平成10947日目
2018/12/28
この日のできごと(何の日)
【防衛省】“レーダー照射”動画を公開
防衛省は28日、韓国海軍の駆逐艦が石川県・能登半島沖の日本海で海上自衛隊のP1哨戒機に火器管制レーダーを照射した問題で、哨戒機が撮影した当時の映像を公表した。韓国側がレーダー照射の事実を否定することから、自衛隊の対応の正当性を示すために公表に踏み切った。
映像は13分7秒。20日午後3時ごろ、駆逐艦がP1に対して武器使用の前提となる火器管制レーダーを照射した際のもので、通常の警戒監視のために撮影したとしている。情報保全の観点から位置情報など一部の音声が消されているが、赤字で「火器レーダー探知」と点滅させるなどの字幕を入れたほかは処理されていない。
防衛省は28日、公表したものと同じ映像を在京の韓国大使館を通じて韓国側に提供した。
映像によると、P1は5キロと8キロの距離から2回照射されている。P1は最初の照射を受け、回避のため右に旋回して距離をとった。状況確認のためもう1度近づいたところで再び照射を受けた。
映像にレーダー音は入っていないが、レーダーの電波を音に変換してヘッドホンで聞いていたP1の乗組員が反応する様子が出ていた。また照射時間については、防衛省によると「それぞれ数分間」に及んだ。自衛隊幹部は「意図的な照射であることは明白だ」と指摘する。
映像には、P1から駆逐艦に対し「韓国海軍艦艇、艦番号971」と英語で計3回呼びかけ「貴艦の行動の目的は何か」とレーダー照射の意図を確認する場面も収められている。駆逐艦からの応答はなかった。韓国側は「通信強度が微弱で『コリアコースト』という単語だけを認知した」としているが、そうした場面はなかった。
また、韓国側はP1が駆逐艦の真上を低空で通過する「異例の飛行」を行ったとも主張しているが、P1は駆逐艦との間に一定の距離と高度をとっていた。防衛省は「国際法や国内関連法令で規定されている高度と距離以上で飛行した」と説明している。
岩屋毅防衛相は28日の記者会見で、映像公表の目的について「海自が国際法に従い、適切な行動をとっていたことを国民に理解してほしい」と語った。「大事なことはこの種の事案が二度と起こらないことだ。防衛当局間の意思疎通や交流を前向きに進めていきたい」とも述べ、再発防止を訴えていく考えも示した。《産経新聞》
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【韓国・国防省】防衛省の映像公開に深い憂慮と遺憾を表明
韓国海軍駆逐艦からレーダー照射を受けた海上自衛隊の哨戒機が撮影した当時の映像を、防衛省が公開したことについて、韓国国防省は「深い憂慮と遺憾を表明する」との立場を発表した。
同省は「韓国駆逐艦は正常な救助活動中で、『日本の哨戒機に追跡レーダーを運用していない』との事実に変わりはない」と主張。「救助活動に集中していた韓国軍に対し日本の哨戒機が低空危険飛行したことは、友邦として非常に失望する」と従来の立場を繰り返し日本を批判した。
さらに、「公開映像は一般常識的な側面から、日本側の主張への客観的な証拠とはいえない」とし、「日本側は国際法と兵器システムに対する正確な理解を基に協議に臨まねばならないのに、一方的な内容の映像を公開し事実関係をごまかしていることは遺憾だ」と公開映像に反論した。
一方で、「韓国は日本側のこうした残念な態度にもかかわらず、韓日国防協力を未来志向的に発展させねばならないという立場に変わりはない。日本側は韓国と軍事的な友好協力関係を維持するという精神を堅持すべきだ」と日本の態度軟化を求めた。《産経新聞》
【東京株式市場・大納会】7年ぶりに前年割れ
東京株式市場は28日、平成30年最後の取引となる大納会を迎え、日経平均株価は前年末より2750円17銭安い2万14円77銭で取引を終えた。2年連続で2万円台を維持したが、前年割れは7年ぶりで、安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」が始まってからは初めて。下げ幅はリーマン・ショックのあった20年以来の水準となった。
今年の平均株価は米国を中心とした好調な世界経済を背景に、昨年末終値よりも700円超の上昇でスタート。一時は約27年ぶりの高値をつける場面もあったが、米金利上昇や米中貿易摩擦などを理由に、1日の下げ幅が1千円を超えることもあるなど、年間を通して荒い値動きとなった。年間の出来高は3592億4237万株、売買代金は641兆8436億円で11年ぶりの高水準だった。《産経新聞》
【自由党】玉城デニー氏後継に屋良朝博氏
自由党沖縄県連は28日、来年4月21日投開票の衆院沖縄3区補欠選挙で、玉城デニー知事の後継候補として元沖縄タイムス社会部長で新人の屋良朝博氏(56)を擁立すると発表した。屋良氏は出馬要請を受諾した。「オール沖縄」の支援を受けるため無所属で出馬するが、当選すれば自由党に所属する見通し。
屋良氏は28日、沖縄市内で記者団に対し、米軍普天間飛行場(宜野湾(ぎのわん)市)の名護市辺野古移設について「反対だ。普天間をどうするか、議論の余地はたくさんある」と述べた。自由党の小沢一郎代表は同日、立憲民主党の長妻昭代表代行、国民民主党の玉木雄一郎代表、共産党の小池晃書記局長と個別に会談し、屋良氏への支援を要請。各党は前向きに返答した。
沖縄3区補選では、自民党県連が島尻安伊子元沖縄北方担当相(53)を擁立する方針を決めている。《産経新聞》
【サッカー・小笠原満男選手】引退会見
サッカーの元日本代表で、今季限りで現役引退を表明したJ1鹿島のMF小笠原満男(39)が28日、茨城県内で記者会見を行い、「試合に出る機会が少なくなり、ピッチでチームを勝たせることができなくなった。まだまだサッカーをやりたいのが正直な気持ちだが、身を引き時かなと思った」と話した。
1998年に岩手・大船渡高から鹿島入り。メッシーナ(イタリア)でプレーした1年を除き、選手生活の大半を鹿島で過ごした。歴代6位のJ1通算525試合に出場し、69得点を記録した。
会見では、チームメートの曽ケ端ら同世代のことに話が及ぶと涙ぐむ場面もあった。今後は未定だが、「鹿島に恩返ししたい気持ちは強い。欧州や南米のクラブから学んでみたい」と話した。《産経新聞》
【サッカー・長谷部誠選手】凱旋
サッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会で日本代表の主将を務めた長谷部誠選手(34)(独・フランクフルト)が28日、出身地である静岡県藤枝市を訪れ、市を挙げての応援に感謝の気持ちを伝えた。
この日は藤枝総合運動公園サッカー場でイベント「長谷部誠サンクスデー」が行われ、約1500人が参加。長谷部選手は、「藤枝で生まれ育った18年間があったから、今の自分がある。日本代表には区切りをつけたが、これからも選手として頑張るので、サポートお願いします」とあいさつした。その後、市内の全小中学校にサッカーボールを10球ずつ贈るとともに、希望する子ども全員とハイタッチを交わした。
長谷部選手は2006年に日本代表に選ばれ、10年のW杯南アフリカ大会から3大会連続で主将を務めたが、ロシア大会を最後に日本代表からの引退を表明している。《読売新聞》
【菅義偉官房長官】大阪府・松井知事らと会談
菅義偉官房長官は28日夜、日本維新の会の松井一郎代表(大阪府知事)、橋下徹前代表(前大阪市長)と東京都内の料理店で会談した。3氏による12月末の会談は平成27年から4年連続となる。例年は安倍晋三首相も出席しているが、今年は参加を見送った。
会談では、維新が掲げる「大阪都構想」をめぐり、構想の是非を問う住民投票のハードルの高さなどが話題にのぼった。大阪での開催が決まった2025年国際博覧会(万博)などに関しても意見交換した。
首相の不参加の背景には、都構想に反発する自民党大阪府連への配慮があるようだ。首相は3氏が会談していた時間帯、東京・赤坂の日本料理店で長谷川栄一首相補佐官らと会食して過ごした。《産経新聞》
【富山県高岡市】駅前地下道に軽トラ誤侵入
28日午後0時5分ごろ、高岡市末広町のあいの風とやま鉄道高岡駅前の歩行者用地下道に、砺波市の無職男性(88)の軽トラックが進入し、行き止まりで停車するまで約50メートル走行した。けが人はいなかった。男性は「地下駐車場の入り口と勘違いした。孫を迎えに行くところだった」と説明している。
現場はあいの風とやま鉄道やJR、路面電車・万葉線が乗り入れる高岡駅前の地下道。クルン高岡地下街などにつながり、駅北口と末広町商店街などを結んでいる。
高岡署などによると、男性の軽トラックは駅側にある幅約3メートル、高さ約2・5メートルの出入り口から地下道に入ったという。軽トラックは万葉線の軌道敷沿いの歩道を走行して出入り口に突っ込んだとみられ、同署は道交法違反の疑いもあるとみて調べている。
このトラブルで、軽トラックが撤去される午後2時45分ごろまで、地下道の出入り口が約2時間半にわたり封鎖された。県高岡土木センターによると、階段の2カ所に破損が見つかったが、修復は年明け以降になる見込みという。
地下道は普段は中高生らも行き交う場所で、クルン高岡地下街で飲食店を経営する40代男性は「軽トラックが来ていたら大変なことになっていたかもしれない」と不安をのぞかせた。
高岡駅前では、駅前ロータリーから隣の市営高岡中央駐車場に車が直接出入りできるようになった2014年8月以降、万葉線の軌道敷や駅構内への車の誤進入が相次ぎ、誤進入を防ぐクッションドラムや看板設置などの対策が取られた。一方、車が万葉線沿いの歩道を通って地下道に進入するケースは想定していなかった。高岡市土木維持課は「今後、歩道の入り口に車両の進入防止用ポールを設置するなど、さらなる対策を早急に講じたい」と話している。《北日本新聞》
【安倍晋三首相】TOKIOと対談
安倍晋三首相は28日、自民党の月刊女性誌「りぶる」掲載用に人気グループ「TOKIO」と公邸で対談した。対談後、自身の写真共有アプリ「インスタグラム」にスーツ姿のメンバー4人と並んで撮影した写真を投稿。「福島への熱い思いを伺い、胸が熱くなりました」と記した。
TOKIOについて「東日本大震災の後、福島復興のために頑張ってくださっています」と紹介した。《産経新聞》