平成1632日目

平成5年6月27日(日)

1993/06/27

【東京都議選】日本新党が躍進

東京都議会議員選挙の開票は27日午後8時までに42選挙区の64開票所で始まり11時すぎには総定数128の全議席が決まった。

日本新党は公認20人と推薦7人(民社党2人、無所属5人)が当選、改選前2議席を大幅に伸ばす大躍進を果たし、都議会第三党に躍り出た。佐川急便事件、金丸巨額脱税事件や分裂ショックに揺れる自民党は改選前の42議席から2議席増にとどまり、20議席減らした前回に続いて低迷。社会党は議席を3倍増させた前回と一転、改選前の32議席から14議席にちょう落、惨敗を喫した。公明党は組織力を生かして25人が全員当選、共産党は改選前と同じ13議席。民社党は2議席減らしたが、推薦2人を含めると4議席の現状維持。

日本新党は9選挙区でトップ当選を果たし社会党支持層からも票を集め、杉並選挙区で一挙に2議席を獲得するなど都議選初挑戦で勝利を手にした。自民党は日本新党の勢いに押される形で厳しい戦いを強いられ、現職の都議会議長も落選した。社会党はリクルート、消費税の追い風が止まった今回は浮動票を引き付けることができず、公認14、推薦を合わせても18議席にとどまり、都本部委員長、書記長も落選した。公明党は手堅い選挙戦が功を奏し25人全員が当選。42の全選挙区に候補を立てた共産党は改選前と同数の12人が議席を得た。民社党は公認2人、諸派は社会党推薦などの3人、無所属は日本新党、社会党推薦などの7人がそれぞれ当選した。

自民党離脱組では鳩山前文相系の新人が当選したが、新生党の公認1人と系列の候補2人はいずれも敗退した。前回、17人が当選した女性は社会党4、共産党、諸派各3、日本新党1の計11人にとどまった。

今回の都議選は告示日と衆院解散が重なり、各党とも総選挙を強く意識して政治改革を最大の争点に国政選挙並みに取り組んできた。しかし、改革論議をめぐる不透明さや身近なテーマを欠いたためか、有権者の関心は低く、投票率は前回を7.31ポイント下回る過去最低の51.43%にとどまった。《共同通信》



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【尼崎市議会議員選挙】前職8人落選

議員全員の不正出張の責任を取り、自主解散した兵庫県尼崎市議会(定数52)の出直し選挙が27日投票、即日開票され、不正に絡んだ前職の8人が落選する一方、議会刷新などを訴えた市民派や日本新党が躍進した。不正追及の中心だった市民グループも6人中4人が当選した。

市議選レベルで初めて本格参入した日本新党は、解散直前の支部設立だったが10人中8人が当選、総選挙にも大きな影響を与えそう。

保守系最大会派の明政会の当選者は9人で5人が落選、公明は5人、共産が7人、社会6人、民社4人が当選した。新旧別では新人34人、前議員17人、元議員2人。89人が立候補、うち新人は、市民グループや日本新党など63人が出馬、当選者も新人が上位を占めた。

政治改革論議のうねりの中で同市議選は、前議員の再出馬の是非や議会改革が争点となった。このため、前職は「おわび」や「反省」を繰り返し、従来の支持者、後援会固めに必死だったが、政治浄化を求める有権者の目は厳しかった。《共同通信》

【非自民5党首】連立政権樹立に合意

新生党の羽田党首と山花社会、石田公明、大内民社、江田社民連の各野党委員長・代表は27日昼、都内のホテルで会談し、抜本的政治改革に向けて自民党に代わる連立政権樹立を目指すことで合意した。焦点の外交、防衛など国の基本政策についてはこれまでの政府の政策を継承することにした。これにより7月4日公示の総選挙は「非自民連立勢力による政権交代」の是非を最大の争点として戦われることが一段と明確になった。

合意事項には「新しい政治」との表現で自民党単独政権に代わる連立政権を目指すことが盛り込まれ、賛同する各党による連絡協議会で本格的な連立政策のすり合わせを開始することで一致した。

5党首会談の合意事項は①抜本的な政治改革を実現、新しい政治を目指し、選挙協力する②外交・防衛など国の基本政策を継承、軍縮と国際社会に信頼される国造りを行う③この合意に賛同する政党の参加を求め、連絡協議会を設置する—の3
点。また党首クラスによる「協議会議長団」選挙担当や実務者による「連絡調整会議」を設置、具体的な選挙協力などについて協議していくことも確認した。

会談後の共同記者会見で5党首は選挙後に自民党と連立する考えはないとそれぞれ明言。羽田氏は日本新党や「新党さきがけ」にも参加を呼び掛ける意向を示す一方、「自民党の中にも一本気で政治を変えたいと思っている人には参加を呼び掛けたい」と述べ、自民党内の改革推進派の参加を促した。

基本政策の継承問題について山花氏は社会党のこれまでの連立政権方針に沿うものだと説明。合意事項の中に同党が重視する「世界の平和と軍縮」を盛り込んだことを強調した。《共同通信》

【ゴルフ・岡本綾子選手】涙の日本一

日本女子オーブンゴルフ選手権最終日(27日・東名古屋CC=6266ヤード、パー72)通算イーブンパーの一288で終了した岡本綾子と村井真由美のプレーオフになり、1ホール目でバーディーを奪った岡本がパーの村井を振り切り、11度目の出場で初優勝した。賞金は1080万円。今季初勝利で国内37勝目、海外を含めると55勝になる。

通算2アンダーの首位でスタートした岡本、村井、木村敏美に、1打差の塩谷育代が終盤、接戦を展開。ともに1バーディー、3ボギーのみで終了した岡本、村井が抜け出しプレーオフになった。 1打差の3位に塩谷と木村、通算3オーバーの5位に小林浩美と服部道子が入った。ベストアマチュアは通算1オーバー8位の井上陽子(専大)が初めて獲得。

その瞬間、岡本は涙を抑えることができなかった。1975年に初出場して以来、ようやくつかんだ日本一のタイトル。「一つ勝つのが簡単じゃなくなっている。まして40歳を過ぎて(42歳)この大会に勝てるなんて…」。自分の力と、タイトルの重みを十分に知っているベテランならではの言葉だ。

かつての勢いと力でねじ伏せる勝ち方ではなかった。1番(パー5)こそ、第3打を30センチにつけるスーパーショットを放ったが、バーディーはこれ一つ。我慢のゴルフが続く中で、勝利につながる1打が12番(パー3)で出た。右バンカーからの第2打はグリーンをオーバーし、深いラフに入った。「試合を投げ出したくなった」と思わずつぶやいてしまったほどの失敗。しかし、今週は何を目的にプレーしているのか思い直したサンドウエッジの第3打。落ちてから下りスライスのラインを勢いよく転がりカップに沈んだ。外れていればず、るずる後退しかねない場面だった。

「米ツアーで賞金女王になった時より喜びは大きい。歴代優勝者にせん望もあったし、いつかは、勝てるだろうとは思っていたが…」。この1勝の意味は大きい。《共同通信》



6月27日のできごと