令和774日目

2021/06/12

この日のできごと(何の日)

【香港】周庭氏、出所

2019年6月の香港警察本部包囲デモを巡り、昨年12月に無許可集会扇動罪などで禁錮10月の実刑判決を受けて服役していた民主活動家、周庭氏が12日、出所した。関係者によると、模範囚として刑期を短縮された。ただ昨年8月に香港国家安全維持法(国安法)違反の疑いで逮捕、保釈されており、今後国安法違反罪で起訴される可能性は残っている。

白いTシャツにマスク姿の周氏は、午前10時(日本時間同11時)ごろ、刑務所の車両に乗って出てきた。門の前で出迎えの白いワゴン車に乗り換えたが、詰め掛けた報道陣には何も語らなかった。昨年11月23日から収監されていた。

2019年の香港の警察本部包囲デモを巡る実刑の刑期を終え出所した民主活動家、周庭氏(24)は12日、刑務所に詰めかけた報道陣に何も語らず、その後、インスタグラムに「休みたい」と投稿した。周氏は昨年8月に香港国家安全維持法(国安法)違反の疑いで逮捕、保釈されており、今後、香港当局に同法違反罪で起訴される可能性が残る。出所後も国安法の影がつきまとい、自由が制限されているとみられる。

周氏の弁護士は12日、共同通信の取材に「国安法で起訴されるかどうかはまだ分からない」と述べた。保釈条件である警察への定期的な出頭は、今後も求められる見通しだ。《共同通信》

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【COVID-19】

国内新規感染1944人

国内の新型コロナウイルス感染者は12日、43都道府県と空港検疫で新たに1944人が確認された。東京都では30日ぶりに前週の同じ曜日を上回った。全国の死者は55人、重症者は890人だった。

都内の新規感染者は467人で、1週間前から31人増えた。直近1週間の平均新規感染者数は390・9人で、前週(440・3人)の88・8%となった。都の担当者は「人出が増加し、減少傾向が弱まっている」としている。

都内の重症者は前日から5人減って46人、40〜80歳代の男女8人の死亡が確認された。

大阪府では126人の感染が判明した。死者は12人だった。《読売新聞》

【プロ野球交流戦】オリックス、11年ぶりの優勝

2年ぶりに開催されたプロ野球の「日本生命セ・パ交流戦」は12日、首位オリックスが広島に3−2で勝ち、優勝の可能性が残っていた中日、DeNA、楽天が敗れたため、11年ぶり2度目の優勝が決まった。オリックスには賞金3千万円が贈られる。

交流戦は16日に全日程が終了し、セ、パ両リーグ同士の対戦は18日から再開する。《共同通信》

オ3−2広

オリックスが1分けを挟んで5連勝。二回は2死満塁から福田の三塁打で3点を先制。田嶋が5回4安打無失点で3勝目。六回以降は小刻みな継投でしのぎ、平野佳が5セーブ目。広島は好機であと一本が出ず、6連敗を喫した。

西7−3中

西武が一回に6点を挙げて主導権を握った。呉念庭の適時内野安打で先制し、スパンジェンバーグの3点三塁打などで一気に畳み掛けた。今井は走者を背負いながらも粘って7回2失点で4勝目。中日は先発の岡野が立ち上がり乱れた。

ロ4−11巨

巨人が4月27日以来の2桁となる11得点で快勝した。一回に岡本和の3ランで先制。三回には岡本和の19号3ランと中島の4号3ランなど7連続長短打で7点を奪った。戸郷は7回2失点で6勝目。ロッテは4月16日以来の借金1。

楽1−9神

阪神が5連勝で2017年以来の交流戦勝ち越し。四回に大山の8号2ランで先制し、六回は佐藤輝の16号ソロで加点。九回は打者一巡で6得点した。伊藤将が7回1失点で5月8日以来の4勝目。楽天の田中将は7回3失点で4敗目。

ソ2−4ヤ

ヤクルトは六回に山田のソロ、七回に中村の適時打で2−2とし、八回に山田の2打席連続本塁打となる2ランで勝ち越した。7回2失点の小川が5連勝で6勝目。ソフトバンクは柳田のソロなどで先行したが、投手陣が粘れなかった。

日4−3D

日本ハムが連敗を4で止めた。四回に暴投と石川亮の適時打で2点を先制。五回に高浜の適時二塁打、六回に西川の適時打で加点した。池田が六回途中まで1失点で4月22日以来の3勝目。DeNAは打線が追い上げたが及ばなかった。《共同通信》

【柔道・世界選手権】第7日

柔道の世界選手権第7日は12日、ブダペストで男女各1階級が行われ、男子100キロ超級は影浦心(日本中央競馬会)が決勝でタメルラン・バシャエフ(ロシア連盟)に優勢勝ちして初出場優勝を果たした。同級では2003年の棟田康幸以来12大会ぶりの日本勢制覇。

女子78キロ超級は18年覇者で24歳の朝比奈沙羅(ビッグツリー)が決勝で初出場の冨田若春(コマツ)を指導3の反則勝ちで下し、2大会ぶり2度目の頂点に立った。

個人戦の男女7階級を終え、日本勢の金メダルは女子が3個、男子が2個。東京五輪日本代表は出場していない。《共同通信》

【テニス・全仏オープン】第14日

テニスの全仏オープン第14日は12日、パリのローランギャロスで行われ、女子シングルス決勝で世界ランキング33位のバルボラ・クレイチコバ(チェコ)が第31シードのアナスタシア・パブリュチェンコワ(ロシア)を6―1、2―6、6―4で破り、四大大会初優勝を果たした。優勝賞金140万ユーロ(約1億8600万円)を獲得した。

ノーシードで25歳のクレイチコバはチェコ勢で1981年大会のハナ・マンドリコワ(当時チェコスロバキア)以来、40年ぶりの頂点に立った。13日の女子ダブルス決勝で2000年のマリー・ピエルス(フランス)以来の単複2冠を目指す。《共同通信》

【東京五輪】トランスジェンダー選手出場へ

国際重量挙げ連盟(IWF)は11日、東京五輪の出場権獲得選手を発表し、女子87キロ超級で、性別適合手術で男子から女子に性別を転換したローレル・ハバード(ニュージーランド)が入った。トランスジェンダーの選手が五輪に出場するのは初めてとなる。

43歳のハバードは、2013年に性別適合手術を受けるまでは男子として競技をしていた。今後、ニュージーランド・オリンピック委員会が、付与された出場権の行使を確認するなどの手続きを経て正式決定となる。

ライバルとなる一部選手からは、同選手の身体的優位性を指摘し「競技が公平でなくなる」といった不満も出ている。《共同通信》

【MLB】

米大リーグは12日、各地で行われ、マリナーズの菊池はクリーブランドでのインディアンス戦に先発して7回を3安打無失点、6三振3四球と好投した。チームが九回に同点とされたため、勝敗は付かず、4勝目はならなかった。チームは延長十回、4−5でサヨナラ負けした。

エンゼルスの大谷は指名打者制を採用しないダイヤモンドバックスとの交流戦で4−6の八回に代打で出場し、1打数1安打で4試合連続安打を記録した。守備には就かず、チームは8−7で勝って5連勝。

レッズの秋山はロッキーズ戦で出場機会がなかった。チームは10−3で勝ち、勝率5割とした。《共同通信》

【コーンウォールサミット】

菅義偉首相は12日、英コーンウォールサミットの会場でバイデン米大統領と協議した。東京五輪・パラリンピックについて「感染対策を万全にし、安全安心な大会を実現する」と述べ、新型コロナウイルス対策を徹底する考えを強調。バイデン氏は首相を支持すると明言した。

首相はG7首脳声明の取りまとめに関し、4月の日米首脳会談の成果を踏まえて「力強いメッセージを発出すべきだ」として、日米で緊密に連携したいと伝えた。バイデン氏は「完全に同じ立場だ。首相と共に議論をリードしたい」と応じた。

両首脳は、自由で開かれたインド太平洋を実現する重要性でも一致した。《共同通信》

バイデン米大統領は12日、先進7カ国首脳会議(G7サミット)出席のために訪れている英南西部コーンウォールで、フランスのマクロン大統領と就任後初めて直接会談した。G7の枠組みなどによる新型コロナウイルスワクチンの供給を通じ、パンデミック(世界的大流行)の終息を目指すことを確認した。

米政府によると、中国やロシアへの対応を含む重要な外交課題での協力についても意見交換した。気候変動対策では、英北部グラスゴーで11月に開かれる国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)で「野心的な成果」を出す努力を続けることを申し合わせた。

菅義偉首相は12日午前(日本時間同日夕)、英南西部コーンウォールでドイツのメルケル首相と会談し、インド太平洋地域における協力強化を確認した。菅首相は、ドイツ海軍が今夏に計画する同地域への艦艇派遣を歓迎。メルケル氏も「ドイツにとっても重要な地域だ」と応じ、安全保障分野を含めて両国間の連携を深めたいとした。

両首相の対面会談は初めて。会談時間は25分間だった。日本はドイツ海軍の艦艇派遣を機に自衛隊との共同訓練など防衛協力を進めたい考えだ。

両首相は中国を含む東アジア情勢、ロシアなどに関しても意見交換した。



6月12日 その日のできごと(何の日)