令和1417日目

2023/03/17

この日のできごと(何の日)

【国枝慎吾さん】国民栄誉賞受賞

車いすテニス男子の第一人者として活躍し、今年1月に現役引退した国枝慎吾さん(39)が17日、官邸で国民栄誉賞表彰式に臨み「パラリンピックの価値が上がってきた証拠の一つ。スポーツとして楽しんでもらえるような環境に、また一歩近づけたらうれしい」とパラスポーツ界初の受賞の喜びを語った。

輝かしい実績とパラスポーツの社会的認知度の向上に寄与したことが評価された。岸田文雄首相は「スポーツの発展に極めて顕著な貢献をし、広く国民に夢と感動、社会に明るい希望や勇気を与えてきました」と表彰状を手渡した。《共同通信》

17日に官邸で行われた元車いすテニス男子選手の国枝慎吾さん(39)の国民栄誉賞表彰式には母珠乃さん(65)、妻愛さん(39)も出席した。パラスポーツ界で初受賞となった国枝さんの歩みに大きく関わった2人は晴れ舞台を見届け、感無量の様子だった。

国枝さんは9歳で脊髄腫瘍のため車いす生活に。珠乃さんはスポーツ好きの息子がふさぎ込まないよう自宅にバスケットボールのリングを設置し、自身の趣味だったテニスに連れ出した。国枝さんを、珠乃さんは「車いすの生活になったときも、選手になってからけがをしたときも腐らず、前向きに頑張ってきた」とねぎらった。

愛さんは結婚後、アスリートフードマイスターの資格を取得。海外遠征に同行し、食生活をサポートした。世界トップで戦い続ける夫の心にも寄り添い「『もう無理だな』『もう引退だな』と、吐き出せる場所があってよかった」と国枝さん。愛さんは「道のりは決して簡単ではなかったけれど、今までやってきたことがこのような形で認めていただけてうれしい」と報われた苦労に表情を緩めた。《共同通信》

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【大相撲】

大相撲春場所6日目(17日・エディオンアリーナ大阪)大関貴景勝が3敗目を喫し、場所後の横綱昇進は極めて厳しくなった。元大関の平幕御嶽海に押し出された。

大栄翔が琴ノ若との小結対決を突き落としで制し、平幕の翠富士、高安とともに全勝を守った。

3関脇はそろって白星。霧馬山は錦木を外掛けで下し4勝2敗。若隆景は竜電を寄り切り、ようやく初白星を挙げた。豊昇龍は阿武咲をはたき込んで星を五分に戻した。

勝ちっ放しの3人を阿炎、錦富士、琴恵光が1敗で追う。十両は逸ノ城が6連勝で単独首位。《共同通信》

【名古屋家裁】くら寿司迷惑動画の男を保護観察

大手回転ずしチェーン「くら寿司」の名古屋市内の店舗でしょうゆ差しをなめる様子を動画撮影し、インターネットに投稿したとして、威力業務妨害容疑で家裁送致された男(19)について、名古屋家裁は17日、保護観察処分を決定した。期間は2年間。

男は知人2人と共謀して2月3日午後8時45分ごろ、名古屋市中区の「くら寿司名古屋栄店」で、しょうゆ差しの注ぎ口をなめる様子を動画撮影した上、インターネット上に投稿して不特定多数が閲覧できる状態にしたなどとして、愛知県警に逮捕されていた。《共同通信》

【東京株式市場】

17日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は反発した。前日に米大手金融機関11社が経営難の米中堅銀行、ファースト・リパブリック銀行の資金支援に乗り出すことを発表し、欧米金融不安による景気悪化懸念が後退、買い優勢となった。

終値は前日比323円18銭高の2万7333円79銭。東証株価指数(TOPIX)は22.32ポイント高の1959.42。出来高は約16億4105万株だった。《共同通信》

【COVID-19】

国内で17日、6914人の新型コロナウイルス感染者が確認された。都道府県別では東京631人、愛知383人、神奈川369人など。死者は東京6人、千葉4人など計38人の報告があった。

厚生労働省によると、全国の重症者は96人で、前日から9人減った。

宮崎で過去の感染者数の修正があった。《共同通信》

【菅義偉前首相】韓国大統領と会談

超党派の日韓議員連盟次期会長の菅義偉前首相(自民党)らは17日、韓国の尹錫悦大統領と東京都内のホテルで会談した。元徴用工訴訟問題で韓国政府が示した解決策や、日韓関係の正常化に合意した16日の首脳会談の結果を「高く評価する」と伝達。「人的交流を盛り上げたい」と意欲を示した。尹氏も首脳会談について「大きな進展だ」と応じた。 東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出を巡り、菅氏らは「国際原子力機関(IAEA)と連携して計画を進めている」と説明。尹氏は「科学的な分析が必要だ」と指摘した。 菅氏と尹氏の会談には議連現会長の額賀福志郎元財務相、自民党の小渕優子組織運動本部長らが同席した。《共同通信》

【自衛隊】トルコに物資輸送

トルコ・シリア大地震の被災地に支援物資を運ぶ航空自衛隊の輸送機が17日、トルコ南部アダナのインジルリク空軍基地に到着した。日本外務省によると、北大西洋条約機構(NATO)と連携して実施する初の国際緊急援助活動。

航空自衛隊のKC767空中給油輸送機は愛知県の小牧基地を14日に出発し、パキスタンに集積されたテントなどの支援物資をトルコまで輸送した。自衛隊機を活用した支援活動としては、2月にも政府専用機が医療用資機材を運んでいる。

トルコはNATOの加盟国で、日本はパートナー国。インジルリク空軍基地には米軍も駐留する。《共同通信》

【トルコ】フィンランドのNATO加盟認める

フ北欧のフィンランドとスウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)加盟申請に関して、トルコのエルドアン大統領は17日、首都アンカラで、フィンランドのニーニスト大統領と会談した。エルドアン氏は終了後の記者会見でフィンランドの加盟を承認し、議会で批准の手続きを進める考えを示した。

トルコが鍵を握る加盟協議が進展した。トルコ議会は今後、フィンランドの加盟を先に批准するとみられ、焦点はスウェーデンの加盟に移る。加盟には全加盟国の承認が必要で、トルコとハンガリーが批准を終えていない。

今回はトルコがニーニスト氏を招待した。《共同通信》

【米アイルランド首脳会談】

バイデン米大統領は17日、アイルランドのバラッカー首相とホワイトハウスで会談し、ロシアが侵攻を続けるウクライナへの支援を継続することで一致した。バイデン氏は侵攻で家を追われた人々ら約8万人をアイルランドが受け入れているとして移民や難民保護の取り組みを称賛した。米政府が発表した。

アイルランド系移民の子孫であるバイデン氏は英領北アイルランドでの紛争を終わらせた1998年の和平合意への支持も表明した。合意から25年となる来月、アイルランドを訪問するとみられている。

バイデン氏は会談で「ロシアの残忍な侵略に反対することは大きな意味を持つ」と強調した。《共同通信》

【WBC】

ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で5大会連続で4強入りした日本(1次リーグB組1位)は17日、チャーター機で決戦の地となる米マイアミ入りし、一部選手が初練習を行った。準決勝は20日午後7時(日本時間21日午前8時)から、メキシコ(C組1位)とプエルトリコ(D組2位)による準々決勝の勝者と対戦する。

3大会ぶり3度目の優勝を目指す日本は1次リーグを4戦全勝で突破し、16日の準々決勝ではイタリア(A組2位)に9―3で勝利した。

前回覇者の米国(C組2位)はベネズエラ(D組1位)と準々決勝で顔を合わせ、勝者はキューバ(A組1位)との準決勝に臨む。《共同通信》

ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は17日、米マイアミで準々決勝1試合が行われ、メキシコ(1次リーグC組1位)がプエルトリコ(D組2位)に5―4で逆転勝ちし、20日午後7時(日本時間21日午前8時)開始予定の日本(B組1位)との準決勝に駒を進めた。WBCでメキシコは初の4強進出。

メキシコは2―4の七回にパレデス(レイズ)とL・ウリアス(ブルワーズ)の適時打で3点を奪って逆転した。

5大会連続で4強入りした日本は17日未明にマイアミ入り。5選手が初練習を行い、準決勝で先発が見込まれる佐々木朗(ロッテ)はキャッチボールなどで調整した。《共同通信》

【ウクライナ侵攻】

ICC、プーチン氏に逮捕状

国際刑事裁判所(ICC、本部オランダ・ハーグ)は17日、ロシアが侵攻したウクライナからの子どもの連れ去りに関与した疑いがあるとして、戦争犯罪の容疑でロシアのプーチン大統領に逮捕状を出した。ロシアは強く反発、身柄引き渡しを拒否する公算が大きく、実際に本人を出廷させて公判を開くのは困難とみられる。

プーチン氏が日本などICC加盟国を訪問すれば逮捕される可能性があり、今後の行動が大きく制約される。ICCが現職の国家元首に逮捕状を出したことはあるが、国連安全保障理事会常任理事国の元首に対しては初めてで、プーチン氏の国際的な信用性が一層失墜するのは必至だ。

ロシアで子どもの権利を担当する大統領全権代表マリア・リボワベロワ氏にも同じ容疑で逮捕状を出した。

タス通信によると、ロシアのペスコフ大統領報道官は「ロシアはICCの司法権を認めておらず、決定に法的な意味はない」と指摘し「言語道断で受け入れがたい」と批判した。

ウクライナのゼレンスキー大統領は声明で「歴史的だ」と歓迎した。《共同通信》

国際刑事裁判所(ICC)は17日、ウクライナでのロシアの戦争犯罪を巡り、プーチン大統領に逮捕状を出した。ICCのカーン主任検察官は「最初の具体的な一歩だ」と強調、立件に向けた動きはさらに加速しそうだ。国家元首への逮捕状にロシアは猛反発している。

ICCは戦争犯罪のほか、人道に対する罪やジェノサイド(大量虐殺)についても欧州連合(EU)などと連携して捜査している。首都キーウ(キエフ)近郊ブチャでの民間人虐殺なども捜査対象とみられる。

米紙ニューヨーク・タイムズ電子版は13日、ICCが2件の戦争犯罪を立件する意向だと報道。1件は今回の容疑内容となった子どもの連れ去りで、もう1件は電力やガス、水道など民間インフラへの執拗な攻撃についてだ。

昨年2月の侵攻開始以降、ウクライナ当局はロシア側に連れ去られた1万6千人を超える子どもの身元を特定。カーン氏は17日、これまでの捜査で少なくとも数百人の子どもが児童養護施設などから連れ去られたと確認したと説明した。《共同通信》

ロシア、バフムトの7割支配主張

ウクライナ東部ドネツク州の親ロ派「ドネツク人民共和国」の幹部は17日、激戦が続く要衝バフムトの6〜7割をロシア軍が支配下に置いたと主張した。ロシア国営テレビが伝えた。バフムトにはロシアの正規軍のほか、民間軍事会社ワグネルが戦闘員を投入。猛攻をかけたが、ウクライナ軍が防衛し、膠着が続いている。

英国防省は17日の分析で、バフムト周辺のロシア軍が戦闘力を消耗し、1月以降で最低水準の局地的な攻撃を展開していると指摘した。

ウクライナのゼレンスキー大統領は17日、最高司令官会議を開き、バフムトなどウクライナ東部の前線での部隊強化に向け協議したと発表した。《共同通信》



3月17日 その日のできごと(何の日)