令和1530日目

2023/07/08

この日のできごと(何の日)

【島根県】線状降水帯発生

停滞する梅雨前線の影響で、列島は8日、日本海側を中心に大雨となった。島根県では局地的な豪雨をもたらす線状降水帯が発生。出雲市で川に転落した車に乗っていたとみられる1人が安否不明となり、住宅や道路の浸水被害も相次いだ。

西日本から北日本では11日にかけて雷を伴う非常に激しい雨が降る恐れがあり、気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒を呼びかけた。特に9日は、九州北部や中国地方、東海、北陸など広い範囲で警報級となる可能性が高い。

島根県内では、松江と出雲両市全域で計約37万人に避難指示が出た。県は、出雲市に災害救助法を適用したと発表した。《共同通信》

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【J1】

明治安田J1第20節最終日(8日・豊田スタジアムほか=8試合)6連勝中だった首位の横浜Mは藤田のゴールなどで名古屋との上位対決に2―2で引き分けた。横浜Mは勝ち点43、名古屋は同39で3位。

4位の浦和はFC東京と0―0で引き分け、勝ち点37とした。広島―鹿島は1―1で引き分け、川崎は3―0で横浜FCに快勝。C大阪は1―2で鳥栖に逆転負けした。福岡は札幌、G大阪は京都にそれぞれ勝った。柏―湘南は引き分けた。《共同通信》

【プロ野球・8日】

日2―3ロ

ロッテが競り勝って4連勝。美馬が立ち直って7回2失点で今季初勝利を挙げた。1点を追う五回に角中が同点打を放ち、七回に代打石川慎が勝ち越し打。日本ハムは上沢からの継投が裏目に出て、打線も三回以降走者を出せなかった。

オ5―1西

オリックスの山本は1失点で今季初完投し、リーグ単独トップの8勝目。5安打に抑え、13三振を奪った。打線は二回に野口の2点三塁打で先制。三回は紅林の6号2ラン、五回は宜保の適時内野安打で加点した。西武は7連敗。

楽8―1ソ

楽天が4連勝。辛島は丁寧にコースを突き、七回途中4安打1失点で今季初勝利を飾った。三、四回に打線がつながり、小深田の適時打などで3点ずつを挙げた。ソフトバンクは2連敗。東浜は制球に苦しみ、四回途中6失点と崩れた。

中5―1広

中日が逆転勝ち。0―1の六回に大島とビシエドの適時打でひっくり返し、七、八回にも続けて加点した。メヒアは6回を1失点の好投で来日初勝利を挙げた。マルティネスが追い上げをかわして19セーブ目。広島の大瀬良は7敗目。

巨6―0D

巨人が快勝。菅野が7回を無四球、6安打無失点の好投で2勝目を挙げた。打線は二回に連打と死球による無死満塁から内野ゴロなどで2点先制し、三回は吉川が2点打、五回は中田翔が10号2ラン。DeNAは攻守で振るわなかった。

神2―3ヤ

ヤクルトが競り勝った。一回に村上の犠飛で先制。1―1の七回に代打川端の2点打で勝ち越した。六回途中から投げた2番手の木沢が今季2勝目、田口が19セーブ目。阪神は打線が振るわず、まずい走塁もあって反撃が遅れた。《共同通信》

【袴田事件】

袴田さん姉「裁判、気抜けない」

1966年に起きた静岡県清水市(現静岡市)の4人殺害事件で死刑が確定し、裁判やり直しが決まった袴田巌さん(87)の再審公判で、検察が有罪立証する方向で最終調整していることが8日明らかになり、袴田さんの支援者らは「恥の上塗り」などと強く反発した。検察は確定判決で「犯行の着衣」とされた5点の衣類の変色状況などを補充捜査。有罪立証可能とみているもようで、衣類の評価が再審で再び焦点となる可能性がある。

衣類は事件から約1年2カ月後、血痕の赤みが残った状態でみそタンクから見つかった。3月の東京高裁決定は弁護側の実験結果などに基づき、こうした状況で「衣類に赤みは残らない」と判断。捜査機関側が証拠を捏造した可能性が極めて高いと指摘した。支援者の山崎俊樹さん(69)は「また有罪と主張をしても恥の上塗りをするだけ」と憤る。

最高裁への特別抗告は憲法違反や判例違反がある場合に限られる。高裁決定後、検察は「承服しがたい点があるものの、申し立て理由があるとの判断に至らなかった」(幹部)として断念し、再審開始が確定した経緯がある。《共同通信》

静岡県清水市(現静岡市)の一家4人が殺害された事件で死刑が確定し、裁判のやり直しが決まった袴田巌さん(87)の姉ひで子さん(90)が8日、大阪市で開かれた集会に出席し、検察が有罪立証する方向で最終調整していることに「裁判が終わるまでは気が抜けない」と語った。

集会は冤罪被害がテーマ。登壇したひで子さんは「大崎事件」の原口アヤ子さんや「狭山事件」の石川一雄さんらの再審請求について触れ「巌だけが助かれば良いとは思っていない。冤罪で苦しむ人たちのためにも、巌の48年間を無駄にしないでほしい」と訴えた。《共同通信》

【安倍晋三元首相】一周忌

昨年7月、参院選の街頭演説中に銃撃され死去した安倍晋三元首相の一周忌法要が8日午前、東京・芝公園の増上寺で営まれた。妻昭恵さんら親族と、岸田文雄首相や閣僚、自民党幹部らが参列し、在りし日の姿をしのんだ。首相は法要後の食事会で、安倍氏の遺志をしっかり継ぐ気持ちで、新しい時代に向かって頑張りたいとの考えを強調した。塩谷立元文部科学相が明らかにした。

塩谷氏によると、昭恵さんは「今日は晋三さんがそばにいるようで改めて悲しみを感じている」と涙ながらにあいさつした。法要には森喜朗、小泉純一郎両元首相や自民の麻生太郎副総裁、菅義偉前首相、茂木敏充幹事長、公明党の山口那津男代表に加え、立憲民主党の泉健太代表ら野党関係者も出席した。

増上寺の敷地内に自民党と安倍派(清和政策研究会)、安倍家の主催で献花台が設けられ、一般からの献花を受け付けた。同寺では昨年7月、安倍氏の通夜と葬儀が執り行われた。《共同通信》

立民の泉氏は「大きな足跡を残したが、アベノミクスなど積み残しもあった」と記者団に述べた。《共同通信》

安倍晋三元首相の妻昭恵さんは8日、東京都内で開かれたしのぶ会に出席し「昨年の今日のことを思い出すと、朝から涙が止まらない」と語った。銃撃を受けたとの連絡を受け「亡くなると思わず、主人の下着を支度して奈良へ向かった。病院で手を握ると、握り返してくれた気がした」と当時を振り返った。

安倍氏が父・晋太郎元外相と同じ67歳で死去したことに触れ「義父は首相を目前にして志半ばで亡くなったが、主人は長い間、首相を務めることができた。本当に豊かな67年だった」と述べた。《共同通信》

国民民主党の玉木雄一郎代表は、安倍晋三元首相銃撃事件の発生から1年となった8日、奈良市の近鉄大和西大寺駅前の事件現場を訪れ、近くに設置された献花台に花を手向けた。榛葉賀津也幹事長も同行した。

玉木氏は献花後、記者団に「ここに立つと足が震える。暴力によって政治家の命が失われることは二度とあってはならない。民主主義を守り抜いていかなければいけないとの思いを新たにした」と述べた。《共同通信》

偽拳銃で献花を妨害、男を逮捕

安倍晋三元首相銃撃事件1年に合わせて献花が行われていた奈良市の事件現場付近で、手製銃のような形をした不審物を掲げたとして、奈良西署は8日、軽犯罪法違反(儀式妨害)の疑いで住所、氏名不詳の20代ぐらいの男を現行犯逮捕した。黙秘しているという。

署によると不審物は複数の棒を黒いビニールテープで巻いたもので、危険性はない。男が掲げたのは銃撃事件の発生時刻にほぼ重なる時間帯で、市民らが黙とうをささげていた。妨害行為によって現場で怒号が飛び交い、一時騒然となった。

奈良県警の警察官が現場で取り押さえた。《共同通信》

【国民民主党・玉木雄一郎代表】候補者調整を拒否

国民民主党の玉木雄一郎代表は8日、次期衆院選を巡り立憲民主党の泉健太代表が呼びかけた、共産党を含む野党間での候補者調整を拒否すると強調した。訪問先の奈良市内で記者団に「共産、あるいは共産と組む政党とは一切調整しない。立民が共産と組むなら、候補者調整や選挙協力はできない」と述べた。

泉氏が、候補者調整と選挙協力は異なると説明している点に関し「候補者調整は選挙協力の一形態で同じだ」と疑問視した。

立民の岡田克也幹事長は神戸市内で記者団に「共産に限らず、自民党の数を減らすとの大局観に立って調整を進めたい」と語った。《共同通信》

【米・イエレン財務副長官】中国副首相と会談

中国・北京を訪問中のイエレン米財務長官は8日、経済政策を担当する何立峰副首相と会談した。貿易摩擦や半導体を巡る対立など、米中が抱える課題について協議。中国国営通信の新華社によると、両国が世界的な課題に対応するため、意思疎通と協力を強化することで合意した。両者は対話を継続することも確認した。

イエレン氏は冒頭、世界経済の見通しが複雑化しているとして「二大経済大国が緊密に意思疎通を図ることが急務となっている」と述べた。

香港メディアによると、何氏は「マクロ経済政策や貿易など一連の問題について意思疎通したい」と語った。

中国は米国が科している制裁関税や半導体輸出規制への懸念も伝えたが、議論は平行線をたどった可能性がある。

何氏は、米中貿易摩擦に関する交渉を取り仕切った劉鶴前副首相の後任として、財政金融分野などの経済政策を扱う。習近平国家主席とは福建省での勤務時代に知り合った「側近中の側近」とされ、政府のマクロ経済政策を担う国家発展改革委員会の主任も務めた。《共同通信》

【イスラエル・パレスチナ情勢】

EU、イスラエルを非難

欧州連合(EU)や欧州諸国、日本などの外交官約30人が8日、イスラエルの軍事作戦で大きな被害があった占領地ヨルダン川西岸のジェニン難民キャンプを視察した。EUの駐パレスチナ代表フォンブルクスドルフ氏は報道陣に「イスラエルは国際法を順守しなければならない」と強く非難した。

フォンブルクスドルフ氏は「犯罪者(パレスチナ武装勢力)を拘束するのが目的ならば、ほかの方法もあったはずだ。なぜ空爆や大規模な地上部隊の展開が必要だったのか」と問題視。過剰な実力行使で「武装勢力と民間人を区別していない」と憤りをあらわにした。《共同通信》

【ウクライナ侵攻】

「アゾフ連隊」の英雄が帰国

ウクライナのゼレンスキー大統領は8日、ロシアの侵攻直後にウクライナ南東部マリウポリのアゾフスターリ製鉄所で抗戦し、国内で「英雄」とたたえられる元部隊指揮官5人と共に訪問先のトルコから帰国した。ロイター通信が伝えた。

製鉄所で戦ったウクライナ内務省系の軍事組織「アゾフ連隊」のメンバーらは昨年5月に投降した。一部はトルコが仲介した捕虜交換で、終戦までトルコにとどまることを条件に解放されたとされる。

ロシアのペスコフ大統領報道官は元指揮官らをトルコからウクライナへ帰還させたのは両国による「合意違反」だと批判した。《共同通信》

【MLB】

米大リーグ機構は8日、オールスター戦の代替選手を新たに発表し、メジャー1年目のメッツの千賀滉大投手が選出された。登板間隔を理由に球宴で投げられないカブスのストローマンの代わりで出場する。

30歳の千賀はプロ野球ソフトバンクから海外フリーエージェント権を行使し、メッツに移籍。開幕から先発ローテーションを任され、16試合で7勝5敗、防御率3.31をマークしていた。

他にブルワーズの先発右腕バーンズらも代替選出された。

米プロバスケットボールNBA、レーカーズの八村塁が8日、ロサンゼルスのドジャースタジアムで米大リーグ、ドジャース―エンゼルスの始球式を行った。

今年1月にウィザーズから移籍し、プレーオフでも活躍。6日にレーカーズ残留の決まった八村は大きな拍手で迎えられた。捕手を務めた日系人のドジャース、デーブ・ロバーツ監督にノーバウンドで投じ「夢に見たドジャースタジアムで始球式ができて光栄。とても楽しい時間でした」と終始笑顔だった。《共同通信》

米大リーグは8日、各地で行われ、エンゼルスの大谷は敵地ロサンゼルスでのドジャース戦に「1番・指名打者」で出場し、メジャー単独トップで5試合ぶりとなる32号2ランを中越えに放った。4打数3安打3打点だった。チームは5―10で敗れ、今季初の5連敗。

レッドソックスの吉田はアスレチックス戦に「2番・左翼」で出場し、5打数2安打1打点で出場6試合連続の複数安打。アスレチックスの藤浪は八回から6番手で1回を投げ、1安打無失点だった。レッドソックスが10―3で勝ち、4連勝。

カブスの鈴木はヤンキース戦に「4番・右翼」で出場し、4打数1安打だった。チームは3―6で負けた。《共同通信》



7月8日 その日のできごと(何の日)