平成1660日目

1993/07/25

この日のできごと(何の日)

【後藤田正晴副総理】総裁選出馬「1%もない」

持病の糖尿病治療のため18日から三井記念病院(東京都千代田区)に入院していた後藤田副総理兼法相は25日午前、一週間ぶりに退院した。

同日午前10時、病院玄関に元気そうな姿を見せた同氏は、報道各社のインタービューに答え、自民党総裁選への出馬の可能性について「100%のうち1もない。99%ありません。残りの1%もない。ゼロだ。それは時代感覚がおかしい」と明確に否定した。

党内若手などからの出馬要請についても「僕のような高齢の者が表舞台に出ていくという時代感覚では駄目だ。やはり変革の時はそれにふさわしい体力、気力がおういつした人、つまり世代交代ということだ」などと世代交代の必要性を強調した上で「(高齢者は)世代交代、改革に取り組む人に協力するという立場に徹するのが本当だ」と述べ、総裁選に意欲を見せる派閥領袖の動きもけん制した。

日本新党やさきがけを「後藤田氏なら引き寄せられる」との意見には「そういうタクティクス(戦術)の問題ではない」と厳しく批判、自民党下野論については「党がどう生まれ変わるようなことをやるかどうか。総裁選が党改革、政治改革の第一歩で、ここをきちっとやればおのずと道は通ずるのではないか」との見方を示した。《共同通信》

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【WBAジュニアフライ級タイトル戦】細野雄一選手、戴冠ならず

世界ボクシング協会(WBA)ジュニアフライ級タイトルマッチ12回戦は25日、韓国・慶州の現代ホテル内特設リングで行われ、挑戦者で同級7位の細野雄一(角海老宝石)はチャンピオンの柳明佑(韓国)に0−3の判定で敗れ、WBAストロー級に続き二度目の世界挑戦に失敗した。柳は昨年11月に井岡弘樹(グリーンツダ)から奪回したタイトルの初防衛、通算では18度目の防衛に成功した。

細野は1回、右アッパーを柳のボディーに決め有利に滑り出したが、回を追ってベテラン柳の“ソナギ(夕立)パンチ”といわれるスピードと手数に押された。10回のボディー攻撃も通じず、試合終了。3人のジャッジがいずれも8、9ポイントの大差で柳の勝利と採点した。《共同通信》

【F1・ドイツGP】決勝

自動車フォーミュラワン(F1)シリーズ第10戦のドイツ・グランプリ(GP)は25日、ホッケンハイム(1周6.815キロ)で行われ、ウィリアムズ・ルノーのアラン・プロスト(フランス)が1時間18分40秒885で優勝、4連勝で今季7勝目(通算51勝)を挙げた。

プロストはポールポジションからのスタートに遅れたが、ヒルが残り2周で後輪左のタイヤがパンクするアクシデントに見舞われ、逆転した。2位にはベネトン・フォードのミヒャエル・シューマッハー(ドイツ)が入り、3位はリジェ・ルノーのマーク・ブランデル(英国)が入った。今季3勝のアイルトン・セナ(ブラジル、マクラーレン・フォード)は1周目のシケインでプロストに接触しそうになってスピーンし、最下位の26位から懸命に追い上げ、4位に入った。ティレル・ヤマハの片山右京とフットワーク無限の鈴木亜久里は、ともに途中リタイアした。《共同通信》

【故・石原裕次郎さん】七回忌法要

昭和62年に52歳で亡くなった映画俳優、石原裕次郎さんの七回忌法要が25日、横浜市鶴見区の総持寺で営まれ、全国から集まった約3万8000人のファンが、献花や記帳をした。

境内には、この日のためにアジサイやランの花で裕次郎さんの愛艇のヨットをかたどった巨大な献花台が設置された。雨の中、ヨットの帆の部分に掲げられた裕次郎さんの遺影を前に、午前9時から女性ファンらが次々に菊の花を供えた。《共同通信》



7月25日 その日のできごと(何の日)