平成2009日目

平成6年7月9日(土)

1994/07/09

【京都仏教会】京都ホテル宿泊者の拝観を拒否

古都の景観保全の立場から高層ビルの建設に反対している京都仏教会は9日、地上60メートルに高層化した京都ホテル(京都市中京区)がオープンするのに合わせ、金閣寺など京都市内の有名寺院で無期限に同ホテル宿泊者の拝観を拒否すると発表した。

拝観拒否するのは金閣寺、銀閣寺、清水寺、相国寺、広隆寺、蓮華寺(左京区)、青蓮院の7寺院で、各入り口に趣旨を書いた看板を立てる。これらの寺院では平成4年12月から京都ホテル系列のホテル宿泊客の拝観を拒否している。しかし仏教会は、拝観者に宿泊先を聞くようなことはしない方針。《共同通信》



【大相撲名古屋場所】7日目

大相撲名古屋場所7日目(9日・愛知県体育館)大関武蔵丸と若ノ花が無傷の7連勝。武蔵丸は小結魁皇を組み止めて寄りで退け、若ノ花は土俵際、右すくい投げで栃乃和歌を破り、かど番脱出へあと1勝とした。前日不覚を取った貴ノ花は動きの速い旭道山を落ち着いてさばき、貴ノ浪は大善を立ち合いの奇襲で下しともに2敗を守った。琴の若が敗れ、1敗力士がいなくなり、全勝の2大関を2敗で貴ノ花、貴ノ浪のほか、平幕の4力士が追う展開となった。十両は立洸が1人勝ちっ放し。《共同通信》

【北朝鮮・平壌】涙の市民、像へ参集

平壌中心部の万寿台にある巨大な金日成主席像の前には数万人の市民が泣きながら続々集まり、悲しみのため失神する人も–。朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の金日成主席の死去が公表された9日午後の平壌市内の状況について、平壌に国際電話を入れた北京の東欧外交筋はこう語った。

主席像の下へ市民が集まりだしたのは現地時間の午後3時ごろから。花束を持って次々に集まってきた人々は像の前にひざまつき、頭を地面に打ち付け、主席の死を悼んだ。《共同通信》

【ナポリ・サミット】これ以上のドル安望まず

ナポリで開かれている先進国首脳会議(サミット)は9日、首脳、外相、蔵相による個別会合と全体会合を開いて討議、安定した成長に向けて雇用問題への取り組みの重要性を盛り込んだ経済宣言を発表した。

朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の金日成主席急死を受け、外相会合は朝鮮情勢で緊急に意見を交換。

急激なドル安が進む為替相場には、G7蔵相として「ここれ以上のドル安は望ましくなく正当化されない」との強い懸念を表明、先進7カ国蔵相・中央銀行総裁会議(G7)の開催を増やすなど、安定化対策を打ち出した。最終日の10日はロシア加えた政治討議に移る。《共同通信》

【村山富市首相】サミット行事を欠席

急性胃腸炎でナポリ市内の病院に入院した村山首相は9日(日本時間同日午後から10日未明)に予定されていた先進国首脳会議(ナポリ・サミット)の首脳会合や閣僚を交えた全体会合など一連の行事をすべて欠席した。現地時間10日の日程については体調をみて、再度同行閣僚らと検討することになった。

首相の代理として行事には河野副総理兼外相が出席。外相代行は福田外務審議官が務めた。また同日夕(日本時間10日未明)に予定されていた日ロ首脳会談が見送られたほか、内外記者会見も河野外相が代理で実施。外相のサミット後の南米2カ国防間も、明鮮民主主機人民共和国(北朝鮮)の金日成主席の死去に伴う半島情的に対応するため、中止になった。

G7が政治、経済で広く意見交換するサミットに首相を欠いたことで、日本の発言力が低下したことは否めず、日本に直結す北朝鮮情勢をめぐっても厳しい対応を迫られそうだ。また新連立政権浮揚に腐心している首相にとって大きなダメージとなることは必至で、政局運営にも暗い影を落とすことになった。

園田官房副長官によると、首相の容体は、熱も36.6度に下がり、快方に向かっている。首相自身は午後からサミット行事に出席したい意向だったが、医師と相談の上、大事取って休養することにした。

今回の事態について、首相は「日本のみなさんに、心配をかけたのではないか。全体会合が中途半端に終わり、迷惑をかけた」と気にしているという。

この日のサミットは「成長と雇用」を最大の柱に経済問題が討議されたほか、10日にはロシアのエリツィン大統領が初めて正式参加して政治討議が予定されている。《共同通信》



7月9日のできごと