2023 令和5年11月20日(月)
令和1665日目
2023/11/20
【厚生労働省】グミから合成薬物
大麻類似の合成薬物HHCH(ヘキサヒドロカンナビヘキソール)を含む可能性があるグミを食べた人が体調を崩し相次いで搬送された問題で、武見敬三厚生労働相は20日の記者会見で、東京都内のグミ販売店舗で見つかった製品からHHCHを検出したと明らかにした。21日に指定薬物部会を開き、今週中にも指定薬物に指定し流通を規制する方針。
厚労省によると、指定薬物に指定されると医薬品医療機器法に基づき、指定日から10日以内に所持や使用、流通が禁止される。武見氏はこれらのグミに関し「危険なので摂取しないようにしてほしい」と注意喚起した。《共同通信》
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大麻類似の合成薬物を含む可能性があるグミやクッキーを販売したとして、東北厚生局麻薬取締部は20日、仙台市の販売店に、成分の分析結果が出るまで商品の販売を停止する命令を出した。
同部は同日、宮城県などと合同で、この店舗の立ち入り検査を実施。パッケージにHHCH(ヘキサヒドロカンナビヘキソール)と表記された10種以上の商品の販売を確認したとしている。有毒な成分が含まれているかどうかを調べるため、厚生労働省への提出を求める「検査命令」も出した。
同成分を含む可能性があるグミを食べた人が各地で体調不良を訴え、問題となっている。《共同通信》
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【大相撲】
大相撲九州場所9日目(20日・福岡国際センター)3大関は霧島が朝乃山をはたき込んで7勝目を挙げた。貴景勝は錦木を引き落とし、連敗を2で止めて6勝目。豊昇龍は関脇琴ノ若に寄り倒されて3敗目を喫した。琴ノ若は7勝目。平幕の一山本が幕内で勝ち越し一番乗りを決め、1敗で首位を守った。
若元春は大栄翔との関脇対決をはたき込みで制して4勝目。大栄翔は5勝4敗となった。
一山本を1差で霧島、琴ノ若ら4人が追う。十両は琴勝峰、大の里、紫雷が7勝2敗でトップ。《共同通信》
【東京株式市場】
20日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は前週末終値を挟んで一進一退となった後、反落した。朝方には堅調な企業業績などを支えに一時3万3800円台となった。取引時間中として1990年3月12日以来約33年ぶりの水準で、バブル経済崩壊後の最高値を更新した。その後は相場の過熱感への警戒から、利益を確定する売り注文が優勢となった。
終値は前週末比197円17銭安の3万3388円03銭。東証株価指数(TOPIX)は18.45ポイント安の2372.60。出来高は約14億2836万株だった。《共同通信》
【愛媛県・中村時広知事】「じゃこ天、知名度上がった」
秋田県の佐竹敬久知事がじゃこ天など四国の食事を「貧乏くさい」と発言し、謝罪した問題を巡り、愛媛県の中村時広知事は20日の定例記者会見で「じゃこ天の知名度は格段に上がった。今後も双方にプラスになるよう、連携を深めていきたい」と述べた。
」 15日には秋田と四国4県合同のPRイベントを東京都内で開催し、秋田、愛媛の両知事らも参加。佐竹氏は「貧乏くさいと全く思いません。しょうゆをかけると酒のつまみにいい。今後もたくさん消費します」と宣言していた。
佐竹氏は10月、秋田市での講演で「ステーキだと思って開けたら、じゃこ天です。貧乏くさい」などと四国の食事を酷評。批判を受けていた。《共同通信》
【中国】イスラム諸国を支持
中国の王毅外相は20日、アラブ・イスラム諸国の閣僚級でつくる外交団と北京で会談し、パレスチナ自治区ガザ情勢を巡り、停戦や人道支援拡大をはじめとするイスラム諸国の呼びかけを「完全に支持する」と表明した。イスラエルとパレスチナの「2国家共存」に立ち戻る重要性にも改めて言及した。
ガザに地上侵攻したイスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘で民間人犠牲者が拡大し、イスラエルを擁護する米国への逆風が強まる中、中国には米イスラエル陣営の対抗軸として存在感を高める狙いがある。
王氏は「ガザの戦火を鎮め、人道危機を緩和し、パレスチナ問題解決を推進するため絶えず努力する」と強調した。《共同通信》
【パプアニューギニア・ウラウン火山】噴火
南太平洋パプアニューギニアのウラウン火山で日本時間20日午後3時半ごろ、大規模噴火が発生した。気象庁によると、オーストラリアのダーウィン航空路火山灰情報センターが、約15キロの高さの噴煙を確認した。同日夜にかけて、国内外の検潮所で、噴火に伴う有意な潮位変化は観測されず、気象庁は同日午後11時、日本への津波の影響はないと明らかにした。
気象庁は当初、今回の噴火に伴う津波が起きた場合、東京都の伊豆諸島や小笠原諸島に早ければ午後6時半ごろ到達すると予想した。《共同通信》
【フーシ派】貨物船拿捕の映像公開
イエメンの親イラン武装組織フーシ派は20日、紅海で拿捕した日本郵船運航の貨物船を乗っ取った際に撮影したとする映像を公開した。戦闘員が船内で「米国に死を。イスラエルに死を」と叫ぶ姿が写っている。
映像は約3分50秒。ヘリコプターが船に着陸すると、銃を持った戦闘員が次々と甲板に降り立ち、船内に侵入。乗組員に銃を突き付けた。戦闘員は「アラー・アクバル(神は偉大なり)」とも叫んだ。貨物船がボートに取り囲まれた状態で航行する様子も見られた。
船は英国の会社が所有し、日本郵船が自動車運搬船「ギャラクシー・リーダー」として運航。フーシ派は「イスラエルの船」と主張している。《共同通信》
【ウクライナ侵攻】
ゼレンスキー大統領、米国防長官と会談
ウクライナのゼレンスキー大統領は20日、首都キーウ(キエフ)でオースティン米国防長官と会談した。「米国の支持は極めて重要だ。われわれは米国を頼りにしている」として支援継続を求めた。米政府は同日、対戦車兵器や300万発以上の小火器用弾薬の供与を含む最大1億ドル(約150億円)の追加軍事支援を発表した。
ゼレンスキー氏は「必要な兵器と弾薬が途切れずに供給されることが死活的に重要だ」と訴えた。オースティン氏は会談後、記者団に対し「戦場で成功を収めるため必要な物を得られるようにする」と述べた。
米国では野党共和党を中心にウクライナ支援への否定的な意見が広がりつつある。《共同通信》