再会を果たした。地元メディアは、うち8人が搬送された病院の院長が「いずれも身体的な問題はない」と語ったと伝えた。《共同通信》
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解放された人質を乗せたヘリコプターが24日夜、イスラエル中部テルアビブ郊外の病院に着陸すると市民から歓声が湧いた。イスラム組織ハマスの人質解放と引き換えにイスラエルもパレスチナ人を釈放。パレスチナ自治区ヨルダン川西岸では花火が上がった。
ヘリが着陸した病院の周辺では、市民がイスラエル国旗を振った。病院側は「子どもたちが快適に過ごせるよう設備を整えている」とコメントした。
テルアビブの広場にも人質家族への「連帯を示す」として数百人が集結した。
ヨルダン川西岸にも大勢の人が集まった。現地からの報道によると、釈放された女性の1人は「釈放を知らされた時は驚いた。家族に会えると思い、うれしかった」と話した。別の女性は「ハマスのおかげで釈放された。ハマスを誇りに思う」と訴えた。
ハマスはパレスチナ自治区ガザで人質を赤十字国際委員会(ICRC)に引き渡した様子とする映像を公開。戦闘員に囲まれる中、女性らがICRCの車に次々と乗り込んだ。《共同通信》
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【東海道新幹線】不審物で運転見合わせ
24日午後8時15分頃、東海道新幹線の豊橋駅に停車中の東京発新大阪行き「ひかり657号」の車内に不審物があると、駅員から110番があった。JR東海によると、東海道新幹線の下り線は東京―米原間で一時運転を見合わせた。
愛知県警豊橋署などによると、車内にあったのは白いビニール袋で、弁当のごみだったという。《読売新聞》
【プロ野球】
日本ハムの吉田輝星投手(22)とオリックスの黒木優太投手(29)のトレードが成立したことが24日、両球団から発表された。
吉田は秋田・金足農高のエースとして2018年夏の甲子園大会で準優勝し、19年にドラフト1位で入団。昨季は主に中継ぎで51試合に登板したが、今季は3試合にとどまっていた。黒木は神奈川・橘学苑高から立正大を経て17年にドラフト2位で入団。今季は12試合に登板して1勝5敗、防御率6.58だった。
吉田は「5年間、優勝に貢献するような活躍ができず申し訳ないし、すごく悔しい。たくさんの方々に支えられて感謝しかありません」とコメントした。《共同通信》
【大相撲】
大相撲九州場所13日目(24日・福岡国際センター)大関霧島は関脇大栄翔をはたき込み、11勝2敗で首位を堅持。平幕熱海富士も高安を押し出し、2敗でトップを守った。3敗が消え、優勝争いは2人に絞られた。霧島と熱海富士は14日目の結びの一番で対戦する。
関脇琴ノ若は竜電に寄り切られて4敗。優勝争いから脱落した。大栄翔は5敗目。大関対決は貴景勝が豊昇龍を突き落として9勝4敗。豊昇龍は5敗目を喫した。関脇若元春は9敗目となった。
十両は琴勝峰と大の里が10勝3敗で首位をキープした。《共同通信》
【J1】
明治安田J1第33節第1日(24日・日産スタジアムほか=2試合)2位の横浜Mは新潟と0―0で引き分け、連勝が3で止まった。勝ち点は64。25日に神戸が名古屋に勝つと、同68となって最終節を前にリーグ初優勝が決まる。
9位の川崎はレアンドロダミアンの2ゴールなどで鹿島に3―0で快勝し、勝ち点47とした。鹿島は6試合白星がなく、同49のまま。《共同通信》
【東京株式市場】
休日明け24日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は続伸した。外国為替市場で円安ドル高が進み、自動車など輸出関連銘柄を中心に買い注文が入った。
終値は休日前22日比173円70銭高の3万3625円53銭。東証株価指数(TOPIX)は12.75ポイント高の2390.94。出来高は約12億2195万株だった。《共同通信》
【立憲民主党・塩村文夏参院議員】「プロレス芸」投稿を撤回
立憲民主党の塩村文夏参院議員は24日、自身のX(旧ツイッター)に投稿した「プロレス芸」との表現を撤回し、謝罪した。プロレスを「芸」とみなしたことに愛好家から批判が続出。プロレス団体「新日本プロレスリング」は投稿の訂正、撤回を求めた。
塩村氏は23日、女性客に多額の借金を負わせる悪質なホストクラブへの対策は「完全に職業差別だ」とする他者の投稿に対し「ひどいデマ。もはや、アンチのプロレス芸」と反論した。
塩村氏は「芸」とみなしたことに関し、X上で「軽率だった」「私の認識がずれていた」と謝罪した。《共同通信》
【中国・李強首相】仏外相と会談
中国の李強首相は24日、北京でフランスのコロナ外相と会談し、直面する地球規模の問題が増え続けているとして「フランスと緊密に協力したい」と述べ、連携を強化していく姿勢を強調した。国営通信新華社が報じた。
李氏は両国関係が安定的に発展しているとの認識を示し「双方が互いの核心的利益と重大な関心に配慮を続ける」と表明した。コロナ氏は、中国との対話を重視するとした上で「中国と共に世界の平和を守り、発展を促進するために大国の役割を発揮したい」と応じた。
王毅外相も24日、コロナ氏と会談した。来年の国交樹立60年を迎えるに当たり、両国関係の強化などについて議論した。《共同通信》
【伊集院静さん】死去
「機関車先生」などの小説やエッセー「大人の流儀」シリーズで人気の作家の伊集院静さんが24日死去した。73歳。山口県出身。告別式は近親者で行う。肝内胆管がんのため治療中だった。
プロ野球選手を目指したが、肘を痛めて立教大の野球部を退部。卒業後は広告代理店勤務を経てフリーの演出家に。多くのテレビCMに関わり松任谷由実さん、松田聖子さんのコンサートを演出。「伊達歩」名義で近藤真彦さんの「ギンギラギンにさりげなく」「愚か者」など歌謡曲の作詞も手がけた。
1981年に短編小説「皐月」で作家デビュー、92年に「受け月」で直木賞を受けた。「機関車先生」で柴田錬三郎賞、直木賞の選考委員も務めた。エッセーも人気で、2011年の「大人の流儀」に始まるシリーズは、ベストセラーとなった。16年紫綬褒章。
芸能界やスポーツ界、経済界の著名人らと交友した。1984年に結婚した俳優の夏目雅子さんが翌年急死。92年に俳優の篠ひろ子さんと結婚した。《共同通信》