令和1668日目
2023/11/23
【プロ野球】阪神、オリックス優勝パレード
プロ野球で18年ぶりにセ・リーグを制覇した阪神とパ・リーグを3連覇したオリックスの優勝記念パレードが23日、神戸市中心部と大阪市のメインストリート「御堂筋」でそれぞれ開かれた。計4回のパレードでは延べ約100万人のファンらが沿道を埋め尽くし、両チームの選手と優勝の喜びを再び分かち合った。
午前は阪神が神戸市、オリックスが大阪市でオープンバスに乗って行進し午後に入れ替わった。
38年ぶりの日本一に輝いた阪神の岡田彰布(あきのぶ)監督は終了後「ありがとうの言葉を聞くと、本当にやったんだなと思う。もう少し優勝の余韻に浸りたい」と感慨深げに振り返った。オリックスの中嶋聡監督は「人の多さにびっくりした。手を振っていただき、ありがたい」とファンに感謝の言葉を述べた。パレードは大阪府や兵庫県などでつくる実行委員会が主催した。《産経新聞》
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【北朝鮮による日本人拉致問題】
北朝鮮による拉致被害者横田めぐみさん=失踪当時(13)=の母早紀江さん(87)と、2002年に帰国した拉致被害者曽我ひとみさん(64)が23日、東京都内の集会で対談した。めぐみさんの思い出を語り合い、日朝首脳会談の早期実現や拉致問題解決に向けた国民の協力を求めた。
めぐみさんは1977年に新潟市で、曽我さんは78年に新潟・佐渡で拉致され、8カ月ほど北朝鮮で一緒に過ごした。曽我さんは、めぐみさんと一緒に歌ったり、アイスクリームを食べたりしたことを紹介。「(めぐみさんは)『お母さん、ずっと元気でいて』と言っていると思う」と語った。《共同通信》
【奥出雲おろち号】ラストラン
1998年にJR木次線で走り始めたトロッコ列車「奥出雲おろち号」が23日、車両の老朽化のため、地元住民や鉄道ファンに見守られながら、ラストランを終えた。車窓から見える四季折々の風景や3段式スイッチバックが人気を集めた。
JR西日本によると、おろち号は主に木次(島根県雲南市)―備後落合(広島県庄原市)間を、春から秋にかけて週末を中心に走ってきた。ディーゼル機関車を含む3両編成で、1両は窓ガラスのないトロッコ車両。開放的な空間で景色を楽しめ、県境付近での3段式スイッチバックがお目当ての乗客も多かった。
2024年度からはおろち号に代わって観光列車「あめつち」が木次線に乗り入れる予定。《共同通信》
【大相撲】
大相撲九州場所12日目(23日・福岡国際センター)大関霧島が関脇琴ノ若との2敗同士の対戦を寄り切りで制し、首位を守った。琴ノ若は3敗目。平幕熱海富士は大関豊昇龍を突き落としで破り、10勝2敗でトップに並んだ。豊昇龍は4敗に後退。
大関貴景勝は関脇若元春を押し出して8勝目を挙げ、勝ち越しを決めた。若元春は負け越し。関脇大栄翔は翠富士を突き倒して勝ち越した。
2敗の霧島、熱海富士を1差の3敗で琴ノ若と平幕一山本が追う展開。十両は琴勝峰と大の里が3敗で首位に並んだ。《共同通信》
【長嶋茂雄さん】東京ドームに登場
昨年9月に脳内出血のため入院した巨人の長嶋茂雄元監督が23日、東京ドームで開かれたファン感謝イベントに登場し、「来年は絶対勝とう。大いに勝とう。勝つ、勝つ、勝つ」と肉声でチームを激励した。
長嶋元監督はイベントの終盤、スーツ姿で車いすに乗ってグラウンドへ現れ、岡本和真内野手ら主力選手と握手を交わした。阿部慎之助新監督から「あの言葉をいただきたい」とお願いされると、監督時代の1994年にシーズン最終戦でリーグ優勝を決めた「10.8」決戦の際にチームを鼓舞したことで知られる「勝つ、勝つ、勝つ」のフレーズを披露した。《共同通信》
【岸田文雄首相】急きょホテル泊
岸田文雄首相は23日夜、急きょ公邸を出て近くのホテルに宿泊した。首相周辺は「公邸の設備に不具合が生じた。これ以上の具体的な理由は安全上言えない」と説明している。公邸は1929年に完成した旧官邸を改修。2005年から公邸として使用している。
首相は23日午後、村井英樹官房副長官らと公邸で24日の衆院予算委員会対応などを巡り打ち合わせた。皇居で新嘗祭神嘉殿の儀に参列後、午後8時に公邸に戻った。その約1時間半後にホテルに移動した。《共同通信》
【ウクライナ侵攻】
南部集落に攻撃、3人死亡
ウクライナ南部ヘルソン州のプロクジン知事は23日、ロシア軍が同州の集落チョルノバイウカを攻撃し、3人が死亡、5人が負傷したと発表した。クラスター(集束)弾が使われた可能性があり、住宅や商業施設計60棟が被害を受けたという。プロクジン氏は通信アプリに、割れた窓ガラスや血痕が飛び散る民家の室内の映像を投稿した。
ヘルソン州の検察は23日、州都ヘルソンに砲撃があり、15歳と11歳の兄妹が負傷したと明らかにした。ロシア軍は占領するドニエプル川東岸からヘルソンに攻撃を続けている。《共同通信》
【イスラエル・パレスチナ情勢】
ガザで空爆、多数死傷
パレスチナ通信は23日、パレスチナ自治区ガザ中部や北部ジャバリヤで同日、イスラエル軍機による空爆があり、数十人が死傷したと伝えた。イスラエルとイスラム組織ハマスが合意した4日間の戦闘休止を控え、軍は地上侵攻したガザで激しい攻撃を続けている。
国連によると、軍が戦車で包囲したガザ北部ベイトラヒヤのインドネシア病院周辺に21日深夜、激しい攻撃があり、約60人が死亡したとの情報がある。この攻撃前に病院からは患者ら約500人が南部に退避した。
ガザ市にある地区最大のシファ病院からは22日、負傷者ら190人が退避した。《共同通信》
ガザ戦闘、初の休止へ
カタール政府は23日、パレスチナ自治区ガザでのイスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘の休止が24日午前7時(日本時間同日午後2時)から始まると発表した。双方が合意した休止期間は4日間。その間にハマスが拘束する人質のうち50人を解放する。第1弾として女性と子ども計13人を24日午後4時ごろに解放する予定。10月7日にハマスの奇襲攻撃で戦闘が始まって以来、休止は初めて。
ガザ北部に地上侵攻するイスラエル軍は23日夜も攻撃を続けた。双方が合意を履行するかどうかが焦点となる。ハマスの人質解放に伴い、イスラエルも拘束するパレスチナ人の一部を釈放する見通し。
ハマスは、ガザ北部の難民キャンプの学校が23日夜に攻撃を受け、多数の死傷者が出たと発表した。イスラエル軍報道官は同日夜「ガザ北部の制圧は長い戦争の最初の段階に過ぎない。われわれは次の段階に備えている」と述べた。
戦闘休止はガザ全域が対象。休止とともに人道支援物資の搬入が始まる。人質解放には赤十字国際委員会が協力する。 《共同通信》