令和1394日目
2023/02/22
この日のできごと(何の日)
【竹島の日】
島根県は22日、韓国が実効支配する竹島(同県隠岐の島町、韓国名・独島)の領有権問題解決に向け、条例に基づく18回目の「竹島の日」記念式典を松江市で開いた。丸山達也知事は、韓国政府関係者の島上陸などを挙げ「極めて遺憾だ」と批判。「問題解決には日韓政府レベルでの話し合いが不可欠だ」と訴えた。
政府が派遣した中野英幸内閣府政務官は「韓国が強硬手段で開始した竹島の占拠は、何ら根拠のない不法占拠」とした上で「粘り強い外交努力で平和的に紛争を解決する」と述べた。日韓両政府が元徴用工問題を巡り関係改善を模索する中、あいさつは昨年の内容をほぼ踏襲した。《共同通信》
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【第10管区海上保安本部】違法操業疑いで中国人逮捕
鹿児島県の臥蛇島の西方約80キロ沖で違法に操業したとして、第10管区海上保安本部(鹿児島)は22日、漁業主権法違反(無許可操業)の疑いで、中国漁船の中国人船長を現行犯逮捕したと明らかにした。
10管によると、航空機で22日、パトロール中に漁船を発見。排他的経済水域(EEZ)内でサンゴを採っていた疑いが持たれている。《共同通信》
【COVID-19】
国内では22日、新型コロナウイルスの感染者が新たに1万8625人確認された。死者は106人、重症者は前日から14人減の212人だった。
東京都の新規感染者は1195人で、前週の同じ曜日から663人減り、3日連続で1週間前を下回った。50~90歳代の男女15人の死亡が報告された。《共同通信》
【東京株式市場】
22日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は大幅続落し、前日比368円78銭安の2万7104円32銭と約1カ月ぶりの安値で取引を終えた。米連邦準備制度理事会(FRB)の金融引き締めが長期化するとの観測から景気の先行きへの懸念が強まり、リスク回避の売りが広がった。
東証株価指数(TOPIX)は22.21ポイント安の1975.25。出来高は約12億株だった。
平均株価の下げ幅は午前に一時400円を超えた。米中対立激化への懸念からアジア株が軟調に推移したことも投資家心理の重しとなった。業種別では小売りや半導体製造に関連する銘柄の下げが目立った。《共同通信》
【参院】ガーシー氏への懲罰可決
参院は22日の本会議で、国会欠席を続けるNHK党のガーシー氏に対し「議場での陳謝」を科す懲罰を与野党の賛成多数で可決した。尾辻秀久参院議長は次回の本会議への出席を命じる文書を通知した。ガーシー氏が応じなければ、与野党は再び懲罰を検討し、最も重い除名とすることも視野に入れている。除名されれば議員の身分を失う。衆参両院によると、欠席を理由とした懲罰は国会で初めて。
議場での陳謝は、懲罰では除名、登院停止に次ぐ3番目の重さ。参院での懲罰は、2013年に無許可で北朝鮮を訪問した日本維新の会のアントニオ猪木氏が30日間の登院停止となって以来だ。
参院の石井準一議院運営委員長はガーシー氏が次回本会議に出席し陳謝を行うかどうか27日までに回答するよう同氏側に求めた。
本会議ではN党の浜田聡政調会長がガーシー氏の代わりに懲罰に反対する弁明を行い「ガーシー氏は昨年の参院選で海外から議員活動をすると公言して当選した」と述べた。採決ではN党が反対し、れいわ新選組は欠席した。《共同通信》
【中国】炭鉱事故で50人不明
中国内モンゴル自治区で22日午後、炭鉱が崩れる事故があり、50人以上が行方不明となった。当局が救助活動を始めた。中国メディアが伝えた。習近平指導部は年に1度の政治イベント、全国人民代表大会を3月に控え、他にも大事故が起きて社会不安が広がらないよう、警戒している。
当局は死者2人、けが人6人を確認した。現場は露天掘りの炭鉱。広い面積にわたって崩壊が発生し、人や車両が埋まったという。
習国家主席は救出に全力を尽くすよう指示し、原因究明と責任追及を進める考えを示した。全人代に備えて各地の地方政府が責任を持って大事故を防ぎ「人民の生命と社会の安定」を守るよう要求した。《共同通信》
【ロシア・プーチン大統領】王毅氏と会談
ロシアのプーチン大統領は22日、モスクワで中国外交担当トップの王毅共産党政治局員と会談した。プーチン氏は冒頭、中ロ協力は国際秩序の安定に重要だと指摘。王氏は、民主的で多極化した世界実現のため両国の戦略的協力が必要との認識を示した。国営テレビが中継した。
プーチン氏は経済や外交分野での中ロ協力が期待以上の速さで発展していると評価。今春に予定されている習近平国家主席のロシア訪問を「待っている」と述べた。
王氏は、困難な国際情勢の中でロシアとの相互信頼と戦略的協力関係を強めていくと表明した。
プーチン、習両氏は昨年12月30日にオンライン形式で会談。軍事協力の強化などを協議した。《共同通信》
【米・バイデン大統領】NATO中東欧9カ国首脳と会談
バイデン米大統領は22日、北大西洋条約機構(NATO)に加盟する中東欧9カ国の首脳らとポーランドの首都ワルシャワで会談し、ウクライナ侵攻への対応を協議した。集団防衛を定めたNATO条約5条の「神聖な義務」を守り「NATOの領土を隅々まで守る」と述べた。
中東欧9カ国の協力枠組みは、クリミア半島を一方的に併合したロシアの脅威に対抗するため2015年に発足。創設地のルーマニア首都名を取り「ブカレスト9(B9)」と呼ばれる。バイデン氏は「集団防衛の最前線」と重視しており、連携強化を図った。
バイデン氏は「侵攻はウクライナだけでなく民主主義国家の自由を危険にさらした」と指摘。ロシアの侵攻開始から約1年となり「われわれの結束が一層重要になっている」と訴えた。
ルーマニアのヨハニス大統領は「戦争は苦しみと絶望、破壊しかもたらさない」と侵攻を非難。スロバキアのチャプトバ大統領は、バイデン氏の東欧滞在が「結束の象徴だ」と歓迎した。《共同通信》
【ウクライナ侵攻】
ワグネル創設者、ロシア国防省を批判
ウクライナに部隊を投入するロシア民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏は22日、最前線で戦うワグネルの部隊に弾薬を十分に供給していないとしてロシア国防省や軍を批判した。戦闘員の遺体が並ぶ写真を通信アプリに投稿し、弾薬があれば「死者は5分の1になるはずだ」と主張した。
プリゴジン氏はウクライナ侵攻を巡り、国防省などの対応にたびたび不満を表明している。ワグネルが「まるで存在しないかのように扱われている」とも述べた。
ワグネルはウクライナ東部ドネツク州の要衝バフムトなどの激戦地に部隊を投入。米当局は今月、戦闘員3万人以上が死傷したとの推計を出した。《共同通信》
【笑福亭笑瓶さん】死去
黄色い縁の眼鏡がトレードマークでバラエティー番組などで活躍したタレントの笑福亭笑瓶さんが22日午前、急性大動脈解離のため死去した。66歳。大阪府出身。
1980年に大阪芸術大を卒業後、落語家の笑福亭鶴瓶さんに入門。バラエティー番組「突然ガバチョ!」などに出演し、関西で活躍した後、東京に進出。「ものまね王座決定戦」で披露したアニメ「魔法使いサリー」のキャラクター、「よし子ちゃん」の物まねなどで人気を博した。
医薬品「コンタック」のCMキャラクターの声や、情報番組「噂の!東京マガジン」などでも親しまれた。《共同通信》
