令和1241日目

2022/09/22

この日のできごと(何の日)

【政府】24年ぶり円買い介入

政府、日銀は22日、急激な円安進行を阻止するため、円を買ってドルを売る為替介入を実施した。円買い介入は1998年6月17日以来、約24年3カ月ぶり。円高是正を狙った円売り介入を含めても2011年11月4日以来の実施となる。米連邦準備制度理事会(FRB)が21日(日本時間22日未明)に0.75%の大幅利上げを決定し、日銀が22日、大規模な金融緩和の維持を決めたことを受け、外国為替市場で円相場が一時1ドル=145円台後半まで急落したことから、介入に踏み切った。

日銀の黒田東彦総裁が記者会見で当面利上げしないと発言したことも円売りを招いた。《共同通信》

政府・日本銀行は22日、為替介入に踏み切った。急速に進む円安を食い止めるための円買い・ドル売り介入だったとみられる。円買い介入は24年ぶり。

財務省の神田真人財務官は22日夕、記者団に対し、「政府として(為替相場の)過度の変動を憂慮しており、先ほど断固たる措置に踏み切った」と述べ、「為替介入でいいか」と問われると、「そうです」と答えた。

東京外国為替市場の円相場は22日午後、1ドル=145円台で推移していたが、夕方に円が急上昇し、一時は1ドル=140円台をつけた。《読売新聞》

米財務省は22日、日本政府、日銀が行った円買い為替介入について「われわれは日本の行動を理解している」として、容認する姿勢を示した。介入には参加していないとして、協調介入は否定した。

広報担当者は、日本の為替介入が「最近の円の急激な変動を抑えることを目的とした行動だ」と説明した。

米財務省は6月の外国為替報告書で、急速な円安を巡り「為替介入は事前に適切な協議をした上で、極めて例外的な状況」のみで認められるとの見解を示していた。《共同通信》《共同通信》

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【特急かもめ】ラストラン

武雄温泉(佐賀県武雄市)-長崎(長崎市)間を結ぶ西九州新幹線が23日、開業する。武雄温泉駅で在来線特急と乗り換える「リレー方式」を採用し、博多-長崎間の所要時間は現在より30分短い、最速1時間20分となる。国の整備計画決定からほぼ半世紀。九州で二つ目となる新幹線の誕生により、46年にわたり博多-長崎間を駆けた特急「かもめ」はその愛称を譲ることになり、22日夜発の列車で特急としてのラストランを迎えた。

JR九州が投入する新幹線車両「かもめ」は6両編成で、武雄温泉-長崎間を最速23分で結ぶ。途中駅には嬉野温泉、新大村、諫早がある。西九州新幹線開業により、新大阪-長崎間は最速3時間59分と4時間を切り、九州内外からの観光客増など、地域浮揚につながると期待されている。

同新幹線は1973年に整備計画が決まった九州新幹線西九州(長崎)ルートの一部区間で、建設費は約6200億円。JR九州が独立行政法人「鉄道建設・運輸施設整備支援機構」から施設を借りて運行する。佐賀県内を通る残りの新鳥栖-武雄温泉は、現在も整備方針が決まっていない。

新幹線に愛称を譲る特急「かもめ」は、1937年に東海道線で運行を始めた客車特急「鷗(かもめ)」が初代。戦後は九州と本州を結ぶ特急として活躍し、75年に山陽新幹線が博多まで開通すると、76年に博多-長崎間に投入され地域の発展を支えた。22日は沿線に鉄道ファンらが駆け付け、JR九州を代表する特急列車を見送った。《西日本新聞》《共同通信》

【大相撲】

大相撲秋場所12日目(22日・両国国技館)大関貴景勝は北勝富士を立ち合いの変化ではたき込み、勝ち越した。北勝富士は3敗目。大関陥落が決まっている御嶽海は錦木を退けて4勝目。大関正代は関脇豊昇龍の首投げを食って10敗目。豊昇龍は星を五分に戻した。

関脇若隆景は高安に引き落とされて4敗に後退。先場所優勝の小結逸ノ城は負け越した。玉鷲は2敗目を喫したが、単独首位は変わらず。

優勝争いは平幕力士が引っ張る展開。2敗の玉鷲を3敗で翔猿、高安、北勝富士、錦富士の4人が追う。十両は栃武蔵が2敗で単独トップ。《共同通信》

【プロ野球・22日】

オ5―13ロ

ロッテは山口が3本塁打を放ち、8打点をマークした。四回に2ラン、七回にソロ、八回に3ラン。美馬は自身5連勝で9勝目を挙げた。オリックスは山岡が四回途中を6失点と崩れた。チームの連勝は4でストップ。

D3―0巨

DeNAは一回に牧の適時打で先制し、六回に宮崎のソロ、七回に代打関根の犠飛で加点した。石田が6回無失点で6勝目、山崎が36セーブ目を挙げ、5投手で無失点リレー。巨人は八回無死満塁を生かせず、連勝が3で止まった。

ヤ0―3中

中日は五回にA・マルティネスの適時打と高橋周の適時二塁打で2点を挙げ七回に高橋周の適時打で加点した。高橋宏が7回1安打無失点で6勝目。ヤクルトは打線が1安打だけで、プロ初登板の山下は五回途中2失点で黒星を喫した。《共同通信》

【COVID-19】

国内で22日、7万7383人の新型コロナウイルス感染者が確認された。1週間前と比べて8千人あまり減少した。都道府県別では東京8850人、大阪5867人、埼玉5369人など。死者は北海道12人、大阪9人、愛知8人など102人が報告された。

厚生労働省によると重症者は276人で、前日から25人減った。

秋田や福岡などで過去に公表した感染者を取り下げた。《共同通信》

【東京株式市場】

21日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は続落した。米連邦準備制度理事会(FRB)の大幅利上げ決定を受けた景気後退懸念で朝方から売りが膨らんだ。

一方、日銀の大規模な金融緩和維持の決定を受けて円安ドル高が進むと輸出関連銘柄などの上昇が目立ち、下げ幅を縮めた。

終値は前日比159円30銭安の2万7153円83銭。東証株価指数(TOPIX)は4.68ポイント安の1916.12。出来高は約11億4475万株だった。《共同通信》

【大阪府警】「かっぱ男」窃盗疑い逮捕

自転車のかごから女性用の雨がっぱを繰り返し盗んだなどとして、大阪府警阿倍野署は22日までに、窃盗などの疑いで大阪市東住吉区、会社員A容疑者(51)を逮捕、追送検した。自宅から雨がっぱ約320着を押収。雨がっぱばかりを狙う手口から、捜査員の間で「かっぱ男」と呼ばれていた。

署によると、A容疑者は「女性の肌に触れる雨がっぱを見ると、下着と同じような感じがして興味があり、2009年ごろから始めた」と供述。雨天時に雨がっぱを着た女性の後を付けたり、止めてあった自転車の前かごに干されていた雨がっぱを物色したりしていた。《共同通信》

【岸田文雄首相】NYで講演

岸田文雄首相は22日午後(日本時間23日午前)、米ニューヨーク証券取引所(NYSE)で講演し、少額投資非課税制度(NISA)を恒久化する意向を表明した。看板政策「新しい資本主義」で打ち出した資産所得倍増実現のため、抜本的な税制改正により個人金融資産を投資に振り向ける。

世界最大の取引所であるNYSE講演は、日本への投資促進が狙い。NISA恒久化は日本の株式市場活性化の一環で、首相は「日本経済は力強く成長を続ける。確信を持って投資してほしい」と呼びかけた。《共同通信》

岸田首相は22日午前(日本時間22日深夜)、ニューヨーク市内で記者会見し、新型コロナウイルスの水際対策を10月11日から大幅に緩和する方針を表明した。個人旅行客の入国を解禁するほか、現在1日当たり5万人の入国者数上限を撤廃し、米国などからはビザ(査証)なしでの短期滞在を認める。

国内の新規感染者数の減少を踏まえ、ウィズコロナへの転換を鮮明にする。首相は打撃を受けた観光やイベントの需要喚起策として、水際対策を緩和する10月11日から、「『全国旅行割』と『イベント割』を開始する」とも述べた。ワクチンの3回接種などを条件に、代金割引などのサービスが受けられる見通しだ。

首相は政府・日本銀行が踏み切った円買い・ドル売りの為替介入に関しては、「投機による過度な変動が繰り返されることは、決して見逃すことができない」と強調。「為替市場の動向を高い緊張感を持って注視する。過度な変動に対しては断固として必要な対応を取りたい」と語った。

また、中国との関係について、首脳会談を含め、「具体的な対話のあり方をしっかり考え、調整したい」と意欲を示した。《読売新聞》

【米政府】イラン風紀警察に制裁

米財務省は22日、イランで女性が髪を隠すスカーフのかぶり方が不適切だとして拘束され死亡した事件に関与したとして、国民の服装を街頭で監視するイランの風紀警察と、同警察や情報省などの高官7人を制裁対象に指定した。

ブリンケン国務長官は声明で、今月中旬にテヘランを旅行していたマフサ・アミニさん(22)が風紀警察に拘束された後に死亡したことを「悲劇的で残虐」と非難。その上で、イラン政府は女性に対する組織的な迫害をやめ、平和的なデモを許可する必要があると強調した。《共同通信》



9月22日 その日のできごと(何の日)