令和773日目
2021/06/11
この日のできごと(何の日)
【政府】「共産党は破防法対象団体」
政府は11日の閣議で、共産党は「破壊活動防止法(破防法)に基づく調査対象団体だ」とする答弁書を決定した。日本維新の会の鈴木宗男参院議員の質問主意書に答えた。
鈴木氏は、月刊「正論」7月号の特集「日本共産党に騙されるな」で、作家の佐藤優氏と公安調査庁の横尾洋一次長が「革命路線に変わりなし」と題して対談したことを受けて、共産党と破防法の関係や暴力革命の方針をめぐる認識について質問した。
答弁書は共産党について「日本国内において破防法に規定する暴力主義的破壊活動を行った疑いがあり、いわゆる『敵の出方論』に立った暴力革命の方針に変更はないものと認識している」と説明した。政府は3月にも同様の答弁書を閣議決定している。
共産党の志位和夫委員長は3日の記者会見で、佐藤氏と横尾氏の対談について「使い古されたデマの蒸し返しという内容だ」「国会の場でも論戦で決着をつけている。まったく事実無根だ」と述べていた。
鈴木氏は11日、自身のブログなどに「共産党がここ数年、ソフト路線、イメージ選挙をアピールしているが、閣議決定の答弁書では、本質は何ら変わっていないと断じている」「答弁書を共産党はどう受け止めるのだろうか。国会でのやり取りより、閣議決定の上、決裁された文書による回答の重みをよく考えるべきではないか」と記した。《産経新聞》
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【東京株式市場】
11日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は反落した。米国の景気回復への期待から買い注文が入る一方、米長期金利の低下に伴い金融関連株などに売りが目立った。
終値は前日比9円83銭安の2万8948円73銭。東証株価指数(TOPIX)は2.71ポイント安の1954.02。出来高は約12億2115万株だった。《共同通信》
【COVID-19】
国内新規感染1937人
国内の新型コロナウイルス感染者は11日、44都道府県と空港検疫で新たに1937人確認された。死者は64人で、重症者は前日から73人減って942人になった。重症者が1000人を下回るのは4月30日以来。
東京都では新たに435人の感染が確認された。1日当たりの感染者は1週間前から37人減り、29日連続で前週の同じ曜日を下回った。直近1週間の平均新規感染者数は386・4人で、前週(455人)の84・9%となった。
都によると、この日は70〜90歳代の男女8人の死亡が確認された。重症者は前日比4人減の51人。また、インド型(デルタ型など)の変異ウイルスのクラスター(感染集団)が発生した中学校で、新たに3人の感染が判明。この中学校の生徒やその家族らへの感染は計14人となった。《読売新聞》
【プロ野球交流戦・11日】
オ4−0広
オリックスが4連勝で3位浮上、交流戦で単独首位に立った。山本は七回まで走者を一人も許さず、8回2安打無失点で6勝目。6連続を含む15三振を奪った。打線は七回に杉本の2点打などで3点先取し、八回も加点。広島は5連敗。
西5−6中
中日が7年ぶりの交流戦勝ち越しを決めた。三回に大島の適時打などで2点を先行し、四回に2失策に乗じて3点、七回も失策で1点を加えた。大野雄は7回3失点で3勝目。西武は守備が乱れ、終盤の追い上げも届かなかった。
ロ1−5巨
巨人が連敗を4で止めた。1−1の八回にウィーラーの適時二塁打で1点を勝ち越すと岡本和の17号2ランと若林の適時打でこの回4点を奪った。メルセデスが7回1失点で2勝目。ロッテは勝率が5割に逆戻りし、4位に転落した。
日0−4D
DeNAが快勝した。一回にオースティンの2ランで先制。三回と五回にはともに佐野の犠飛でリードを広げた。浜口が的を絞らせず4安打に抑えて2年ぶりの完封で4勝目を挙げた。日本ハムは今季3度目の4連敗を喫した。
楽2−3神
阪神が逆転で4連勝。0−2の五回に糸井の適時打で1点差に迫り、六回にマルテが2点本塁打を放った。青柳は低めの変化球が切れ、8回2失点で5勝目。スアレスが2年連続で20セーブに到達した。楽天は涌井が失投を痛打された。
ソ0−1ヤ
ヤクルトは二回に村上の2戦連発となる19号ソロで挙げた1点を守り切った。6回6安打無失点の石川が2連勝で2勝目を挙げた。ソフトバンクは打線が終盤の好機を生かせず、今季4度目の零敗。8回1失点の石川が5敗目を喫した。《共同通信》
【山口俊投手】巨人入団会見
巨人に米球界から2年ぶりに復帰した山口俊投手が11日、リモートで入団記者会見に臨み「優勝が一番の目標。しっかり貢献できるようにという気持ちが大きい」と決意を語った。来年までの2年契約で、今季の年俸は3千万円プラス出来高払い。背番号は99に決まった。
今季はメジャーに昇格できなかったが、米国での2年間を「これからの野球人生で経験、体験できないことを学べた」と前向きに捉えた。5日に帰国して今は新型コロナウイルス感染拡大防止のために隔離期間中。少しでも早い1軍登板を目指し「体の状態は万全。後は結果として示していければ」と意気込んだ。《共同通信》
【オリックス・宮城大弥投手】丸刈りに
オリックスの宮城大弥投手(19)が丸刈りに変身した。11日、球団のSNSでお披露目され、試合前練習でグラウンドに姿を見せた。ユーチューブチャンネル「BsTV」で「髪ってる⁉ 驚きのビフォアアフター」と題し「また一から頑張ります。応援よろしくお願いします」と丸めた頭でペコリ。前日に後輩の中川拓真に刈ってもらったというが、短くしすぎたらしく、中川はツイッターで「すいません。宮城さん」と〝謝罪〟している。
ゲン担ぎに髪を伸ばし続けて5連勝し、往年のマスコット「ネッピーに似ている」とファンの間で話題になっていた。2日の阪神戦で初黒星を喫し、9日の巨人戦で6勝目を上げたところで断髪に踏み切った。
ネッピーから高校球児のような頭になってしまったが、周囲からは「野球小僧のような坊主頭が宮城らしくていい」「今どき珍しい純朴さがある。かわいい」とこれまた大好評だった。《東京スポーツ》
【大相撲・朝乃山関】6場所出場停止に
日本相撲協会は11日、東京都内で臨時理事会を開き、協会が定めた新型コロナウイルス対策のガイドラインに違反した大関朝乃山(27)=富山県出身、高砂部屋=に6場所出場停止と6カ月の報酬減額50%の処分を科すと決めた。
大相撲名古屋場所(7月4日初日・ドルフィンズアリーナ)はかど番のため、大関からの陥落が事実上決定。処分期間が来年5月の夏場所まで及ぶ異例の厳罰で、番付は三段目あたりまで大きく落ちる見通し。
朝乃山は5月21日付で引退届を提出し、八角理事長(元横綱北勝海)預かりになっている。今後、迷惑を掛ける行為があった場合、協会は受理する見込み。
◇
スポーツニッポン新聞社は11日、日本相撲協会がコロナ感染対策として協会員の外出を規制していた期間中に、大関朝乃山とキャバクラに通っていた東京本社編集局元記者(44)=東京本社付=について、10日付で諭旨解雇処分としたと発表した。
同社は第三者の弁護士を中心とした調査を実施。元記者は事実隠蔽のために朝乃山に口裏合わせを提案し、協会による事情聴取に対して朝乃山が当初、虚偽の内容を述べていたことが判明したとした。「一連の行動が著しく倫理に反するだけでなく、感染防止の観点でも不適切だと判断した」と説明した。2人は2019年の北海道巡業の頃に親しくなったという。《共同通信》
【柔道・世界選手権】第6日
柔道の世界選手権第6日は11日、ブダペストで男女各1階級が行われ、女子78キロ級は2015年覇者で26歳の梅木真美が3位決定戦でウクライナ選手に一本勝ちし、銅メダルを獲得した。男子100キロ級の飯田健太郎は3回戦で敗退。
16年リオデジャネイロ五輪代表の梅木は1回戦から3試合連続一本勝ちだったが、準決勝でアナマリア・ワーグナー(ドイツ)に優勢で敗戦。女子78キロ級の日本勢は2大会ぶりの優勝を逃した。
18年アジア大会王者で23歳の飯田は2回戦で一本勝ちしたが、世界ランキング1位で17、18年銀メダルのバルラム・リパルテリアニ(ジョージア)に優勢で屈した。《共同通信》
【改正国民投票法】成立
憲法改正手続きに関する改正国民投票法は11日の参院本会議で、自民党や立憲民主党などの賛成多数により可決、成立した。改憲の是非を問う国民投票の利便性を向上させるため、駅や商業施設でも投票できる「共通投票所」の導入など公選法に規定済みの7項目を新設する内容。国民投票運動の際の政党スポットCMやインターネット広告の規制を巡り、施行後3年をめどに必要な措置を講じる旨の付則も盛り込まれた。
2018年の提出から8国会にわたって継続審議となっていたが、今国会で与野党が付則を加える修正で合意した。《共同通信》
【立憲民主党・枝野幸男代表】五輪、1年延期か中止が必要
立憲民主党の枝野幸男代表は11日、日本外国特派員協会で記者会見し、東京五輪・パラリンピックについて「1年延期か中止という選択をIOC(国際オリンピック委員会)と交渉すべきだ」と述べた。延期が選択肢となる理由として「新型コロナウイルスワクチンの効果が間違いなく表れることが期待される」と指摘した。
同時に「出入国の権限は日本政府が持っている。強引にでも止めることは可能だ。権限を背景に交渉すればまだ間に合う」と強調。五輪開催で国内の人流が増えるとして「8月、9月に感染爆発が生じる恐れが非常に高い」とも語った。《共同通信》
【米中外相会談】
ブリンケン米国務長官と中国外交担当トップの楊潔篪共産党政治局員が11日、電話会談した。ブリンケン氏は新疆ウイグル自治区での人権侵害や台湾への圧力を批判した。楊氏は台湾問題は「中国の核心的利益」だと強調し、米側に適切に対処するよう警告。米側が新型コロナウイルスの中国科学院武漢ウイルス研究所漏えい説を言い立てているとして不満を表明した。
新華社電によると、楊氏は「断固として国家主権と領土を防衛する」と述べた。今月にはコロナワクチン輸送のため米議員が軍用機で訪台するなど、バイデン政権が台湾への関与を深めていることを中国は警戒している。《共同通信》
【コーンウォール・サミット】開幕
先進7カ国首脳会議(G7サミット)が英コーンウォールで11日午後(日本時間同日夜)に開幕した。議長のジョンソン英首相は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を「決して繰り返してはならない」と決意表明。経済を確実に回復させると強調した。2022年末までに流行を終息させるために、ワクチンを最低計10億回分、世界に供与することで合意を目指す。G7サミットの対面開催は約2年ぶり。
バイデン米大統領が初参加し、コロナ禍で苦境にある発展途上国の経済回復支援を主導。自由や民主主義といった普遍的価値を共有するG7の指導力をアピールする。《共同通信》
◇
菅義偉首相は11日午前(日本時間同日夜)、英南西部コーンウォールで開かれる先進7カ国首脳会議(G7サミット)開幕に先立ち、議長を務めるジョンソン英首相と会談した。英政府によると、ジョンソン氏は東京五輪・パラリンピック開催への支持を表明し、安全な大会を実現しようとする日本の努力を歓迎した。両首相の対面での会談は初めて。
ジョンソン氏は5月の電話会談でも菅首相に開催支持を表明している。菅首相はG7サミットの議長を務めるジョンソン氏と、サミット成功に向けた連携を確認したとみられる。《共同通信》
【MLB】
米大リーグは11日、各地で行われ、エンゼルスの大谷がフェニックスでのダイヤモンドバックスとの交流戦に「2番・投手」で先発し、5回を5安打2失点、8三振3四死球、2ボーク1暴投で勝敗が付かず3勝目はならなかった。
六回から右翼の守備に就き、打撃は4打数2安打1打点で七回の守備からベンチに退いた。チームは延長十回、タイブレークの末6−5で4連勝とした。
レッドソックスの沢村はブルージェイズ戦で1−3の六回途中に登板、2/3回を1安打1失点。チームは6−5でサヨナラ勝ち。
レッズの秋山はロッキーズ戦で2打数無安打。チームは11−5で勝った。《共同通信》
【サッカー・欧州選手権】開幕
サッカーの欧州選手権は11日、ローマで開幕して1次リーグA組の1試合が行われ、イタリアが3−0でトルコに快勝し、白星発進した。後半にオウンゴールで先制し、インモビレとインシニェの得点で突き放した。
今大会は広域開催でアムステルダムやミュンヘンなど各国の11都市が舞台。1次リーグは24チームがA−F組に分かれ、各組2位までと3位の成績上位4チームがベスト16による決勝トーナメントに進む。決勝は7月11日(日本時間12日)にロンドンで行われる。
新型コロナの影響で1年延期された大会は、各会場で収容率に差があるものの観客を入れて行われる。《共同通信》