令和1561日目
2023/08/08
この日のできごと(何の日)
【自民党・麻生太郎副総裁】台湾・蔡英文総統と会談
自民党ナンバー2の麻生太郎副総裁は8日、台湾の蔡英文総統と台北の総統府で会談し、軍事的圧力を強める中国を念頭に、日台間の連携を深める方針を確認した。蔡氏は、日本が議長国を務めた5月の先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)の首脳声明に、台湾海峡の平和と安定の重要性が明記されたことを評価。麻生氏は「困った時は互いに助け合う日台関係であり続けたい」と強調した。
自民によると、副総裁の公式訪台は1972年の断交後、確認できる限り初めて。麻生氏の訪台に反対した中国が、蔡氏との会談でさらに反発を強めそうだ。
これに先立ち頼清徳副総統とも会談した。《共同通信》
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自民党の麻生太郎副総裁は8日、訪問先の台湾で講演した。軍事的圧力を強める中国を念頭に、台湾海峡の平和と安定には強い抑止力を機能させる必要があり、そのために日米や台湾には「戦う覚悟」が求められていると主張した。挑発的な発言と受け取られかねず、中国のさらなる反発を招く可能性もある。
昨年8月に当時のペロシ米下院議長が訪台した際、反発した中国が台湾周辺で大規模軍事演習を強行し、日本の排他的経済水域(EEZ)内を含む周辺海域に弾道ミサイルを撃ったと指摘。「平時から非常時に変わりつつある」との認識を示した。
その上で「今ほど日本、台湾、米国などの有志国に強い抑止力を機能させる覚悟が求められている時代はない」と力説した。「最も大事なのは、台湾海峡を含むこの地域で戦争を起こさせないことだ」とも語った。
インド太平洋地域で「法の支配」に基づく自由で開かれた国際秩序の実現が死活的に重要だと指摘。岸田政権の防衛力強化路線に関し「戦争を未然に防ぐ揺るぎない抑止力となり得る」と訴えた。《共同通信》
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立憲民主党の岡田克也幹事長は8日の記者会見で、自民党の麻生太郎副総裁の台湾情勢を巡る発言を批判した。麻生氏が台湾海峡の抑止力強化に向け日米や台湾に「戦う覚悟」が求められているとしたことに関し「台湾有事にならないためにどうするかが求められている中で、非常に軽率だ」と述べた。
同時に「政治家は国民の命と暮らしを預かっている。軽々に言う話ではない」と強調した。
共産党の小池晃書記局長も会見で「明らかに専守防衛に反する。極めて挑発的な発言だ」と非難した。《共同通信》
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【高校野球】
全国高校野球選手権大会第3日は8日、甲子園球場で1回戦4試合が行われ、花巻東(岩手)、クラーク(北北海道)、大垣日大(岐阜)、おかやま山陽(岡山)が2回戦に進んだ。
花巻東は佐々木麟の先制打などで五回までに4―0とリードし、宇部鴻城(山口)に4―1で勝った。前橋商(群馬)に7―1で勝ったクラークは春夏通じて4度目の甲子園で初勝利。
79歳の阪口監督率いる大垣日大は前回4強の近江(滋賀)を7―2で破った。おかやま山陽は中盤の集中打で日大山形に9―2で逆転勝ちした。《共同通信》
【プロ野球・8日】
ロ0―2オ
オリックスが3連勝。一回に中川圭の適時二塁打で先制し、三回には森の適時三塁打で加点。山本が7回を単打4本に抑え、無失点で両リーグトップの11勝目を挙げた。平野佳が18セーブ目。ロッテは最後まで本塁を踏めず3連敗。
日3―6西
西武が一回に中村、佐藤龍の連続タイムリーなど5安打を集めて3点を先制。三回にマキノンの一発、五回は外崎の犠飛と小刻みに加点した。高橋が8回2失点で自身4連勝となる9勝目。日本ハムは加藤貴が6失点と誤算だった。
ソ3―9楽
楽天が3連勝。3―3の七回に阿部の遊ゴロで勝ち越し、九回には5点を加えて突き放した。早川が6回3失点で6勝目を挙げた。ソフトバンクは六回に近藤の16号3ランで追い付くも、直後の七回に2番手の田浦が乱れた。
ヤ5―4広
ヤクルトは0―3の二回に長岡の犠飛と塩見の2点打で追い付き、三回に村上が20号ソロ。4―4と同点とされた直後の七回は山田の二塁打で勝ち越した。4番手の山本が2勝目。広島は七回にターリーが打たれて今季初黒星。
巨6―7神
阪神が5連勝で今季最多の貯金19とした。大山、中野の適時打などで序盤に5点先取。1点差の八回は森下の2ランが効いた。西純が5勝目、岩崎が21セーブ目。巨人は岡本和の3戦連続本塁打などで追い上げたが、一歩及ばなかった。
D7―4中
DeNAが連敗を4で止め、3位に浮上した。3―4の五回に牧の適時三塁打で追い付くと、七回には牧の二塁打と大田の左前打で2点を勝ち越し。八回は佐野の適時打で加点した。2番手の山崎が3勝目。中日は一回の4点のみだった。《共同通信》
【競泳】
7月の水泳の世界選手権福岡大会で銅メダル2個に終わった競泳日本代表の選手から、強化体制への不満の声が8日、上がった。女子800mリレーに出場した28歳の五十嵐千尋は「X(旧ツイッター)」で「かなり厳しい結果です。原因の一つとしては、日本水連が選手に対してアスリートファーストではなくなってしまったからだと思います。選手が不満を持っていれば、結果を出せるはずがないです」とつづった。
関係者によると、日本水連は選手やスタッフを集めた会合を近く開催し、強化方針などを協議する方向で検討している。
男子100mバタフライの水沼尚輝は同日、表彰式後に取材に応じ、女子400mメドレーリレーの選手変更を巡り「(コーチ陣の)配慮が足りなかったのかなと感じることがあった」と語った。
男子50m自由形に出た塩浦慎理は、10月の国際大会に向けて日本水連から十分な情報提供がないとし「半年後にある五輪選考会までの強化スケジュールの見通しも立ちません。水泳連盟にはよく考えてもらいたいです」と6日にXに投稿した。《共同通信》
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9〜10月に開かれる杭州アジア大会(中国)で、日本選手団入りが決まっていた競泳の平井伯昌コーチが参加を辞退する意向を、日本水連に伝えたことが分かった。8日、関係者が明らかにした。強化方針などに関する競泳チーム内部での意見の相違が理由とみられる。
平井氏は、来年のパリ五輪に向けたプロジェクトチームのリーダーを務めている。五輪前年の主要大会で不在となることで、強化への影響が懸念される。
競泳ニッポンは、7月に福岡市で開かれた世界選手権で銅メダル2個にとどまり、メダルなしだった1994年ローマ大会以来となる低調な結果だった。《共同通信》
【東京株式市場】
8日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は3営業日続伸した。前日の米国株の上昇や外国為替相場の円安ドル高進行を好感し、買い注文が優勢だった。
終値は前日比122円73銭高の3万2377円29銭。東証株価指数(TOPIX)は7.80ポイント高の2291.73。出来高は約14億4563万株だった。《共同通信》
【台風6号】
JR九州は8日、台風6号の接近に伴い、西九州新幹線(武雄温泉―長崎)の運転を9日午前9時過ぎから見合わせると発表した。8日昼過ぎから運休した九州新幹線の熊本―鹿児島中央間は9日も始発から運転を見合わせる。運転再開時期については「台風の動きを見て決定する」と説明した。
JR西日本も、広島―博多間など山陽新幹線下り3本の運転を9日夜に取りやめると発表した。山口県などの在来線は9日夕から全線で運転を見合わせる。
JR九州によると、西九州新幹線は9日、上りの午前9時14分長崎発かもめ14号、下りは午前9時23分武雄温泉発かもめ9号を最後に運休する。《共同通信》
【東海道新幹線】ワゴン販売終了へ
JR東海は8日、東海道新幹線の「のぞみ」「ひかり」で飲み物などを提供する車内ワゴン販売を10月末で終了すると発表した。1964年の新幹線開業以来、60年近く続いてきた普通車での車内販売が幕を下ろす。駅周辺や構内店舗の品ぞろえが充実し、車内への飲食品の持ち込みが増え、売り上げが減少していることや、将来にわたる労働力不足を受けた対応だと説明している。
JR西日本の区間は変更はなく、車内販売を続けるという。
JR東海によると、東海道新幹線では、のぞみ停車駅で改札内店舗の2018年度の売上高が08年度と比べ16%増加した一方、車内販売の売上高は45%減少した。
ワゴン販売において数量ベースで約半分を占めるドリップコーヒーやアイスクリームについては、今後、のぞみ停車駅のホームの自動販売機を拡充することで需要に対応する。
また、11月からはグリーン車の利用者向けに、モバイル端末を利用して座席に設置されたQRコードを読み取り、食事や飲み物を注文できるサービスを開始する。《共同通信》
【東京都渋谷区・沢田伸副区長】辞職
東京都渋谷区の沢田伸副区長(63)が、区幹部らが閲覧できる職場のチャットで桑水流弓紀子区議(35)を「桑ブタ」などと中傷した問題で、長谷部健区長は8日、区役所で記者会見し、沢田氏が同日付で辞職したと明らかにした。「配慮に欠ける発言で許されない。多大な迷惑をおかけし、深くおわびする」と陳謝した。
長谷部区長によると、沢田氏は8日、桑水流区議に謝罪した。区長は「今後このようなことが起きないよう、全職員に公務員として責任ある言動と情報モラルの徹底を指示した」と説明。自身の処分の必要性については否定した。
区によると、チャットには幹部ら約120人が参加した。《共同通信》
【中国】日本産輸入停止食品を没収
中国メディアは8日、東京電力福島第1原発事故を受けて2011年から輸入停止となっている福島県産などの食品を販売したとして、浙江省嘉善県の当局が地元企業に改善を命じ、食品を没収したと報じた。処罰は7月7日付。
岸田文雄首相が原発処理水を巡り8月下旬から9月前半の間に海洋放出を開始する方向で検討する中、放出に反対する中国は日本産食品の管理を強化している。
嘉善県の行政処罰決定書によると、地元企業は福島、埼玉、長野の3県で生産されたグミやチョコレート、飲料を仕入れて販売した。3県はいずれも、中国が食品輸入停止の対象としている10都県に含まれている。《共同通信》
【中国】原発の処理水、7割の地点で上限超え
中国の原発から2021年に放出された排水に含まれる放射性物質トリチウムの量が計17カ所の観測地点のうち、7割を上回る13カ所で東京電力福島第1原発処理水の年間放出予定量の上限を超えていたことが8日、中国の公式資料で分かった。福島第1の処理水の最大10倍相当を排出した原発もあった。
福島第1の処理水は溶け落ちた炉心に触れており、中国は危険だと大々的に宣伝。7月ごろから日本の水産物に対する全面的な放射性物質検査を始め、放出前から事実上の輸入規制を課す対抗措置を開始した。日本は中国の原発から出る放射性物質の状況を把握しているが通関検査の強化などは行っておらず、中国の対応の不合理さが改めて鮮明になった。
原子力専門書「中国核能年鑑」が13原発から排水されたトリチウムなどの放射性物質に関する計17カ所の観測データを記載。浙江省の秦山原発は21年の1年に218兆ベクレルと、処理水の海洋放出計画が設ける年間上限「22兆ベクレル」の約10倍に当たるトリチウムを放出していた。《共同通信》
【ロシア】日米欧と租税条約停止
ロシアのプーチン大統領は8日、ウクライナ侵攻を受けて対ロ制裁を科している日本や米国、欧州連合(EU)諸国などの「非友好国」との間の租税条約の一部条項を停止するための大統領令に署名した。タス通信が伝えた。
租税条約は投資や貿易の促進のため、国をまたいだ経済活動の課税ルールなどを定めたもの。
大統領令は一部の国の非友好的行動に対し、緊急措置を講じる必要性があると主張。一方、租税条約停止による国内経済への影響を軽減するための措置を講じるようロシア政府に指示した。(共同)《共同通信》
【ウクライナ侵攻】
ゼレンスキー氏、反転攻勢「非常に困難」
ロシアの侵攻を受けるウクライナのゼレンスキー大統領は8日、領土奪還に向けた反転攻勢について「望んでいたよりも遅く、全てが非常に難しい」との見解を示した。その上で「後退はしない。主導権はウクライナが握っている」とも述べた。地元メディアが報じた。
米CNNテレビは8日、今後数週間でウクライナ軍が劇的に局面を好転させる可能性は非常に低いとの欧米高官の見立てを伝えた。外交官の一人は「ロシア軍は多くの防衛線を築いている。(ウクライナ軍は)第1防衛線を突破していない」とした。
ウクライナ軍高官は地元メディアに対し、南部ザポロジエ州の拠点メリトポリ方面とアゾフ海に面するベルジャンスク方面で攻撃を続け、既に第1防衛線に到達したと主張。前進を続けているものの地雷の影響や戦闘機不足により、進軍が遅れていると説明した。
ロシアが大半を実効支配する東部ドネツク州のロシア側行政府トップ、プシーリン氏は8日、州都ドネツクにウクライナ側から激しい砲撃があり市民3人が死亡、11人が負傷したと明らかにした。《共同通信》
【MLB】
米大リーグは8日、各地で行われ、ブルージェイズの菊池は敵地クリーブランドでのガーディアンズ戦で先発し、7回3安打1失点で4敗目(9勝)を喫した。試合は0―1。
エンゼルスの大谷はジャイアンツ戦に「2番・指名打者」で出場し、一回に先制の中前打を放つなど4打数1安打1打点だった。チームは7―5で勝って連敗を7で止めた。レッドソックスの吉田はロイヤルズ戦に「2番・指名打者」で出場し、3打数無安打だった。チームは3―9で敗れた。カブスの鈴木は3―2で勝ったメッツ戦を欠場した。《共同通信》