令和1562日目

2023/08/09

この日のできごと(何の日)

【台風6号】九州に記録的豪雨

台風6号は9日、長崎や熊本などの一部を暴風域に巻き込みながら、北寄りに進んだ。10日にかけて九州の西の海上を北上する。鹿児島県の種子島・屋久島地方では9日午前に、熊本、宮崎両県では同日夜に、高知県では10日未明に局地的豪雨をもたらす線状降水帯が発生。九州は非常に激しい雨が降りやすい状況が続く。台風は速度が遅く影響が長期化し、九州を中心に記録的な大雨になっており、気象庁は土砂災害や河川の氾濫、暴風などへの厳重な警戒を呼びかけた。

九州各地では強風にあおられるなどけが人が相次いだ。宮崎県小林市は9日夜、最高レベルの避難情報「緊急安全確保」を市全域に発表。九州各県の自治体で避難指示が出た。午後5時時点で長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島の5県の約1万2千戸が停電した。

九州を発着する空の便は欠航が相次いだ。九州新幹線は熊本―鹿児島中央間で運転を見合わせた。10日は始発から運行本数を減らして再開する。山陽新幹線は、台風通過後の設備確認で、10日の始発から午前8時ごろまで広島―小倉間で計画運休する。《共同通信》

台風6号の接近に伴い、九州と西日本では9日、鉄道や空の便など交通機関への影響が相次いだ。JR各社によると、九州新幹線は9日、熊本―鹿児島中央間で終日、運転を見合わせた。10日は始発から運行本数を減らして再開する。西九州新幹線(武雄温泉―長崎)も9日午前から運転を見合わせた。

山陽新幹線は9日夜の一部列車で運転を取りやめ。10日は台風通過後の設備確認のため、始発から午前8時ごろまで広島―小倉間で計画運休する。小倉―博多間は始発から本数を減らす。日航と全日空では9日、九州を発着する便を中心に計400便以上が欠航。計4万5千人以上に影響した。10日も一部の便が欠航する。《共同通信》

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【長崎】原爆の日

長崎は9日、米軍の原爆投下から78年の「原爆の日」となった。台風6号の九州接近に伴い、長崎市主催の「長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」は、例年の平和公園から、60年ぶりに屋内に変更された。鈴木史朗市長は就任後初の平和宣言で、5月に開かれた先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)の核軍縮文書「広島ビジョン」を批判し「核抑止への依存からの脱却を勇気を持って決断すべきだ」と訴えた。

6日の広島の平和宣言に続き、核抑止の考えを被爆地の代表が否定する内容となった。

岸田文雄首相や各国駐日大使は参列せず、首相はビデオメッセージを寄せた。会議場「出島メッセ長崎」で開かれた式典で、被爆者代表や市議ら参列者42人は原爆がさく裂した午前11時2分に黙とうした。

市長は宣言で、原爆の熱線で体が焼けただれた「赤い背中の少年」の被写体として知られる故谷口稜曄さんの体験を紹介し「原子雲の下で人間に何が起こったのかという原点に立ち返るべきだ」と強調。ウクライナを侵攻するロシアの核威嚇を非難した。《共同通信》

【高校野球】

全国高校野球選手権大会第4日は9日、甲子園球場で1回戦4試合が行われ、日大三(西東京)、市和歌山、神村学園(鹿児島)、初出場の鳥栖工(佐賀)が2回戦へ勝ち進んだ。

日大三は安田が2安打完封し、社(兵庫)に3―0で勝った。鳥栖工は延長十二回、タイブレークの末に富山商に3―2でサヨナラ勝ち。

市和歌山は初出場の東京学館新潟に5―4で競り勝ち、神村学園は立命館宇治(京都)に10―2と大勝した。《共同通信》

【プロ野球・9日】

ロ3―8オ

オリックスが中川圭の4安打4打点の活躍で4連勝。三回に先制打を放ち、五回にも適時打、七回には10号2ランを放ってリードを広げた。宮城が七回途中までを6安打3失点で、6月18日以来の7勝目。ロッテは4連敗を喫した。

日0―6西

西武の隅田がプロ初完封で6勝目を挙げた。変化球を低めに集めて5安打に抑え、11三振を奪った。打線は五回に源田とペイトンの連続適時打で3点を先制。七回は外崎が3点二塁打を放った。日本ハムは4連敗で今季最多の借金19。

D8―2中

DeNAが大勝した。一回に宮崎の適時打で先制すると、牧が三、四、六回に3打席連続で適時打を放つなど着実に加点した。バウアーは7回を4安打無失点、10三振を奪って8勝目を挙げた。中日は投打ともに振るわなかった。

ヤ11―5広

ヤクルトが3連勝。二回に北村の犠飛で先制し、三回は村上の2点打、北村の満塁本塁打などで7得点。五回も村上のソロと北村の6打点目となる中前打で2点を加えた。ロドリゲスが5回1失点で来日初登板勝利。広島は3連敗。

巨2―5神

阪神が6連勝で今季最多の貯金20。1―2の八回に中野が同点ソロ。延長十一回に梅野の中ゴロ、木浪の2点二塁打で3点を勝ち越した。加治屋が2年ぶり白星、岩崎が22セーブ目を挙げた。巨人は自力優勝の可能性が消滅。《共同通信》

【東京株式市場】

9日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は4営業日ぶりに反落した。決算発表で業績が振るわなかった銘柄を中心に売り注文が出た。前日終値からの下げ幅は一時200円を超えた。

終値は前日比172円96銭安の3万2204円33銭。東証株価指数(TOPIX)は9.16ポイント安の2282.57。出来高は約15億9355万株だった。《共同通信》

【中国】麻生氏発言に抗議

在日本中国大使館は9日、訪問先の台湾で日米や台湾に「戦う覚悟」が求められているとした自民党の麻生太郎副総裁の発言を巡り「身の程知らずで、でたらめを言っている」と批判する報道官談話を発表した。「中国の内政に干渉し、台湾海峡の安定を損なう」として、日本側に対し抗議したとも明らかにした。

同時に「台湾は中国の台湾であり、台湾問題を解決するのは完全に中国の内政だ」と指摘。「もし日本の一部の人間が中国内政と日本の安全保障を絡めるなら、日本は誤った道に入ることになるだろう」とけん制した。《共同通信》

【中国・北京】豪雨の死者33人に

北京市当局は9日、記者会見し、先月29日から今月2日まで続いた豪雨による洪水などで、市内で計33人が死亡し、18人が行方不明になっていると明らかにした。被災者は129万人、倒壊した家屋は5万9千軒に上った。

台風5号から変化した熱帯低気圧の影響で、北京市や隣接する河北省などで豪雨が続き、中央気象台は7月29日、12年ぶりに最高レベルの「豪雨赤色警報」を発出。各地で河川が氾濫し、住宅地近くで土砂崩れも起きるなど被害が拡大していた。《共同通信》

【米国】中国への投資を規制

バイデン米政権は9日、国家安全保障上で重要となる最先端技術を守るため、中国企業への投資規制を講じると発表した。半導体と人工知能(AI)、量子技術の3分野で特定取引の禁止や、政府への届け出義務を課す。中国側が反発するのは必至で、米中対立の新たな火種となりそうだ。

バイデン大統領が「懸念国での特定の国家安全保障技術・製品に対する米国投資」の概要を定めた大統領令を出した。懸念国・地域として中国と香港、マカオを指定。米財務省が意見を公募し、詳細な規則をまとめる。

米政権高官は「次世代の軍事技術革新に不可欠な技術を適切に保護する」と説明。5月に開かれた先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)の共同声明に対外投資に関するリスクへの対処が盛り込まれており、高官は共同声明が「重要な一歩」になったと指摘した。

米政権は昨年10月に先端半導体技術の輸出規制を強化しており、今回の投資規制によって輸出規制を資金面から補完することを目指す。《共同通信》

【ドイツ】軍所属の男逮捕

ドイツ連邦検察庁は9日、ロシアに機密情報を流した疑いがあるとして、ドイツ軍所属の男を逮捕したと発表した。男は職務上知り得た情報をロシアの情報機関に提供した疑いがあるとされる。ベルリンのロシア大使館などに自ら接触し、協力を申し出たという。

ドイツはウクライナに対する最大の武器供与国の一つで、ロシアによるスパイ活動の主要な標的となっている。昨年12月にも、ロシア側に国家機密を流した疑いがあるとして、国家反逆容疑でドイツの対外情報機関、連邦情報局(BND)の職員の男が逮捕された。《共同通信》

【ハワイ・マウイ島】山火事

米ハワイ・マウイ島で大規模な山火事が発生し、強風で火勢が拡大、地元当局は9日、これまでに少なくとも6人が死亡したと明らかにした。負傷者も出ており、当局は地元住民らの捜索・救助活動を急いでいる。米メディアが伝えた。

ハワイ王国時代の古都として知られ、観光客らでにぎわうラハイナにも火の手が及び、建物に被害が出ているもよう。マウイ島は8日、最大風速27メートル前後の強風に見舞われていた。

島内では広い範囲で停電も発生、空港では観光客ら約2千人が足止めされた。住民の中には火や煙から逃れようと海に避難した人もおり、沿岸警備隊は8日、子どもを含む14人を救助した。

マウイ島はハワイ諸島で2番目に大きく、面積は約1900平方キロ。人口は約12万人。《共同通信》

米ハワイ・マウイ島で発生した大規模な山火事で、マウイ郡当局は9日、36人の死亡が確認されたと発表した。米メディアによると負傷者も数十人に上り、火災で焼失したり損壊したりした建物は270棟以上に達している。地元当局によると、9日には観光客ら1万人以上が島外に退避した。

ハワイ王国時代の古都で、観光地としても知られるラハイナで多くの死者が出ている。当局は消火とともに、被害の全容把握や捜索、救助活動を急いでいる。

8日は2千人以上が避難所で夜を過ごし、観光客ら2千人も空港で足止めされた。オアフ島のホノルルでは数千人規模の避難者を受け入れる準備が進められている。

在ホノルル日本総領事館は「日本人が被害に巻き込まれたとの情報はないが、安否確認など情報収集を続ける」としている。

AP通信などによると、今週に入りハワイ諸島のはるか南方を通過したハリケーンの影響で強力な貿易風をもたらす気象条件が生まれ、火があおられて被害が拡大したとみられる。《共同通信》

【ウクライナ侵攻】

南部攻撃で死者

ウクライナ南部ザポロジエ州の州都ザポロジエ市の住居地域に9日、ロシア軍の攻撃があり、少なくとも2人が死亡し7人が負傷した。地元メディアが伝えた。ウクライナのゼレンスキー大統領は「テロリストによる新たな攻撃だ」と非難。攻撃により地元の教会付近から炎が上がる映像を通信アプリに投稿した。

一方、両国国境に位置するロシア西部ベルゴロド州知事は9日、同州南西部の集落にウクライナ軍の砲撃があり1人が死亡、4人が負傷したと明かした。タス通信によると、ロシアが大半を実効支配するウクライナ東部ドネツク州の州都ドネツクでは9日、ウクライナ側の砲撃で1人が死亡した。ロシア側行政府はクラスター(集束)弾も撃ち込まれたとしている。

またザポロジエ州のロシア側行政府は、9日に欧州最大のザポロジエ原発が立地するエネルゴダールにウクライナの攻撃用無人機が飛来したため防空システムで撃墜したと表明した。《共同通信》

NATO拡大でロシア西部軍強化

ロシアのショイグ国防相は9日、国防省の会議で演説し、フィンランドのNATO加盟に言及し、西部と北西部で安全保障上の脅威が増大していると指摘した。「適切な対応が必要だ」とし、西部国境で軍部隊を強化する方針を明らかにした。

フィンランドの加盟によってロシアとNATO加盟国の陸の国境は約2倍になるとして、ロシアを狙う兵器が配備される可能性が高いと警戒。スウェーデンの加盟も見据え、モスクワとレニングラードの軍管区創設も検討するとした。ポーランドの軍事力強化にも懸念を示した。

欧米諸国がロシアに「代理戦争」を仕掛け、ウクライナに前例のない支援を行っていると述べた。《共同通信》



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