平成10828日目
2018/08/31
この日のできごと(何の日)
【沖縄県】辺野古埋め立て承認を撤回
沖縄県は31日、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設先、名護市辺野古沿岸部の埋め立て承認を撤回した。移設工事は即時中断となり、防衛省沖縄防衛局は効力停止を求め、法的対抗措置を講じる方針。9月30日投開票の県知事選を前に、移設を巡り県と国が全面対立する事態となった。
8月8日に死去した翁長雄志知事が生前に「新基地は造らせないとの公約実現に向け全力で取り組む」として、撤回の手続きに入る意向を表明。撤回権限を委任された謝花喜一郎副知事は、県庁で記者会見し「翁長知事の熱い思いを受け止め、法に基づき適正に判断した。新基地建設阻止に向け全力で対応する」と強調した。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【石川県七尾市】熊木川と崎山川が氾濫
石川県七尾市で31日午前、大雨により熊木川と崎山川が氾濫した。県によると、人的被害は報告されていないが、地元消防などが確認を急いでいる。
市は、水害や土砂災害の恐れがあるとして、周辺7地区の2954世帯7965人に避難指示を出した。同県宝達志水町も町内全域の4961世帯1万3337人に避難指示を発令した。
JR西日本金沢支社は、同日午後に金沢を発着する特急サンダーバードとしらさぎは全て運休すると発表した。《産経新聞》
【日本体操協会】塚原夫妻が反論
2016年リオデジャネイロ五輪体操女子代表の宮川紗江選手(18)からのパワハラ告発を受けた日本協会の塚原千恵子女子強化本部長と夫の塚原光男副会長は31日、訴えに対する見解を文書で発表し「宮川選手を脅すための発言はしていません」などと否定した。一方で、一部に不適切な言動や落ち度があったことは認め「心を深く傷つけてしまったことを本当に申し訳なく思っております」と謝罪もした。
協会は30日に緊急の対策会議で第三者委員会を設置し、パワハラの有無を調査することを決定。塚原夫妻は調査結果なども踏まえ、進退については関係者と協議することを検討するとした。《共同通信》
【ジャカルタ・アジア大会】日本、サッカーとホッケーでV
ジャカルタ・アジア大会第14日(31日)サッカー女子決勝で日本は終了間際に得点し、中国を1―0で下して2大会ぶり2度目の金メダルを獲得した。ホッケー女子決勝でも日本がインドに2―1で競り勝ち、男子を含めて初めてアジア一になった。
柔道の全日本女子選手権覇者で78キロ超級の素根輝(福岡・南筑高)と78キロ級の佐藤瑠香(コマツ)が勝ち、男子100キロ級の飯田健太郎(国士舘大)も金メダルを手にした。女子は全7階級中6階級で頂点に立った。
セーリングは4種目を制した。470級男子の磯崎哲也(エス・ピー・ネットワーク)高柳彬(日本経大)組などが勝った。《共同通信》
【西日本豪雨】JR西日本、岡山県内全線で運行再開
西日本豪雨の影響で、岡山県内で最後まで一部区間が不通だったJR姫新、因美、芸備線で31日、運行が再開された。豪雨発生以来、県内のJR全線が開通するのは約2カ月ぶり。日常生活に欠かせない鉄道の復旧を沿線住民や利用客らが喜んだ。この日運行を再開したのは、姫新線の中国勝山—新見間、因美線の美作加茂—智頭間、芸備線の東城—備後落合間。復旧工事がそれぞれ完了した。
新見駅(新見市西方)では、姫新線の津山行き快速列車が午前4時53分に通常ダイヤで出発。同8時3分に到着した津山発普通列車からは、通学の高校生らが次々とホームに降り立った。新見高2年の男子生徒(16)は「代行バスでは家を早く出なければいけなかった。鉄道の再開を待ちわびていたのでうれしい」と話した。《山陽新聞》
【奈良市】バイク3台が転倒、6人死亡
31日午前2時20分ごろ、奈良市八条5丁目の国道24号で「バイクと人が倒れている」と後続のトラックを運転していた男性から110番があった。奈良署によると、高架橋上で排気量1000ccの大型バイク1台とミニバイク2台が転倒しており、男性5人と女性1人の計6人が死亡した。他に女性2人が重傷。
死亡したのは奈良市の17歳の男性2人と18歳の男性2人、身元不明の男女2人。重傷の女性は奈良市の14歳と17歳で、命に別条はない。
奈良署によると、現場で人数分のヘルメットが確認されなかった。一部着用していなかった可能性がある。《共同通信》
【河野太郎外相】慰安婦勧告の国連委批判
河野太郎外相は31日の記者会見で、国連人種差別撤廃委員会が慰安婦問題について「被害者中心のアプローチによる恒久的な解決」を日本政府に勧告した件に対し「委員会で取り上げるべきものでないとはっきりしている。繰り返し、そういうこと(勧告)が行われるのは、委員会の存在意義にも関わってくる」と述べ、同委員会の対応を強く批判した。
日本政府は、慰安婦問題は人種差別撤廃条約の適用対象外だと主張してきた。河野氏は「委員会としてマンデート(権限)のあるものに集中して議論するという改革が必要ではないか」と強調し、国連改革の中で委員会のあり方を見直す必要性に言及した。《産経新聞》
【自民党石破派】飯島勲内閣官房参与に抗議
自民党石破派の古川禎久事務総長らは31日、首相官邸を訪ね、飯島勲内閣官房参与が総裁選に出馬する同派会長の石破茂元幹事長を批判した記事に関し、秘書官を通じて西村康稔官房副長官に抗議した。
記事は「石破茂は総裁選を辞退せよ」のタイトルで週刊文春(9月6日号)に掲載された。古川氏は記者団に「政府高官が党内民主主義に介入するがごとき、あるまじき記事だ」と述べた。《産経新聞》
【自民党総裁選挙】野田聖子氏が出馬断念
自民党の野田総務相は31日、国会内で記者会見を開き、党総裁選への出馬を断念すると表明した。総裁選は安倍首相(党総裁)と石破茂・元幹事長の一騎打ちになることが確実となった。
野田氏は、「支えてくれた人の迷惑を考え、本日判断した。私の力不足だ。活動を止め、出直したい」と語った。総裁選で支持する候補者については、「これから決めたい」と述べるにとどめた。
野田氏は派閥に属さず、無派閥議員を中心に推薦人集めを目指したが、出馬に必要な党国会議員20人の推薦を確保できなかった。《読売新聞》