平成2588日目

平成8年2月8日(木)

1996/02/08

【韓国】竹島にふ頭建設

日本と領土問題になっている竹島(韓国名・独島)に、韓国が海洋警察の船舶や漁船などが接岸できるようなふ頭を建設するなどの港湾工事を昨年12月から始めていることが8日明らかになった。

日本は国連海洋法条約を批准し、200カイリの排他的経済水域を設定する方針で、竹島の領土問題が日韓で再燃しつつある。こうした時期に韓国が港湾施設の整備を始めたことで、日本側を刺激するのは必至だ。《共同通信》



【静岡県富士宮市】オウム隣接地に90本の空ドラム

静岡県警生活保安課などは8日、廃棄物処理法違反の疑いで同県富士宮市のオウム真理教総本部に隣接する農地を捜索、地中からつぶれたドラム缶約90本を発見した。ドラム缶はすべて空だったが、同県警は缶に付着した泥などを採取して詳しく鑑定するとともに、缶の用途や埋めた際の状況などについて教団から事情を聞いている。《共同通信》

【野茂英雄投手、マック鈴木投手】渡米

米大リーグ、ドジャースの野茂英雄投手とマリナーズのマック鈴木投手が8日、キャンプインに備えて成田発の全日空機でそろって渡米した。

出発前には成田市内のホテルで記者会見。約15分間の短い時間だったが、2人は終始笑顔で応対した。

昨年13勝をマークし、ナ・リーグ新人王に選ばれた野茂は「昨年のように、僕の試合を見たいと思わせるようなプレーをしたい」と力強く宣言。マックは「ことしこそ頑張らなくては」と大リーグデビューへの硬い決意を口にした。

野茂はフロリダ州ベロビーチ、マックはアリゾナ州ピオリアでともに15日からキャンプに入る。《共同通信》

【橋本龍太郎首相】住専の責任追及

橋本龍太郎首相は8日午後の衆院予算委員会で、住専問題に関連し「母体行の責任は否定しないが、住専の経営責任もきちんと議論されるべきだ」と述べ、住専の経営者責任を厳しく追及する考えを強調した。

共産党の松本善明氏の質問に答えた。

松本氏が不良債権と暴力団の関係資料提出を迫ったのに対し、倉田寛之国家公安委員長(自治相)は「法令に触れることであれば、検挙を通じて事態の解明を図りたい」と強調した。

長尾立子法相は、市民リーグの海江田万里氏が金融犯罪の摘発に向け、刑事上の時効延長の検討を求めたにに対し「公訴時効が生じても過去の犯罪行為を事後に延長するのは憲法違反の可能性がある」と延長は違憲との考えを示した。《共同通信》

【新進党】住専法案審議を拒否

衆院予算委員会は8日午後、住宅金融専門会社(住専)問題をめぐる総括審議で、新進党の加藤六月氏が住専処理機構の新設などを盛り込んだ「住専処理特別法案」が国会に提出されていないことを理由に「これ以上審議できない」と審議を拒否、新進党委員全員が退席した。同党の予算委退席戦術は2回目。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・橋本龍太郎首相は8日、記者団から間もなく政権発足後1カ月を迎える感想を聞かれて「短かったような気もするし、ひどく長かったような気もする。そんなこと考える余裕がないから…」と振り返った。「この1カ月で慣れたことは」との問いには「そういうことはない。一日一日を、判断が間違っていないかどうか考えている」と、住専問題などで苦悩ぶりを強調。閣僚経験も豊富で国会答弁には慣れているはずの首相だが「各省の大臣をやっていた時とは、重圧が違うよ」と本音も。

○・・・この日の衆院予算委員会では自民党旧竹下派で橋本首相や梶山静六官房長官とともに「七奉行」の一人だった新進党の奥田敬和氏が登壇。梶山氏が当時「大乱世の梶山」と呼ばれていたことをとらえて「乱世には弱いね」と切り出した。奥田氏は「今こそ梶山さんの出番。玉砕戦法でいっては国民の悲劇だ。いったん撤退したらどうか。落としどころを考えているのではないか」と、住専処理への財政支出の削除に応じるよう再三迫った。しかし、梶山氏は「私は内閣を支えに支えて支えまくる」と建前論に終始。“同じかまの飯”のよしみでも「落としどころ」は聞けずじまいだった。《共同通信》

【福島県葛尾村】31年間交通死亡事故ゼロ

福島県葛尾村は8日午前0時で、31年間、交通死亡事故ゼロの記録を達成した。これまでの記録は同村が持つ30年間で、自己記録を更新した。過去の記録がなく、死亡事故がいつからないのか分からない自治体もあるが、警察庁の統計では、離島を除き全国で最長という。

葛尾村などによると、最後の死亡事故は昭和40年2月7日に起きた。トラックが雪道でスリップして約40メートル下の水田に転落、運転していた男性がトラックの下敷きになり死亡した。

同村は阿武隈山地のほぼ中央にあり、人口は1920人。国道399号と県道3本のほか、総延長約85キロの村道や農道が通っている。昨年4月1日現在、村内の車保有台数は小型自動二輪を含め1940台と、1人当たり1台以上。

松本允秀村長は「すごい記録なんだという村民全体の意識で達成できた。目標は交通死亡事故ゼロ2万日」と話している。《共同通信》



2月8日のできごと