令和1352日目

2023/01/11

この日のできごと(何の日)

【日英首脳会談】

岸田首相は11日午後(日本時間11日深夜)、ロンドン市内の世界遺産「ロンドン塔」で英国のスナク首相と会談した。会談後、両首脳は自衛隊と英軍が共同訓練をしやすくする「円滑化協定」(RAA)に署名。両国の安全保障協力の深化に加え、経済分野での連携強化も確認した。

会談の冒頭、岸田首相は「日本と英国は特別な戦略的なパートナーとして、力を合わせて国際社会の課題に取り組む責任を担っている」と述べた。スナク氏は「日英関係はかつてなく緊密だ。私どもはG7(先進7か国)を中心に前進しなければならない」と語った。昨年末に改定された日本の新たな国家安全保障戦略を「歓迎する」とした。

両首脳は昨年11月、インドネシアでの主要20か国・地域(G20)首脳会議で立ち話をしたが、本格的な対面会談は初めて。日本のRAA締結はオーストラリアに続き2か国目となる。《読売新聞》

岸田文雄首相とスナク英首相との会談は、英国有数の観光名所で世界遺産の「ロンドン塔」で開かれた。首脳会談はロンドン市内の首相官邸で行われることが多く、異例の選定。日本政府筋は「英国側が『おもてなし』として持ちかけてきた。歓迎の証しだ」と説明した。会談後、岸田氏はスナク氏の案内でロンドン塔を視察した。

ロンドン塔は11世紀に建設が始まり、数々の政治犯などが投獄された場所として知られる。王冠をはじめ王室ゆかりの品々も保管されている。《共同通信》

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【大相撲】

大相撲初場所4日目(11日・両国国技館)大関貴景勝は元大関の御嶽海を押し出し、3勝1敗とした。

4関脇は豊昇龍が玉鷲を寄り切り、三役以上でただ一人の4連勝。若隆景は大栄翔の押しに屈し、2敗目を喫した。元大関の高安は翔猿を突き出して初白星を挙げた。大関復帰を狙う正代は先場所覇者の阿炎に突き出されて3敗目。阿炎は4連勝とした。

小結対決の2番は若元春が明生を押し出して初日を出し、霧馬山は琴ノ若をすくい投げで下して3勝目。明生、琴ノ若は4連敗となった。《共同通信》

【栃木県警】警官2人がパワハラ

栃木県警機動警察隊の男性警察官2人が、昨年10月の国体警備の慰労会を兼ねた飲み会で、10人近くの男性部下に対し、それぞれ暴行を加えたり、全裸にして写真撮影したりした疑いがあることが11日までに、県警関係者への取材で分かった。1人は頭部にけがをした。県警はパワーハラスメント事案として調査するとともに、暴行容疑などでの立件の可能性も含めて捜査している。

関係者によると、暴行したのは、いずれも30代の警部補と巡査部長。昨年10月中旬、宇都宮市内の飲食店で開かれた飲み会で、暴言や暴行を繰り返した疑いが持たれている。

2人はそれぞれ、隊員1人のTシャツを引き裂いた後、全裸にさせて写真撮影したり、手や楽器で殴打したり、顔に膝蹴りしたりしたとみられる。巡査部長に殴られた1人は頭部打撲のけがを負ったという。

飲み会は夕方から深夜まで二つの店で開かれ、十数人が参加していた。参加者の中では警部補の階級が最も上だった。昨年10月、被害者の1人が申告して、明らかになった。

県警はパワーハラスメントの疑いがある事案として調査を開始。立件の可能性も含めて当時の詳しい状況を捜査している。

機動警察隊はパトカーによる巡回で事件・事故の初動活動や交通の指導取り締まりなどを行っている。42年ぶりに栃木県で開かれた「いちご一会とちぎ国体」では会場周辺の警備業務などを担当するなどしていた。《下野新聞》

【ファーストリテイリング】人材確保へ賃上げ拡大

「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングが11日、国内従業員の年収を最大で約4割上げると発表した。物価高に直面する従業員の生活に配慮しつつ、優秀な人材を確保する狙いだ。キヤノンが今月に事実上のベースアップ(ベア)を実施するなど賃上げの動きが拡大する一方、新型コロナウイルス感染拡大の影響が残る企業は慎重な姿勢を崩しておらず、業種間の差も目立つ。

岸田文雄首相が経済界に物価上昇率を超える賃上げを求める中、円安で業績が押し上げられた大企業などでは賃上げを実施したり、検討を表明したりするケースが相次いでいる。《共同通信》

【東京株式市場】

11日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は4営業日続伸し、終値は前日比270円44銭高の2万6446円00銭だった。産業用ロボット大手の安川電機が前日発表した2022年3〜11月期連結決算で中国向けの受注が好調だったため、中国景気が回復するとの見方が広がった。今春闘での賃上げ機運の高まりも期待された。

東証株価指数(TOPIX)は20.37ポイント高の1901.25。出来高は約10億5800万株。《共同通信》

【COVID-19】

国内で11日、新たに520人の新型コロナウイルス感染者の死亡が報告された。1日当たりの公表数としては、5日の498人を超えて過去最多となった。感染者は新たに20万3361人を確認した。

死者の内訳は福岡45人、愛知32人、大阪31人など。感染者は東京1万6772人、愛知1万5918人、大阪1万4024人などだった。

厚生労働省によると、全国の重症者は前日より9人増えて665人となった。

北海道や秋田などが過去に公表した感染者数を、群馬と兵庫が死者数をそれぞれ修正した。《共同通信》

新型コロナウイルス感染者の半数以上が感染1年後も何らかの後遺症があると訴えたとの調査結果を、大阪公立大病院の井本和紀医師らのチームが11日発表した。重症者だけでなく軽症者も同様の傾向で、井本医師は「若年層など重症化する可能性が低い人でも感染に注意が必要だ」と話した。

調査は2020年の1年間に府内の5病院で治療を受けた感染者285人が対象で、1年後の後遺症の有無などを尋ねた。56%に当たる160人が倦怠感など何らかの後遺症があると回答した。

症状は他に味覚・嗅覚の異常や抜け毛、睡眠障害など。調査結果は英科学誌サイエンティフィックリポーツに掲載された。《共同通信》

中国政府は11日、日本と韓国に対し、第三国へ向かう乗り継ぎ時に中国に一時入国できるビザ(査証)の発給手続き停止を発表した。新型コロナウイルス感染が急拡大する中国からの入国者に対し日韓が強化した水際対策への追加の対抗措置。

中国外務省の汪文斌副報道局長は11日の記者会見で、日本でのビザ発給手続き停止措置は「完全に正当で合理的だ」と述べた。

汪氏は、ビザ発給停止は日韓への対抗措置だとの認識を示した上で「中国国民の正当な権益を守り、国家間の正常な往来や協力の環境を維持するため、対等な措置を取った」と説明した。《共同通信》

世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は11日の記者会見で、新型コロナウイルス感染症による死者が依然として毎週約1万人報告されていることを「受け入れられない」として被害の深刻さを強調した。「中国での新型コロナによる死者が過少報告されていることを踏まえると、確実に低い見積もりだ」として、中国の情報提供の正確性に改めて疑問を呈した。

昨年12月に中国で感染を徹底して抑え込む「ゼロコロナ」政策が破綻して以降、WHOは中国から報告される感染者や死者を巡るデータの信ぴょう性に疑義を示してきた。《共同通信》

【日米両政府】安全保障協議委員会

日米両政府は11日(日本時間12日)、外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)を米ワシントンで開いた。日本が保有を決めた反撃能力(敵基地攻撃能力)について議論。中国や北朝鮮の軍事動向をにらみ、日米の対処力強化を確認する。協議成果をまとめた共同文書を発表する予定。日本の国家安全保障戦略など安保関連3文書改定後、初の担当閣僚間協議となる。

安保分野での日米2プラス2は、テレビ会議形式で開いた2022年1月以来で、日本側は林芳正外相と浜田靖一防衛相、米側はブリンケン国務長官とオースティン国防長官が出席した。《共同通信》

【高橋幸宏さん】死去

「イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)」のドラマーを務め、数々のバンドやユニットで活躍したミュージシャンの高橋幸宏さんが11日午前5時59分、脳腫瘍により併発した誤嚥性肺炎のため死去した。70歳。東京都出身。

1972年、加藤和彦さん率いる「サディスティック・ミカ・バンド」に参加。欧州でも人気を得た。78年に細野晴臣さん、坂本龍一さんと共にYMOを結成して、バンドの代表作「ライディーン」を作曲するなどし、世界中にテクノブームを巻き起こした。《共同通信》



1月11日 その日のできごと(何の日)