令和1389日目
2023/02/17
この日のできごと(何の日)
【H3ロケット】打ち上げ中止
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は17日、鹿児島県の種子島宇宙センターで、日本の新たな主力ロケット「H3」1号機の打ち上げを直前で中止した。2段ロケットの第1段の主エンジンに着火後、両脇にある補助ロケットに信号が送られず、着火しなかった。JAXAは原因究明を急ぎ、早期の打ち上げを目指す方針だ。
JAXAによると、17日午前10時37分の打ち上げの6・3秒前、予定通りに第1段ロケットの主エンジンに着火した。本来はその後、打ち上げの0・4秒前に、固体燃料を燃やして推力を得る「固体補助ロケット」にも着火する予定だった。ところが、第1段の制御装置が何らかの異常を検知したため、着火信号が送られなかったという。
JAXAは18日にも機体を打ち上げ地点から組み立て棟に戻し、詳しい原因を調べる。H3の機体と、搭載している人工衛星に被害はないとみられる。《読売新聞》
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【J1】
1993年5月15日に始まったサッカーJリーグの30周年となるシーズンが17日、川崎市等々力陸上競技場で開幕し、明治安田J1で2連覇を狙う横浜Mが一昨季王者の川崎に2―1で勝って白星スタートを切った。
優勝候補に挙がるクラブ同士の一戦でチケットは完売し、2万2563人の観衆が集まった。新型コロナウイルスの感染拡大後、リーグ戦では初めて収容人数の制限なく全席でマスクを着用しての声出し応援が可能となり、会場にはサポーターの声援や歌声が響いた。
今季J1は18チームで争われ、12月3日の最終節まで熱戦が続く。《共同通信》
【東京株式市場】
17日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は反落した。米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げが長期化するとの警戒感から前日の米国株式市場が下落した流れを引き継ぎ、売り注文が優勢だった。
終値は前日比183円31銭安の2万7513円13銭。東証株価指数(TOPIX)は9.16ポイント安の1991.93。出来高は約11億1321万株だった。《共同通信》
【COVID-19】
国内で17日、1万8456人の新型コロナウイルス感染者が確認された。減少傾向が続いている。都道府県別では、東京1272人、大阪1180人、神奈川1053人など。死者は愛知14人、千葉13人、東京10人など、計133人が報告された。
厚生労働省によると、重症者は前日から22人減り、232人となった。
秋田で過去の感染者数の修正があった。《共同通信》
【立憲民主党・泉健太代表】「重馬場」発言釈明
立憲民主党の泉健太代表は17日の記者会見で、岸田政権と対峙するため国会で共闘する日本維新の会の馬場伸幸代表に対し、競馬用語になぞらえて「重馬場であってほしい」とした自身の発言を釈明した。「与党とどう向き合うかを例えた。悪口ではない」と述べた。
泉氏は10日の会見で、衆院憲法審査会の幹事懇談会を欠席した立民の対応を維新が批判したことを受け「与党の誘いに乗ってしまうと、野党として戦えない」と指摘。「馬場さんには『重馬場』であってもらいたい」と語った。
この言動に維新の藤田文武幹事長は「相当むかついている。人の名前をいじる感性はどうなのか」と激怒した。《共同通信》
【岸田文雄首相】LGBT関係者と面会
岸田文雄首相は17日、LGBTなど性的少数者の支援団体関係者と官邸で面会した。首相は荒井勝喜元首相秘書官の差別的な発言について、「不当な差別と受け取られる極めて不適切なもので、多くの方に不快な思いをさせたことを心からおわびする」と陳謝した。
首相は面会で、「多様性が尊重され、全ての人々がお互いの人権や尊厳を大切にする。生き生きとそれぞれの人生を享受できる社会を目指すべく努力しなければならない」と述べた。
面会したのは「プライドハウス東京」や「LGBT法連合会」など支援団体の関係者。
出席者によると、首相は面会で、同性婚法制化を巡って「社会が変わってしまう課題だ」とした自身の国会答弁について問われ、「制度、法律が変わるということを表現した。ネガティブな意味ではない」と説明したという。《産経新聞》
【米国、中国】軍の連絡回線停止
米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は17日の記者会見で、米軍が4日に中国の偵察気球を撃墜して以降、米中両軍の連絡回線が「残念ながら使えていない」と述べ、意思疎通ができなくなっていると認めた。米軍は南部サウスカロライナ州沖で続けてきた偵察気球の残骸回収作業を16日に完了したと発表した。
台湾情勢や南シナ海を巡り対立が続く米中両国の偶発的な衝突が危ぶまれる中、軍同士の連絡が途絶えることになれば、インド太平洋地域の安全保障環境がさらに不安定化することになる。《共同通信》
【トルコ・シリア大地震】発生から12日目
トルコ・シリア大地震は17日、発生から12日目となった。被災地では大量のがれきの処分が難航する恐れが出ている。行方不明者らの捜索活動は縮小しながらも継続。アナトリア通信は6日の地震発生から約278時間後に南部ハタイ県で45歳の男性が救出されたと伝えた。「奇跡」(トルコメディア)の救出がなお繰り返されている。
トルコ、シリア当局と国連によると、両国の死者は4万3千人を上回った。トルコだけで3万8千人を超えている。
アナトリア通信によると、専門家はこれから撤去する建物を含め、被災地から発生するがれきの総量は1億トンと推定している。《共同通信》