令和1412日目

2023/03/12

この日のできごと(何の日)

【中国】新政府発足

中国の全国人民代表大会(全人代)は12日、李強首相の指名に基づき副首相4人や国務委員(副首相級)5人、閣僚らを選出した。李強氏と同様に習近平国家主席の腹心が政府(国務院)の要職を占めた。習氏派一色の新政府発足で、3期目の習指導部が本格始動。全人代は13日に習氏が演説し、閉幕する。

習氏は昨年10月の共産党大会を経て発足した最高指導部に続き、政府の人事も主導し、権力基盤を盤石にした。新政府は新型コロナウイルスで低迷した経済の再建が課題。李強氏は全人代閉幕後、首相就任後初の記者会見に臨む。

筆頭副首相には習氏の上海市勤務時代からの側近で党序列6位の丁薛祥・政治局常務委員が就任。ほか3人の副首相には何立峰、張国清、劉国中の各党政治局員が選出された。何氏は習氏の福建省時代の部下でマクロ経済の司令塔、国家発展改革委員会主任を務めた。《共同通信》

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【近畿地方】春一番

大阪管区気象台は12日、近畿で「春一番」が吹いたと発表した。昨年は吹いておらず、2021年3月2日以来。日本海で低気圧が発達しながら北東に進み、各地で20度を超える気温を観測した。

気象台によると、12日午後2時までの最大瞬間風速は、和歌山市で南南西の風13.9メートル、滋賀県彦根市で南東の風11.6メートル。

春一番の発表基準は地方で異なる。近畿では立春から春分までの間、日本海に低気圧があり、最大風速8メートル以上の南寄りの風が吹くことなどが目安。《共同通信》

【WBC】

ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は12日、東京ドームで1次リーグB組の2試合が行われ、日本は7―1でオーストラリアに快勝し、4戦全勝で1位通過を決めた。16日に東京ドームでの準々決勝で、A組2位のイタリアと米マイアミで行われる準決勝進出を懸けて戦う。

一回に大谷(エンゼルス)のWBC初本塁打となる3ランで先行。二回にヌートバー(カージナルス)の適時打と近藤(ソフトバンク)の適時二塁打で2点を加え、四回に大谷の押し出し四球、五回は中村(ヤクルト)の適時二塁打で加点した。先発の山本(オリックス)は4回を1安打無失点、8奪三振と好投した。

韓国はチェコに7―3で勝ち初白星。一回に李政厚の適時打などで5点を先行し、金河成の2本のソロ本塁打で加点した。ともに1勝2敗。《共同通信》

岸田文雄首相は12日夜、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表がオーストラリア戦に勝利して1次リーグB組の首位通過を決めたことを受け、自身のツイッターで祝意を表し「世界一奪還へ! がんばれ侍ジャパン!」とエールを送った。

次戦に向けて「侍ジャパンの力強いプレーに、応援もますます力が入ります。準々決勝も、日本のファンの皆さんと一緒に応援したい」とつづった。《共同通信》

【大相撲】

大相撲春場所初日(12日・エディオンアリーナ大阪)照ノ富士の休場で3場所続けて初日から横綱不在。横綱昇進を目指す大関貴景勝は小結翔猿にはたき込みで敗れ、黒星発進となった。

3関脇では新関脇霧馬山が阿炎を押し出し。若隆景は玉鷲の突き落としに屈し、豊昇龍は正代に押し出された。他の小結勢は若元春、琴ノ若、大栄翔も勝った。

今場所は観客数に制限を設けず、新型コロナウイルス感染拡大後では4年ぶりの通常開催。初日は満員御礼となった。《共同通信》

【J1】

明治安田J1第4節最終日(12日・札幌ドームほか=7試合)昨季王者の横浜Mは札幌に0―2で屈し、今季初黒星を喫した。勝ち点7のままで、札幌は初勝利。名古屋は柏に3―0で快勝し、勝ち点は首位神戸と9で並んだ。

広島は終盤のPKで勝ち越し、G大阪に2―1で競り勝って初白星を挙げた。C大阪も香川のJリーグ復帰後初得点などで鳥栖を2―1で下して1勝目。FC東京は横浜FCに3―1、京都は湘南に2―0で快勝し、鹿島―福岡は引き分けた。《共同通信》

【バスケットボール】

バスケットボール男子の日本一を決める第98回天皇杯全日本選手権は12日、東京都江東区の有明コロシアムでBリーグ1部(B1)勢による決勝が行われ、前回2位の千葉ジェッツが琉球ゴールデンキングスを87―76で下して優勝した。3連覇を達成した第94回大会以来、4大会ぶり4度目の頂点に立った。

リーグ戦でB1新記録の21連勝中の千葉Jは、日本代表ガードの富樫勇樹を中心に3点シュートによる攻撃と堅い守備が光り、粘る琉球を振り切った。琉球は初優勝を逃した。会場には9315人の観衆が詰めかけた。《共同通信》

【ゴルフ】

明治安田生命レディース最終日(12日・高知県土佐CC=6228ヤード、パー72)24歳の吉本ひかるがプレーオフを制してツアー初勝利を挙げた。首位から4バーディー、1ボギーの69で回り、67と伸ばしたささきしょうこと通算19アンダーの269で並んだが、プレーオフ2ホール目でバーディーを奪い決着した。優勝賞金は1800万円。

古江彩佳と小祝さくらが3打差の3位に入り、さらに1打差の5位に金田久美子。勝みなみは通算14アンダーで6位、西村優菜は13アンダーで10位だった。《共同通信》

【将棋】

将棋の藤井聡太王将=竜王・王位・叡王・棋聖との五冠=(20)に羽生善治九段(52)が挑戦した第72期王将戦7番勝負の第6局は11、12の両日、佐賀県上峰町で指され、88手で後手の藤井王将が勝ち、対戦成績4勝2敗で初防衛、五冠を堅持した。通算タイトル数は森内俊之九段(52)と並ぶ歴代8位の12期目を獲得した。

今シリーズは若き第一人者と棋界のレジェンドがタイトル戦で初対決して注目を集めたが、藤井王将に軍配が上がった。羽生九段は2017年、自身の通算タイトル獲得記録を99期に更新。その後は18年に無冠となり、前人未到の100期に足踏みが続いている。

タイトルを守った藤井王将は「分からない局面が多くて、没頭して指すことができた。自分にとって得るものが多かったので、今後に生かしていきたい」。羽生九段は「いろいろやってはみたが、もうちょっと指し手の精度を上げないといけないと感じた」と話した。《共同通信》

【COVID-19】

国内で12日、新たに6980人の新型コロナウイルス感染者が確認された。1週間前から1600人余り減った。都道府県別では東京606人、愛知426人、大阪424人など。死者は兵庫5人、千葉4人、埼玉、東京、大阪で各3人など計24人。

厚生労働省によると、全国の重症者数は前日から2人減って107人だった。《共同通信》

【立憲民主党】衆院山口4区補選に有田芳生氏

立憲民主党山口県連は12日、安倍晋三元首相の死去に伴う衆院山口4区補欠選挙に、元参院議員の有田芳生氏(71)を擁立する方針を決めた。党本部が近く公認する。有田氏は世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題に詳しいジャーナリストとして知られる。

自民党は安倍氏の後継として、元下関市議の新人吉田真次氏(38)の擁立を決定。有田氏は教団との関係が指摘された安倍氏の地元で、教団が政治に与えた影響の検証を求めて支持を呼びかける構えだ。補選には政治家女子48党幹事長の新人黒川敦彦氏(44)も立候補を予定する。《共同通信》

【北朝鮮】米韓演習を非難

北朝鮮の対南宣伝サイト「わが民族同士」は12日、米韓による13日からの大規模合同演習「フリーダムシールド(自由の盾)」を非難した。「侵略的で挑発的な(対北朝鮮)侵攻・攻撃の企てをあらわにした」と強調している。

サイトは、米韓が今回の演習で「政権崩壊」や「地域占領」を想定した各種訓練を実施すると指摘。これまで演習の際に「定例の防御的な演習だ」と国内外に弁明してきたが、今回はしていないと訴えた。演習によって「戦争がいつ起きるか分からない一触即発の緊張した情勢がつくられる」とも主張した。《共同通信》

【第95回アカデミー賞】

米映画界最大の祭典、第95回アカデミー賞の発表・授賞式が12日(日本時間13日)、ハリウッドで開かれた。アジア系の俳優が多く出演したSFアクション映画「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」が作品賞、主演女優賞、監督賞など最多7部門で受賞。米ハリウッドで続くアジア系の躍進を象徴する結果となった。

主演女優賞はマレーシア人のミシェル・ヨーさんで、アジア人の同賞受賞は初めて。助演男優賞はベトナム生まれのキー・ホイ・クァンさん、監督賞のコンビ「ダニエルズ」のダニエル・クワンさんもアジア系。助演女優賞も同作のジェイミー・リー・カーティスさん。同作は脚本賞、編集賞も受賞した。

ヨーさんは香港映画で活躍後、欧米に進出。「007 トゥモロー・ネバー・ダイ」などに出演した。クァンさんは1980年代に映画「グーニーズ」などの子役で人気になった。「エブリシング―」は全米でヒット、日本でも公開中。

第95回アカデミー賞で12日、映画「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」が最多7部門で受賞した。アジア人で初めて主演女優賞に輝いたミシェル・ヨーさんは記者会見で「長い間かけて今夜、私たちはついにガラスの天井をぶっ壊した。私のカンフーでね」と興奮気味に話した。

マレーシア人のヨーさんはオスカー像を手に「少数派とされる誰にでも、機会を平等に得る権利がある。その価値があることを証明させてほしいと訴えてきた」。

ベトナム出身で助演男優賞に輝いたキー・ホイ・クァンさんは幼い頃、難民キャンプで過ごしたと話し「まさにアメリカンドリームだ」と涙ぐんだ。《共同通信》



3月12日 その日のできごと(何の日)