令和1266日目
2022/10/17
この日のできごと(何の日)
【英国】大型減税策を撤回
ハント英財務相は17日、トラス政権が先月発表した大型減税政策のほぼ全てを撤回すると表明した。所得税の基本税率引き下げ案などを撤回し、家庭向けの光熱費支援策も抑制する。9月に与党保守党の党首に選出されたばかりのトラス首相は求心力維持に躍起で、新たな経済政策に転換し党員に結束を呼びかけるとみられるが、「週内辞任論」も取り沙汰され状況は厳しさを増している。
トラス政権にとって、高所得者の所得税率引き下げと法人税率引き上げ凍結に続き、3度目の撤回となった。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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【京都・東福寺】最古の便所に車突っ込む
17日午前9時半ごろ、京都市東山区本町15丁目の東福寺で、京都古文化保存協会の男性職員(30)の乗用車が、国指定重要文化財の建物「東司」に突っ込み、出入り口にある木製の扉や敷居、壁の一部を壊した。寺によると、東司は禅寺の便所を指す。東福寺の東司は室町時代前期の建築で、現存する便所として国内最古という。
東山署によると、男性は協会の仕事で寺に訪れていた。方向転換して前進しようとしたところ、誤ってバックにギアを入れたままアクセルを踏んだと説明しており、署が詳しく調べている。けが人はいなかった。《共同通信》
【プロ野球】
ロッテは17日、球団OBの黒木知宏氏(48)が1軍投手コーチに就任すると発表した。2007年限りで現役を引退して以来のチーム復帰に、球団を通じて「身が引き締まる思い。常勝軍団を目指す千葉ロッテマリーンズのひとつの核となる強力投手陣を構築させるべく尽力していく」とコメントした。
宮崎・延岡学園高から新王子製紙春日井を経て1995年にドラフト2位でロッテ入団。98年に13勝を挙げて最多勝に輝くなど通算76勝68敗1セーブ、防御率3.43。現役引退後は日本ハムで投手コーチを務めた。
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西武の秋季練習が17日、埼玉県所沢市の球団施設でスタートし、松井稼頭央新監督が始動した。ヘッドコーチから昇格し、集まった選手に「自分に負けないよう(強度を)マックスよりもちょっと上げてやってほしい。成長のプラスになれるようにしっかりサポートしていく」と訓示した。
さっそく新監督と話し込んだ山川穂高内野手は「任せてもらえれば必ず(春季キャンプの)2月までにちゃんと仕上げてくると新監督に言った。期待や信用をしてもらっている以上、裏切らないように練習してチームを引っ張っていければ」と気持ちを新たに意気込んだ。《共同通信》
【曽我ひとみさん】会見
1978年に北朝鮮へ拉致され、2002年10月に帰国した曽我ひとみさん(63)が17日、地元の新潟県佐渡市で記者会見を開いた。曽我さんは「家族が日本で生活できることは幸せとつくづく感じる」としつつ、共に拉致された母ミヨシさん=失踪当時(46)=と会えないことが「本当につらい」と述べた。
曽我さんは02年10月、蓮池薫さん(65)ら4人と共に帰国。04年には北朝鮮に残っていた夫のチャールズ・ジェンキンスさんと2人の娘も来日した。ジェンキンスさんは17年に亡くなり「まだまだ日本で一緒にいたかったという後悔がある」と振り返った。
今月15日で帰国から20年だ。《共同通信》
【東京株式市場】
週明け17日午前の東京株式市場の日経平均株価(225種)は大幅反落した。前週末14日の米国株式相場が景気後退懸念から反落した流れが波及し、売りが優勢となった。平均株価が前週末に800円超上げた反動で、利益を確定する売りも見られた。前週末終値からの下げ幅は一時400円を超え、節目の2万7000円を割った。
午前終値は前週末終値比387円76銭安の2万6703円00銭。東証株価指数(TOPIX)は21.26ポイント安の1876.93。
14日のニューヨーク株式市場のダウ平均は反落。17日の東京市場もこの流れを引き継ぎ、半導体関連銘柄を中心に売られた。《共同通信》
【COVID-19】
国内で17日、新たに1万4884人の新型コロナウイルス感染者が確認された。1週間前の同じ曜日と比べて約2千人増えた。前週から増加したのは6日連続。内訳は東京1588人、北海道1175人、神奈川1022人など。死者は東京6人、長野5人など計61人の報告があった。 厚生労働省によると、全国の重症者は118人で前日から3人減った。 過去に公表された感染者について、秋田で追加があった。《共同通信》
【中国】習氏長期支配へ機運醸成
北京で開催中の第20回中国共産党大会で3期目入りが確実視される習近平総書記=国家主席=(69)は17日、党大会の関連会合で、全国民は国家目標「中華民族の偉大な復興」に向け「党の旗の下で団結すべきだ」と訴えた。次期指導部入りが有力視される党幹部らは習氏の不動の権力と権威を意味する「二つの確立」への支持を競うように表明。忠誠をアピールし、長期支配への機運を高めている。
「二つの確立」は習氏の全党の核心としての地位と、習氏の思想の指導的地位確立を意味するスローガン。22日までの党大会で最高規則の党規約を改正し、その内容を盛り込む見通し。《共同通信》
【独・ショルツ首相】原発全3基の稼働延長決定
ドイツのショルツ首相は17日、国内に残る原発3基を2023年4月15日まで稼働できるようにする法整備を関係閣僚に命じた。年内に運転を停止して脱原発が完了する予定だったが、ロシアのウクライナ侵攻に伴うエネルギーの供給不安や価格高騰を受けて連立与党内で先送りを議論していた。
それぞれ連立与党の環境保護政党「緑の党」のハーベック経済・気候保護相がうち2基を23年4月中旬まで稼働可能な状態で残すことを表明したのに対し、経済界に近い自由民主党(FDP)のリントナー財務相は全3基の24年までの稼働を主張し、意見が対立していた。《共同通信》
【ロシア】住宅に訓練中の戦闘機墜落
ロシア南部クラスノダール地方エイスクで17日、訓練中のスホイ34戦闘爆撃機が墜落、集合住宅に突っ込んだ。爆発と火災が発生、地元政府の対策本部によると4人が死亡、25人が負傷した。タス通信などが伝えた。住宅は9階建てで、約600人が住んでいた。
国防省によると、スホイ34のエンジン1基が離陸時に火災を起こした。パイロットらは緊急脱出した。火災は17日深夜にほぼ鎮火された。プーチン大統領は被害者支援を指示し、ムラシコ保健相らを現地に派遣した。
政府系テレビ「第1チャンネル」は低空を飛ぶ航空機から炎が上がり、住宅に突っ込んで爆発する様子をとらえた映像を伝えた。《共同通信》
【ウクライナ侵攻】
キーウ中心部に無人機攻撃
ウクライナの首都キーウ(キエフ)中心部で17日早朝、自爆用ドローンによる攻撃があり、当局によると、4人が死亡した。イラン製ドローンが使用された可能性がある。シュミハリ首相によると、攻撃は計5回あり、キーウ中央駅近くの集合住宅がほぼ全壊し、エネルギー施設も損壊。東部と北部州の電力施設にはミサイルが撃ち込まれた。
レズニコフ国防相は「ロシアとイランが結束し、恐怖と死を拡散している。ドローンは一つの道具に過ぎない」と両国を非難。ロシアは高精度兵器の不足が指摘されており、イラン製ドローンによる攻撃を活発化させているもようだ。
EU、ウクライナ軍兵士を訓練へ 外相会合、1万5000人規模
欧州連合(EU)は17日、ルクセンブルクで外相理事会を開き、ロシアが侵攻するウクライナへの軍事支援で、EU加盟国がウクライナ軍兵士に訓練を実施することで合意した。1万5千人を訓練する目標で、期間は当面2年を想定している。EUとウクライナの連携が一層深まる。
一方、ウクライナへの軍事支援を5億ユーロ(約720億円)増額することを決めた。今回分を含め総額31億ユーロとなる。EUの外相に当たるボレル外交安全保障上級代表は17日の声明で「EUは必要な限りウクライナを支援し続ける」と強調した。
ウクライナのクレバ外相もオンライン形式で参加した。《共同通信》