令和1073日目
2022/04/07
この日のできごと(何の日)
【藤子不二雄Ⓐさん】死去
「オバケのQ太郎」や「忍者ハットリくん」「笑ゥせぇるすまん」などの作品で知られ、日本を代表する人気漫画家の藤子不二雄Ⓐさんが川崎市の自宅で死去したことが7日、分かった。88歳。氷見市出身。同市名誉市民。
1952(昭和27)年春に高岡高を卒業後、上京するまで1年9カ月間、富山新聞社で学芸部記者などとして勤務し、生前、「人間の面白さを学んだ記者の経験が漫画家としての土台になった」と話していた。
小学校で出会った藤子・F・不二雄さん=1996年死去=と共に、手塚治虫さんに憧れて漫画家を目指し、54年に上京。「藤子不二雄」の共同ペンネームを使って二人三脚で創作、64年に「週刊少年サンデー」で連載を始めた「オバケのQ太郎」が大ヒットした。
その後も藤子Ⓐさんが「忍者ハットリくん」「怪物くん」を、藤子Fさんが「ドラえもん」をそれぞれ手がけ、2人で人気漫画家として不動の地位を築いた。
「忍者ハットリくん」「怪物くん」などが代表作で、テレビアニメやドラマになった。「笑ゥせぇるすまん」「魔太郎がくる‼」など人間の欲望や心の闇をテーマにした作品も多い。
少年ゴルファーを描いた「プロゴルファー猿」や、藤子Fさんや東京のアパート「トキワ荘」の仲間と過ごした青春時代を振り返る自伝的漫画「まんが道」でも知られる。
藤子Fさんとのコンビは87年に解消。藤子不二雄Ⓐを名乗り、創作活動を続けた。2005年日本漫画家協会賞文部科学大臣賞受賞。08年旭日小綬章。
神奈川県警によると、7日午前8時40分ごろ、藤子Ⓐさんが自宅で倒れていると通報があり、その後、死亡が確認された。 藤子スタジオは「これまで応援いただいた読者の皆様、関係者の皆様に深く感謝申し上げます」、小学館コミック局は「先生のご功績に対して、心からの敬意と感謝とともに、謹んで哀悼の意を表します」とのコメントを発表した。
富山新聞で今年元日から今月2日まで、藤子Ⓐさんの富山新聞社時代を題材にした連載「記者Ⓐ」を計88回掲載した。《北國新聞》
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【プロ野球・7日】
ソ7―3オ
ソフトバンクは1―2の六回に押し出し四球で追い付き、さらに1死満塁で松田の3点三塁打で勝ち越し。七回にも2点を加えた。レイが七回途中3失点にまとめて今季初登板で白星を挙げた。オリックスは救援陣が崩れた。
ヤ3―11中
中日2年目の高橋宏が投打に活躍し、プロ初勝利を挙げた。打っては0―1の二回に逆転の2点打を放ち、6回を3失点にまとめた。打線は4本塁打などで2桁得点と活発で、2カード連続で勝ち越した。ヤクルトは投手陣が崩れた。
広9―2巨
広島は2―2の二回に併殺打の間に勝ち越し、四回に長野が適時二塁打。七回には守備の乱れに乗じ4点を加えた。玉村が7回2失点で今季初勝利。巨人は今季初の同一カード3連戦負け越し。堀田はプロ初黒星を喫した。《共同通信》
阪神―DeNA、コロナで延期
プロ野球阪神は7日、兵庫県西宮市の甲子園球場で予定されていたDeNA3回戦の延期を発表した。DeNAの選手らに新型コロナウイルス感染者が相次いだため。
DeNAによると牧秀悟内野手、戸柱恭孝捕手、倉本寿彦内野手、山下幸輝内野手、浜口遥大投手、神里和毅外野手、斎藤隆チーフ投手コーチとスタッフ3人がPCR検査で7日に陽性判定を受けた。一部に鼻づまりなどの症状があるという。
石田健大投手、大田泰示外野手、桑原将志外野手は濃厚接触の疑いがあり、自主隔離中。6日には柴田竜拓内野手が陽性判定を受けた。
試合開始予定の午後6時まで2時間を切っての決定で、代替日は未定。《共同通信》
【大阪市中央区】金券ショップに車突っ込む
7日午後3時ごろ、大阪市中央区の南海電鉄難波駅前の金券ショップに同市西淀川区の自営業男性(32)が運転する軽乗用車が突っ込んだ。南署によると客の女性ら3人が重軽傷を負った。現場は繁華街・ミナミの高島屋大阪店の近くで人通りも多く、騒然となった。
車は店舗前の交差点で停車中、男性の様子を確認しようと助手席の母親が運転席側に回り込んだ直後、急発進したという。母親は「息子に持病がある」と話しており、署は自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いも視野に男性から詳しい状況を聞いている。
署によると、客の女性が右脚を骨折する大けがを負い、女性従業員と男性の母親が軽傷。《共同通信》
【東京株式市場】
7日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は大幅続落した。終値は前日比461円73銭安の2万6888円57銭で、約3週間ぶりに2万7000円を割り込んだ。米国の金融引き締めが想定以上に加速し、市中に出回る資金が減少するとの警戒感が広がった。
東証株価指数(TOPIX)は30.01ポイント安の1892.90。出来高は約11億8800万株。《共同通信》
【COVID-19】国内新規感染5万4995人
国内で7日、新たに5万4995人の新型コロナウイルス感染者が報告された。都道府県別では東京8753人、大阪4673人、埼玉3847人など。岩手と福島は過去最多を更新。死者は大阪21人、東京と神奈川で各6人など計69人が確認された。
厚生労働省によると、全国の重症者は494人で前日より14人減った。
過去に公表された感染者について、千葉や兵庫、熊本などで取り下げがあった。《共同通信》
接種会場に侵入の疑い、4人逮捕
東京都渋谷区にある新型コロナウイルス感染症のワクチン接種会場に押し入ったとして、警視庁は7日、建造物侵入容疑で千葉県市川市、職業不詳A容疑者(64)ら男女4人を現行犯逮捕した。ワクチン接種に反対する団体のメンバーとみられる。
逮捕容疑は7日午前11時ごろ、子ども向けの接種会場となっていた渋谷区内のクリニックに押しかけ「ワクチン接種は犯罪。院長と話をさせて」などと言って待合室に侵入した疑い。
団体はホームページで「神真都Q」と自称。「コロナウイルスは存在しない」などと主張し各地で街頭活動をしている。《共同通信》
【ウクライナ侵攻】
国連人権理からロシア追放
国連総会(193カ国)は7日、ロシアによるウクライナ侵攻を巡る緊急特別会合を再開し、国連人権理事会におけるロシアのメンバー資格を停止する決議案を採択した。賛成は日米英など93、反対はロシアや中国、北朝鮮など24、棄権はインドなど58。安全保障理事会常任理事国の人権理メンバー資格停止は初めて。決議はロシアによる組織的な人権侵害や国際人道法違反が報告されていることに「重大な懸念」を表明。民間人殺害が次々と明らかになる中、人権理からのロシア追放が決まった。
過去に人権理メンバー資格を停止されたのは2011年に停止されたリビアの1例しかない。《共同通信》
G7、ロシアの「大虐殺」非難
先進7カ国(G7)は7日(日本時間同)、ベルギー・ブリュッセルで外相会合を開催した。ロシア軍が撤退したウクライナの首都キーウ(キエフ)近郊ブチャなどでの残虐行為を「大虐殺」と強く非難する共同声明を発表。戦争犯罪者の責任を追及すべきだとして、国際刑事裁判所(ICC)の捜査を支援すると表明した。ロシアが核兵器や化学兵器など大量破壊兵器を使用した場合は「深刻な結果をもたらす」と警告した。
侵略をやめるまで国際社会と共に追加制裁を実施する方針も確認した。共同声明はブチャなどでの大虐殺は「国際法と人権の深刻な侵害リストに刻まれる」と指摘。
米長官、ロ軍が拷問、レイプと非難
ブリンケン米国務長官は7日、ロシア軍が侵攻したウクライナの首都キーウ(キエフ)近郊ブチャなどで「(市民を)レイプ、殺害、拷問したとの確かな報告が増えている」と述べ、残虐行為があったと非難した。「歴史の審判から逃れられないようにする」と強調し、責任を追及する考えを示した。訪問先のブリュッセルで記者会見した。
ブリンケン氏は、ブチャでロシア兵が住民を広場に集めた上で、若者をひざまずかせて後ろから頭を銃で撃ち「これはごみだ。ごみを浄化するためにわれわれは来た」と語ったとする目撃者の証言を紹介した。《共同通信》
EU、ロ石炭禁輸で合意
欧州連合(EU)各国は7日、ウクライナに侵攻したロシアからの石炭の輸入禁止を柱とする追加制裁に合意した。EU議長国のフランスが発表した。EUが侵攻を巡ってエネルギー産業を対象にした初の制裁となる。石炭の輸入額は年間40億ユーロ(約5400億円)相当に上る。制裁は8日にも発動する見通し。
石炭のほかに55億ユーロ相当に上る原材料などのロシアからの輸入や、ハイテク製品など100億ユーロ相当のロシアへの輸出を禁止。《共同通信》
【MLB】
米大リーグは7日、各地で開幕し、エンゼルスの大谷はアストロズ戦に先発投手兼1番指名打者(DH)で出場した。投手で4回2/3を投げて4安打1失点、打者としては4打数無安打。チームは1―3で敗れ、大谷に黒星がついた。
カブスに新加入の鈴木は本拠地シカゴでのブルワーズ戦に6番右翼で初出場し、メジャー初安打となる左前打を放った。チームは5―4で勝った。
パドレスのダルビッシュはダイヤモンドバックス戦に先発し、6回無安打無失点と好投したが、チームは2―4で逆転サヨナラ負け。
パイレーツの筒香はカージナルス戦に4番一塁で3打数2安打。チームは0―9で敗れた。《読売新聞》
【ひろさちやさん】死去
仏教の教えを分かりやすく説いた著作で知られる宗教評論家ひろさちやさんが7日、肝臓がんのため東京都の自宅で死去した。85歳。大阪市出身。
東京大大学院でインド哲学を学んだ。仏教思想に軸足を置きながら、人生をより楽に生きるこつを読者に説いた「『狂い』のすすめ」がベストセラーとなった。「仏教に学ぶ老い方・死に方」「捨てちゃえ、捨てちゃえ」「釈迦物語」など多くの著作で仏教を易しい言葉で伝えた。
気象大学校教授、宗教文化研究所の所長を務め、幅広く講演活動も行った。《共同通信》