令和996日目

2022/01/20

この日のできごと(何の日)

【岸田文雄首相】新しい資本主義で工程表

岸田文雄首相は20日の衆院本会議での代表質問で、自身が掲げる「新しい資本主義」の実現に向け、今後、毎年度の成長・分配戦略の施策を具体的に記した工程表を作成すると表明した。夏の参院選を見据え、経済成長と分配の具体策をアピールする狙いとみられる。新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けを巡り、危険度が5段階で2番目に高い「2類相当」としている現在の分類を当面は維持する方針を重ねて示した。

首相は新資本主義に関し、施政方針演説で今春にグランドデザインと実行計画を取りまとめると言明。成長戦略としてはデジタルを活用した地方の活性化などを列挙した。《共同通信》

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【東京株式市場】

20日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は大幅反発した。前日に800円近く下落した反動で、割安感の出た銘柄に買い注文が入り、相場を押し上げた。取引時間中に発表された中国の利下げは景気の下支えになると好感された。

終値は前日比305円70銭高の2万7772円93銭。東証株価指数(TOPIX)は18.81ポイント高の1938.53。出来高は約12億8247万株だった。《共同通信》

【大相撲】

大相撲初場所12日目(20日・両国国技館)3場所連続優勝を狙う横綱照ノ富士は小結明生の肩透かしに不覚を取り、2敗目を喫した。関脇御嶽海は阿武咲に引き落とされて同じく2敗目。1敗が消え、平幕阿炎を加えた3人がトップで並んだ。

大関正代は北勝富士をはたき込んで5勝目。阿炎は関脇隆の勝を突き出した。隆の勝は星が五分に戻り、明生は5勝目。

照ノ富士、御嶽海、阿炎を1差の3敗で平幕琴ノ若が追う展開。十両は10勝2敗の琴勝峰が単独首位に立った。《共同通信》

【四国放送】不適切投稿で懲戒解雇

四国放送(徳島市)は20日までに、公式ツイッターに特定の政党を誹謗中傷する投稿をしたとして、ラジオ局に所属する50代男性社員を懲戒解雇したと発表した。管理監督責任を問い、岡元直社長とラジオ局の担当役員を減俸処分とした。ラジオ局の上司2人と公式ツイッターのアカウントの責任者を減給処分とした。処分はいずれも4日付。

同社は公式ツイッターのアカウントを削除し「コンプライアンス意識を徹底し、再発防止に努める」などのコメントを出した。

投稿は、18歳以下の子どもへの10万円相当給付を巡るニュースを引用した上で公明党や山口那津男代表の名前を記載して非難する内容。《共同通信》

【消費者庁】大幸薬品に措置命令

「空間のウイルスを除去」などと根拠のない表示で除菌剤「クレベリン」を販売したとして、消費者庁は20日、製造販売元の大幸薬品(大阪府)に対し、景品表示法違反(優良誤認)で再発防止などを求める措置命令を出した。

消費者庁によると、対象は二酸化塩素を利用した市販のクレベリンのスプレー型やペン状の携帯型など4商品。2018年9月以降、パッケージや自社サイトで「空間に浮遊するウイルス・菌を除去」とうたっていた。

同庁が表示の裏付け資料を求めたところ、密閉空間など生活環境とは異なる条件で実験したデータが提出され、「合理的根拠がない」と判断した。同庁の担当者は「二酸化塩素のような薬剤を空間に噴霧してウイルスを消毒、除菌する(効果の)評価方法は確立されていない」と話している。《時事通信》

【東京地裁】NHK党・立花党首に有罪判決

NHK契約者の個人情報を不正に入手、インターネット上に投稿してNHKの業務を妨害したとして、不正競争防止法違反と威力業務妨害などの罪に問われた「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」の党首立花孝志被告(54)に、東京地裁は20日、懲役2年6月、執行猶予4年(求刑懲役2年6月、罰金30万円)の判決を言い渡した。

立花被告側は「正当な政治活動で、違法性はない」などと無罪を主張していた。被告は判決後に記者会見し「執行猶予が付いて安心した。正義のために行ったことで、恥じることも反省することもない」と述べ、控訴する方針を示した。《共同通信》

【北朝鮮による日本人拉致事件】米書記官が拉致現場を視察

在日米大使館で北朝鮮問題を担当するブヨン・リー1等書記官は20日、蓮池薫さん(64)と妻祐木子さん(65)が1978年に拉致された新潟県柏崎市の海岸を視察した。視察後、リー氏は蓮池さんと同市役所で面会し、「米政府は(北朝鮮による日本人拉致)問題を非常に重要だと考え、日本政府と連携し即時解決に取り組みたい」と述べ、意欲を見せた。

米大使館関係者が柏崎の現場を訪れるのは初めて。面会で蓮池さんは「(拉致問題)解決のめどが立たず、高齢になった家族が被害者と会えるのか非常に心配だ」と訴え、米政府に協力を求めた。リー氏は「家族の皆さまとも連携を続けたい」と応じた。《共同通信》

【トンガ】初の支援物資到着

大規模噴火と津波に見舞われたトンガに20日、初めての海外からの支援物資となる水と食料などがニュージーランドとオーストラリアからそれぞれ空路で届けられた。噴煙による視界不良や滑走路に積もった火山灰に阻まれ、15日の発生から6日目の到着となった。

新型コロナウイルスの持ち込みを防ぐため、ニュージーランドとオーストラリアからの物資の引き渡しは空港で短時間、人同士の接触を避ける形で行われた。両国からは簡易避難所や通信機器、浄水器、灰を除去するための機械なども提供された。《共同通信》

大規模噴火と津波があったトンガへの国際緊急援助活動として派遣が決まった航空自衛隊のC130輸送機2機は20日夜、愛知県の小牧基地から出発した。国際協力機構(JICA)が準備した支援物資の飲料水を積み込み、現地調整所を置くオーストラリアに向かう。調整所には6人が入り、各国との連携や支援内容の調整に当たる。

同様に派遣が決まった海上自衛隊の輸送艦「おおすみ」は広島県の呉基地からトンガへ出発予定。火山灰を除去するための高圧洗浄機やリヤカーなどを積み込む。おおすみには、陸上自衛隊のCH47大型輸送ヘリコプター2機も搭載する。

【COVID-19】

国内新規感染4万6199人

国内でこれまで報告された新型コロナウイルス感染者数が20日、累計で200万人を超えた。同日に国内で新たに報告された感染者は4万6199人となり、3日連続で過去最多を更新した。新変異株「オミクロン株」が猛威を振るう中、流行の「第6波」は拡大の一途をたどっている。オミクロン株感染の疑い検出率は16日までの1週間で93%に上った。

新型コロナが2020年1月に国内で初確認されてから、累計で100万人を上回るのには1年7カ月かかったが、そこから200万人を突破するのにかかった期間は3分の1弱の5カ月半。感染のスピードは、かつてないほど増している。《共同通信》

10道府県まん延防止要請へ

新型コロナウイルスの感染急増を受け、政府に「まん延防止等重点措置」の適用を要請する自治体が20日、10道府県に拡大した。京都、大阪、兵庫の関西3府県と北海道、静岡県が21日に要請する方針。福岡、佐賀、大分の九州3県が準備を進めている。福島県と島根県は19日に要請方針を表明した。政府は追加適用について週明けにも関係閣僚で協議し、25日にも決定する方向で調整に入った。21日には首都圏など13都県で適用が始まった。

追加適用に併せ、今月末までの期限で適用中の広島、山口、沖縄の3県について、政府が期間延長も視野に検討していることも関係者への取材で分かった。《共同通信》

【日仏】外務・防衛閣僚協議

日本とフランス両政府は20日、外務・防衛閣僚協議(2プラス2)をテレビ会議形式で開いた。東・南シナ海を含む西太平洋への中国の軍事力拡大を念頭に、海洋安全保障分野での協力を深化。「自由で開かれたインド太平洋」実現へ連携を図った。北朝鮮による核・ミサイル開発対応では、検証可能な形での廃棄を目指すことで一致し、こうした成果を盛り込んだ共同声明を出した。

日本から林芳正外相と岸信夫防衛相、フランスからルドリアン外相とパルリ国防相が出席。林氏は冒頭「日仏の協力関係を一段と高いレベルに引き上げるため議論を深めたい」と強調した。

【米独】ウクライナで連携

ブリンケン米国務長官は20日、ドイツのベルリンでベーアボック外相と会談した。ウクライナ国境付近に軍部隊を集結させているロシアへの対応で連携し、対話を通じた外交的な解決を目指すことで一致した。ロシアが侵攻した場合には、厳しい経済制裁を速やかに科す方針も確認した。

ブリンケン氏は会談後の共同記者会見で、ロシア産天然ガスをドイツに送る海底パイプライン「ノルドストリーム2」に反対する米国の立場を改めて表明した上で、稼働を開始しないことで「ロシアに対する影響力」を行使できるとの考えを示した。《共同通信》

【名古屋市北区】43歳男がバスジャック

20日午後11時20分ごろ、名古屋市北区萩野通1丁目のバス停に停車中の名古屋市営バスの乗客から「刃物を持った男がいる」と110番通報があった。

駆けつけた警察官が、車内で果物ナイフ(刃体約13センチ)を持っていた同区中切町5丁目の自称作業員、A容疑者(43)を銃刀法違反の疑いで現行犯逮捕した。「むしゃくしゃしていたのでやった」と容疑を認めているという。けが人はいなかった。

愛知県警北署によると、A容疑者は正当な理由がないのに、停車中の市バスの車内で果物ナイフ1本を所持した疑いがある。バスには他に乗客13人がいた。

捜査関係者や市交通局によると、A容疑者は始発の栄で乗車。運転席に歩み寄り、50代の男性運転手に向かって刃物を突きつけ、「バスジャックだ」「ドアを閉めろ」という旨のことを言ったという。周囲の乗客に刃物で切りつけようとしたところで、取り押さえられたという情報もある。

県警は、威力業務妨害の疑いもあるとみて調べている。

複数の乗客から110番通報があったという。バスは如意住宅行きの最終便だった。バス停近くに住む70代女性は「パトカーが次々にやってきた。怖かったので家にいた。近頃の事件をまねているんでしょうか。怖いです」と話した。《朝日新聞》

【恩地日出夫さん】死去

青春映画で一時代を築き、「傷だらけの天使」などテレビドラマの演出も手掛けた映画監督の恩地日出夫さんが20日、肺がんのため横浜市の病院で死去した。88歳。

1955年に助監督として東宝に入社し、61年に「若い狼」で監督デビュー。以後「あこがれ」「伊豆の踊子」「めぐりあい」などで、東宝青春映画を代表する監督となった。

70年代を中心にテレビドラマでも活躍した。熱狂的ファンを生んだ「傷だらけの天使」や、「人間の証明」「飢餓海峡」を演出。「戦後最大の誘拐 吉展ちゃん事件」で芸術祭賞優秀賞などを受賞した。2005年旭日小綬章。《共同通信》



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