令和1381日目

2023/02/09

この日のできごと(何の日)

【日比首脳会談】

岸田首相は9日、フィリピンのマルコス大統領と官邸で会談し、災害救助や人道支援のため、フィリピンに自衛隊を派遣する際の手続きを円滑化することで合意した。共同訓練強化に向けた枠組みの検討も続ける。東シナ海、南シナ海で軍事活動を活発化させる中国を念頭に、安全保障協力を深めるのが狙い。首相は会談後の共同記者発表で、フィリピンに対し、22、23年度にODAと民間投資を合わせ6千億円の支援を行う考えを表明した。

マルコス氏来日は大統領就任後、初めて。両首脳は会談後、自由で開かれた国際秩序の重要性を訴えた共同声明を発表。中国をにらみ、力や威圧を含む緊張を高めうる行為に強く反対すると宣言した。《共同通信》

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【天皇、皇后両陛下】比大統領夫妻と会見

天皇、皇后両陛下は9日、皇居・御所で、フィリピンのマルコス大統領夫妻と会見された。宮内庁によると、天皇陛下は「先の大戦でフィリピンにおいても戦闘が行われ、多くの人たちが犠牲となったことは残念でした」と述べ「両国はそのような不幸を乗り越えて国民間の交流を深めてきました」と語った。

マルコス氏は「先の大戦の記憶は暗いものでしたが、戦後、日本との関係は非常に強固となりました」と応じた。

フィリピンは太平洋戦争の激戦地となり、日米の戦闘の巻き添えになった住民ら約110万人が亡くなったとされる。《共同通信》

【東京株式市場】

9日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は続落した。米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げの長期化懸念から前日の米国株式市場が下落した流れを受けた。決算発表を好感した個別銘柄への買いも入り、プラス圏で推移する場面もあった。

終値は前日比22円11銭安の2万7584円35銭。東証株価指数(TOPIX)は1.03ポイント高の1985.00。出来高は約10億4373万株だった。《共同通信》

【COVID-19】

国内で9日、新たに3万2795人の新型コロナウイルス感染者が確認された。1週間前より1万2千人余り減った。都道府県別では大阪2188人、東京2173人、愛知2107人など。死者は大阪17人、東京と福岡がそれぞれ15人など計173人が報告された。

厚生労働省によると、全国の重症者は前日から39人減って359人だった。

熊本などが過去に公表した感染者数を修正した。《共同通信》

【トルコ、シリア】地震の死者2万人超

トルコ南部を震源に6日未明に起きた大地震で、被災したトルコと隣国シリアの当局などによると、確認された死者は9日、両国で計2万人を超えた。厳しい寒さの中、倒壊した建物などからの生存者の救出は時間の経過とともに困難さを増している。被災地では懸命の捜索が進められた。 国連は9日、地震発生後初めて、被災したシリア北西部イドリブ県にトルコ国境を通じて物資を搬入した。イドリブ県はシリア内戦でアサド政権に対抗する反体制派の最後の拠点で、国際支援が行き届かない恐れがあると懸念されていた。 両国の被災現場では、重機を使うなどして救助活動が続くが、難航している。がれきに埋まったままの人も多いとされ、死者数はさらに増加する可能性が高い。 トルコ当局によると、トルコで1万7406人の死者を確認した。3千人超のシリアの死者と合わせ、1999年に1万7千人以上が犠牲になったトルコ北西部大地震を上回る惨事となっている。《共同通信》

【岐阜県警】スシロー迷惑行為、書類送検方針

大手回転ずしチェーン「スシロー」の岐阜市内の店舗で、客が卓上のしょうゆ差しの注ぎ口をなめるなどする迷惑行為を捉えた動画が拡散した問題で、岐阜県警が行為者について偽計業務妨害の疑いで捜査していることが9日、捜査関係者への取材で分かった。動画の撮影者と、交流サイト(SNS)上で最初に動画を拡散させた知人とみられる関係者も含め、計数人を月内に書類送検する方針。

利用客による悪質ないたずら行為は各地の飲食店で相次いで発覚しており、同県警による書類送検方針は他の事案に影響を与える可能性がある。

捜査関係者によると、捜査対象はいずれも未成年とみられる。《共同通信》

【中国】気球に「通信傍受機器」

米国務省高官は9日、米上空を飛行した中国の偵察気球について、写真を分析した結果、複数のアンテナなど通信傍受機器が搭載されていたと明らかにした。中国がこれまでに、五大陸の40カ国超の上空に偵察気球を飛ばしていたとも指摘。米上空飛行に関与した中国軍とつながりのある団体に対し、措置を取ることを検討していると表明した。

国務省高官は、気球の写真は米軍偵察機U2を飛ばして撮影したと説明。気球に通信傍受機器を搭載していたことは民間の気象研究用だとする中国側の説明と「矛盾する」と強調した。

一方、中国外務省の毛寧副報道局長は9日の記者会見で、米軍が撃墜した気球が中国の偵察気球の一部に過ぎないと米側が主張していることについて、国際世論を動かすための「情報戦」だと反発した。日本に対しても「米国に追随するべきではない」と述べた。《共同通信》

米本土上空を飛行し米軍が撃墜した中国の偵察気球は、中国軍内で宇宙やサイバー戦を担当する戦略支援部隊が管轄し運用に関わっていたことが9日、分かった。複数の中国筋が明らかにした。軍は気球の米本土侵入を自国の外務省にも連絡しておらず、最高指導部は部門間の意思疎通の改善を指示した。

中国筋によると、気球は政府直属の研究機関、中国科学院傘下の宇宙技術研究機関が開発した軍民両用の偵察気球。中国は「民間の気象研究用飛行船」と主張しているが、同部隊は軍が民間と協力する「軍民融合」を推進しており、実態は軍主導。これまでも偵察用気球を台湾海峡や南シナ海など世界各地で飛行させているという。

バイデン米政権は気球について、中国が米国の戦略的拠点を監視する目的で利用していたと判断。民間利用とする中国の主張を退け、残骸を回収し解析を急いでいる。

中国では宇宙関連装備の多くは軍と民間が共同で開発・運用。その実態は不透明で、中国筋によると、今回、米国に中国の気球が侵入したことを軍は外務省などに通知していなかった。《共同通信》

【MLB】

米大リーグ、パドレスがダルビッシュ有投手(36)と6年総額1億800万ドル(約141億5千万円)で契約延長に合意したと9日、リーグ公式サイトが伝えた。ダルビッシュが42歳となる2028年シーズンまでの契約となる。今季終了後にフリーエージェント(FA)になる予定だった。

プロ野球日本ハムから12年にレンジャーズ入り。ドジャースを経て18年にカブスと6年契約を結んだ。20年に日本投手初の最多勝に輝き、オフに大型トレードでパドレスへ移籍した。

開幕投手を務めた昨季は30試合に登板してチームトップの16勝(8敗)を挙げ、防御率3.10。《共同通信》

【ウクライナ侵攻】

ゼレンスキー大統領、EU首脳会談に出席

ウクライナのゼレンスキー大統領は9日、欧州連合(EU)の本部があるブリュッセルを訪問しEU首脳会議に出席した。ゼレンスキー氏は記者会見で「多くの指導者から航空機を含む武器や支援を提供する用意があると聞いている」と述べた。

さらに「欧州の長期的な平和は、ウクライナが勝利しEUに加盟した時にのみ実現する」と述べ、早期加盟が必要と強調した。EUのミシェル大統領は、東部などでのロシアの大規模攻勢を念頭に「今後数週間が非常に重要だ」と指摘、支援強化を急ぐ方針を示した。《共同通信》



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