令和1160日目
2022/07/03
この日のできごと(何の日)
【KDDI】障害最大3915万回線
KDDIは3日、2日未明に全国で発生した携帯電話の通話やデータ通信が利用しにくくなる障害の影響が、最大3915万回線になると発表した。復旧作業は3日午後5時半ごろに終えたが、発生から40時間を超えても完全に復旧しない異例の事態となった。
総務省は電気通信事業法上の「重大な事故」に当たると認識しており、同社からの報告を踏まえて行政指導を検討する。
KDDIは3日、東京都内で障害発生後初となる記者会見を開いた。高橋誠社長は「社会インフラを支え、安定したサービスを提供する立場の通信事業者として、深く反省している」と陳謝した。
KDDIによると、障害は2日午前1時35分に発生。設備の交換作業で不具合が生じ、音声通話の交換機に通信の異常な混雑が起きた。交換機の処理負担を減らすため通信量を絞ったことで、通話やデータ通信がつながりにくい状況になったという。復旧作業終了後も通信量を絞って検証作業を行っており、最終的な復旧宣言はしていない。
「au」、割安プラン「povo(ポヴォ)」、「UQモバイル」など個人や法人の携帯電話回線のほか、あらゆるモノをインターネットにつなげる企業のIoT機器向けサービスなどに広く影響が出た。KDDIは個人や法人の利用者への補償を検討するという。
金子総務相は3日に臨時の記者会見を開き、KDDIの通信障害について「重大な事故に該当すると認識している」とし、「関係法令に基づきしかるべき対応をとっていきたい」と述べた。
電気通信事業法などは、利用者3万人以上が消防や警察への緊急通報を1時間以上できなくなった場合などを「重大な事故」と位置づけている。携帯大手の重大な事故としては、ソフトバンクで2018年に起きた通信障害(約3060万回線に影響)を上回り、過去最大級となる可能性がある。《読売新聞》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【日本列島】東北・関東など猛暑続く
日本列島は3日も高気圧に覆われ、東北や関東を中心に気温が上がった。気象庁によると、福島県伊達市では37.7度を観測。東京都心も35.3度まで上がり、統計のある1875年以降最長の、9日連続での35度以上の猛暑日に。全国914観測点のうち、過半数の469地点で30度以上の真夏日となった。
4日は高気圧の張り出しが弱まる上に、台風4号が5日に九州に近づく影響で大気が不安定となり、西日本から東日本にかけて雨や曇りが多くなるとみられ、暑さは和らぐ見込み。
都心の猛暑日はこれまで2015年7月31日から8月7日にかけての8日連続が最長だった。《共同通信》
【プロ野球・3日】
西0―3ソ
ソフトバンクの石川が1安打に抑えて2年ぶりの完封で3勝目。テンポ良く内外角に制球して的を絞らせなかった。打線は一回に周東の3号ソロで先制。三回には周東と牧原大の連続適時打で2点を追加した。西武は打線が沈黙した。
3―7オ
オリックスが一回に安達、中川圭らの適時打で3点を先制。七回に安達の適時打、九回に吉田正の3点二塁打で加点した。2番手の黒木が4年ぶりの白星。日本ハムは七回に清宮が自己最多8号ソロを放つも、救援陣が粘れなかった。
ロ1―14楽
楽天が今季最多の21安打で14得点し連敗を3で止めた。一回に銀次の適時二塁打で先制し三回に島内の犠飛で加点、五回に小深田の適時三塁打など打者一巡で5点を加えた。早川が7回1失点で5勝目。ロッテは連勝が4で止まった。
中0―3神
阪神の才木が丁寧に低めを突き、5回を無失点で3季ぶりの登板を白星で飾った。打線は二回に大山の2ランで先制し、続く三回に中野のソロで加点。継投で反撃を許さなかった。中日は7回を3失点と粘った柳を援護できなかった。
ヤ11―D4
ヤクルトは一回に山田の適時打、青木の2点適時打、中村の2ランで5点を先行し、二回に山田の適時二塁打、四回に青木のソロと着実に加点した。初先発の小沢が5回3失点でプロ初勝利。DeNAは京山が二回途中6失点と崩れた。
広5―7巨
巨人が打ち勝ち、連敗を3で止めた。3―3の七回に坂本が2打席連続本塁打の2ラン。追い付かれても八回に吉川が勝ち越し二塁打を放ち、九回は丸がソロで突き放した。6番手の高梨が2勝目。広島は救援陣が総崩れだった。《共同通信》
【ゴルフ】
資生堂レディース最終日(3日・神奈川県戸塚CC=6570ヤード、パー72)首位で出た青木瀬令奈が6バーディー、3ボギーの69で回り、通算14アンダー、274で逃げ切って今季初勝利、ツアー通算3勝目を挙げた。賞金2160万円を獲得した。
2位でスタートした吉田優利や菊地絵理香、64をマークした黄アルム(韓国)が2打差の2位。山下美夢有ら5選手がさらに1打差の5位で続いた。《共同通信》
【バドミントン】
バドミントンのマレーシア・オープンは3日、クアラルンプールで各種目の決勝が行われ、男子ダブルスで保木卓朗、小林優吾組(トナミ運輸)がインドネシアペアを2―1で下し、優勝した。
男子シングルスの桃田賢斗(NTT東日本)は東京五輪覇者で世界ランキング1位のビクトル・アクセルセン(デンマーク)に0―2で敗れ、準優勝だった。《共同通信》
【COVID-19】
国内で3日、新たに2万3299人の新型コロナウイルス感染者が確認された。前週の同じ曜日と比べて約9千人増えた。都道府県別では東京3788人、大阪2010人、福岡1271人など。死者は宮城と兵庫などで計5人の報告があった。
厚生労働省によると、重症者は前日から6人増え61人となった。
熊本で過去に公表した感染者の取り下げがあった。《共同通信》
【中国・王毅外相】ミャンマー訪問
中国の王毅国務委員兼外相はミャンマーを訪問し、中部のバガンで3日、国軍が外相に任命したワナマウンルイン氏と会談した。王氏のミャンマー訪問は国軍によるクーデター後、初めて。混乱が続くミャンマー情勢について、国内で「理性的な協議を続け、政治的和解を実現するよう期待する」と表明。経済面で両国の実務協力を強めると述べた。中国外務省が発表した。
王氏はミャンマーからの農産品輸入や、金融協力を拡大すると強調。新型コロナウイルスの感染対策を徹底した上で、直行の旅客便も増やすとした。《共同通信》
【デンマーク】首都で銃撃
デンマークの首都コペンハーゲンのショッピングセンターで3日午後、銃撃事件があり、警察は数人が死亡し、実行犯として22歳のデンマーク人の男を拘束したと明らかにした。負傷者も複数いる。警察はテロの可能性も排除できないとして動機などの捜査を進めている。英メディアが報じた。
警察は使用された武器の種類や、単独犯かどうかなど詳細は明らかにしなかった。
英メディアは、店内から走って逃げ出す買い物客らの様子や、担架で救急車に搬送される人の姿を報じた。目撃者の話によると、パニックで泣き叫ぶ人もいたという。
【水泳・世界選手権】
水泳の世界選手権最終日は3日、ブダペストで行われ、男子高飛び込みの玉井陸斗(JSS宝塚)と、女子シンクロ板飛び込みの金戸凜(セントラルスポーツ)三上紗也可(日体大)組がそろって、飛び込みの日本勢で初の銀メダルをつかんだ。
前回大会まで日本の最高成績は、2001年大会で男子3メートル板飛び込みの寺内健(ミキハウス)らが獲得した銅メダル。飛び込み日本勢の通算メダル数は4個になった。
15歳の玉井は日本勢最年少での表彰台。
今大会の日本勢は競泳、アーティスティックスイミングと合わせ、07年大会の過去最多に並ぶ13個のメダルを獲得した。《共同通信》
【F1】
自動車のF1シリーズ第10戦、英国グランプリ(GP)は3日、英国のシルバーストーンで決勝が行われ、ポールポジションから出たフェラーリのカルロス・サインツ(スペイン)がF1初勝利を挙げた。13番手から出たアルファタウリの角田裕毅は14位だった。
スタート直後に多重クラッシュが発生し、角田も巻き込まれた。約1時間の中断を経てレースが再開されると入賞圏内まで順位を上げたが、同僚のピエール・ガスリー(フランス)との接触などにより後退した。《共同通信》
【MLB】
米大リーグは3日、各地で行われ、エンゼルスの大谷はヒューストンでのアストロズ戦に「3番・指名打者」で出場し、4打数1安打1打点だった。チームは2―4でサヨナラ負けし、3連敗。アストロズ投手陣に計20三振を喫した。
レッドソックスの沢村はカブス戦で2―1の五回から2番手として登板し、2回を2安打無失点だった。
【ウクライナ侵攻】
ルガンスク州「制圧」宣言
ロシアのショイグ国防相は3日、プーチン大統領に対し、ウクライナ東部ルガンスク州で同国軍が最後の防衛拠点としていたリシチャンスク市と隣接地域を制圧し、同州を「解放した」と報告した。国防省が通信アプリで発表した。ガイダイ州知事も同市を「ロシアが確保した」と通信アプリに投稿し、陥落を認めた。
ロシアは東部ドンバス地方(ルガンスク、ドネツク両州)の全域支配を目指しており、東部を巡る攻防は重要局面を迎えた。ロシア軍は今後、ドネツク州への攻勢を強めるとみられる。
豪首相、キーウ訪問
オーストラリアのアルバニージー首相は3日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)近郊のブチャなど3カ所を訪問し、ロシア侵攻による被害を視察した。オーストラリアメディアが報じた。オーストラリアは協力枠組み「クアッド」で日本や米国、インドと連携関係にある。
アルバニージー氏は、攻撃を受けた住宅や、破壊された空港を見て回ったという。
これに先立ちアルバニージー氏は、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議が行われたマドリードと、パリを訪問。ウクライナ行きの日程は公表していなかった。《共同通信》