令和973日目
2021/12/28
この日のできごと(何の日)
【青森県】大雪
数年に1度の寒波に襲われた青森県内は、28日も津軽や上北地方を中心に大雪に見舞われた。前日、積雪が37年ぶりに100センチを超えた青森市では午前6時、12月としては観測史上4番目に多い111センチの積雪を記録。津軽や上北に出されていた大雪警報は28日午前に解除されたが、各地で交通障害が相次ぎ、年の瀬を迎えた市民生活を直撃した。
28日午後9時現在の各地の積雪は青森104センチ、野辺地99センチ、五所川原とむつ市脇野沢が64センチ、弘前43センチなど。野辺地の同日午前4時までの24時間降雪量48センチは、12月としては最も多かった。また、県内の23観測地点全てで真冬日となった。
国道7号では、大型車両が動けなくなった影響で青森市浪岡大釈迦-鶴ケ坂の4キロが28日午前7時から全面通行止めとなった。国土交通省青森河川国道事務所は災害対策基本法に基づき、国道7号の平川市碇ケ関西碇ケ関山-青森市長島2丁目(延長67.361キロ)を一時、区間指定にする措置を行い、緊急車両の通行確保を目的とする集中除雪や、立ち往生した車両の移動作業を実施。浪岡大釈迦-鶴ケ坂間は午後1時半に規制が解除された。
みちのく有料道路は、28日午前5時から午後6時まで全面通行止めとなった。東北自動車道・大鰐弘前インターチェンジ(IC)-青森自動車道・青森東ICも通行が一時規制された。
一方、27日から全面通行止めとなっていた国道4号の平内町狩場沢-浜子の9キロは28日午前5時45分に規制を解除。国道394号の十和田市谷地-青森市田代十文字など3区間の規制解除は、29日午前7時半に延期となった。
鉄路では、JRが奥羽、津軽、大湊、五能の各線で上下計113本が運休、7本で最大215分の遅れが出た。青い森鉄道は上下計54本が運休(区間運休含む)、計4本に最大345分の遅れが出た。津軽線は29日も蟹田-三厩で始発から終日運転を見合わせるほか、青森-蟹田でも一部列車を運休する。
日本航空(JAL)は青森、三沢発着の計14便、全日空(ANA)は伊丹、新千歳線の計4便が欠航。フジドリームエアラインズ(FDA)は名古屋、神戸線で計3便が欠航した。
県は28日午前、橋本恭男危機管理局長を本部長とする豪雪警戒対策本部を設置した。《東奥日報》
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【国道8号線】通行止め解除
滋賀県を中心とした大雪に伴う同県や福井県の国道8号の通行止めは28日午前6時半にすべて解除された。通行止めは27日午前2時45分から約28時間にわたって続いていた。
28日午前6時半に解除されたのは国道8号下り線の福井県敦賀市疋田以南、道の駅竜王かがみの里(滋賀県竜王町鏡)以北、下り線の滋賀県長浜市木之本町(木之本交差点)以南。近畿地方整備局が28日午前6時半に発表した。
近畿地方整備局などは「今後も降雪状況に応じた除雪や拡幅除雪を実施するので、道路を利用する方は除雪作業に協力をお願いします」としている。
彦根市の国道8号では、27日未明に大型トラックがスリップして走行できなくなり、後続車など多くの車で立ち往生は一時、2キロ以上となった。国土交通省が災害対策基本法を適用して車両を強制的に撤去できるようにした。《福井新聞》
【香取慎吾さん】結婚発表
歌手、俳優でアイドルグループ「SMAP」元メンバーの香取慎吾さん(44)が結婚したことを28日、所属事務所が明らかにした。相手は「一般」の女性という。
香取さんは「今後も真摯に仕事に取り組んでまいります。ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます」とコメントした。
香取さんは1977年神奈川県生まれ。SMAPが2016年に解散した後、稲垣吾郎さん、草なぎ剛さんと3人で新グループ「新しい地図」として活動。今年の東京パラリンピックでは、国際パラリンピック委員会(IPC)の特別親善大使も務めた。《共同通信》
【サッカー】
第100回全国高校サッカー選手権が28日、東京・国立競技場で開幕し、開会式後に行われた1回戦で関東第一(東京B)が中津東(大分)に6−0で快勝した。序盤の若松の先制点を皮切りに3−0で折り返し、後半も攻撃の手を緩めずにゴールを重ねた。《共同通信》
【ラグビー】
ラグビーの全国高校大会第2日は28日、大阪府東大阪市の花園ラグビー場で1回戦11試合が行われ、松山聖陵(愛媛)が15度の優勝を誇る秋田工を19−12で破り、2回戦に進出した。
青森山田は朝明(三重)を38−17で下し、高鍋(宮崎)は磐城(福島)に45−0で快勝した。札幌山の手(南北海道)や尾道(広島)なども2回戦に駒を進めた。初出場校は、専大玉名(熊本)が勝ったが、読谷(沖縄)は敗れた。《共同通信》
【JR仙山線】電車が倒木に衝突
28日午前9時15分ごろ、山形市のJR仙山線高瀬―山寺間で、山形発仙台行きの普通電車が倒れていた木に衝突し、停車した。乗客約60人と乗員2人にけがはなかった。木は雪の重みで倒れたとみられ、電線を切って停電。乗客らは約2時間、暖房が止まった車内にとどまった。JR東日本によると、山形(同市)−愛子(仙台市)で運転を見合わせており、復旧の見込みは立っていない。
電車は自力走行が不能で現場にとどまっている。
乗客らは午前11時すぎ、電車から降りてJR東の用意したバスに乗り込んだ。仕事で仙台市に向かう途中だという男性(44)は「少し揺れた感じはあった」と話した。《共同通信》
【競馬】
第38回ホープフルステークス(28日・中山11R2000メートル芝15頭、G1)2番人気のキラーアビリティ(横山武史騎乗)が2分0秒6で勝ち、重賞初勝利を挙げるとともに、1着賞金7千万円を獲得した。26日の有馬記念を制したばかりの横山武騎手はこのレース初勝利で、クリストフ・ルメール騎手と並んで今年最多の中央G1.5勝目を挙げた。斉藤崇史調教師もこのレース初制覇。
武豊騎手はアスクワイルドモアに騎乗して10着に敗れ、史上初の中央G1全24レース制覇は来年以降に持ち越した。
3番手の好位を進んだキラーアビリティは、最後の直線半ばから一気に抜け出して快勝した。《共同通信》
【イオン】キャンドゥのTOB成立
イオンは28日、100円ショップを展開するキャンドゥへの株式公開買い付け(TOB)が成立したと発表した。キャンドゥ株を保有する同社社長らの資産管理会社も子会社化することで、イオンが保有する株式の比率は51.16%になる。友好的買収で、キャンドゥは来年1月5日にイオンの連結子会社となる。
キャンドゥの名称を変更する予定はないという。買収総額は約212億円。第1回公開買い付けの価格が1株2700円、第2回は2300円だった。
イオンはキャンドゥの子会社化を通じて、100円ショップなど均一価格の雑貨店の出店を進め、集客や経営基盤の強化を図る。《共同通信》
【東京株式市場】
28日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は大幅反発し、約1カ月ぶりの高値を付けた。終値は前日比392円70銭高の2万9069円16銭。米国景気の先行きへの期待感や、半導体不足で停滞していた自動車などの生産持ち直しの動きを好感し、幅広い銘柄で買い注文が優勢だった。
東証株価指数(TOPIX)は27.12ポイント高の2005.02。出来高は約9億5200万株。《共同通信》
【COVID-19】
国内新規感染385人
国内で28日、新たに385人の新型コロナウイルス感染者が確認された。内訳は大阪51人、東京46人、沖縄29人などで、検疫は最多の69人だった。東京と石川で1人ずつ死者の報告があった。
厚生労働省によると、全国の重症者は46人で前日より2人増加した。
過去の感染者について神奈川、石川、京都、山口で1人ずつ取り下げがあった。宮城は過去の集計漏れ1人を追加した。《共同通信》
【岸田文雄首相】参院選へ結果出す
岸田文雄首相は28日、来年夏の参院選に関し「新型コロナウイルス対応や、さまざまな政治課題で一つ一つ結果を出し、国民の理解を得ていく」と決意を語った。「外交・安全保障を考えても政治の安定が大事だ」とも強調した。官邸で記者団の質問に答えた。
今年を振り返り「8月に自民党総裁選に立候補してから4カ月間、本当に慌ただしかった」と言及。「日々これ新たなり、の思いで真剣に取り組んできた。国民の協力に心から感謝を申し上げる」と話した。
同時に「来年はコロナ対応、新しい時代の開拓に向けて大切な年だ」とし「国民に安心と未来への希望を感じてもらえる年にしたい」と述べた。《共同通信》
【CIS】非公式首脳会議
旧ソ連諸国で構成する独立国家共同体(CIS)の非公式首脳会議が28日、ロシア北西部サンクトペテルブルクで開かれた。会議の冒頭でプーチン大統領は、CISの枠内でさまざまな統合が進んだと評価、1991年12月のソ連崩壊に伴うCIS創設は「言うまでもなく正しい決定だった」と述べ、今後も加盟国との関係を強化する意向を示した。
プーチン氏は創設30年を迎えたCISについて「この間、国際情勢は大きく変わったが、ソ連時代から保たれた各国の関係が大きな役割を果たした」と述べ、安全保障や経済協力分野での意義を強調した。《共同通信》
【ロシア】人権団体に解散命令
ロシア最高裁は28日、ロシアの人権団体「メモリアル」に解散を命じる決定を出した。団体側は「政治的な決定だ」として異議を申し立てる方針。インタファクス通信が伝えた。ロシア当局は2016年、スパイを意味する「外国のエージェント(代理人)」に同団体を指定。検察が関連法に違反したことを理由に解散を求め提訴していた。
プーチン政権下では市民団体や独立系メディアを「外国のエージェント」に指定する動きが加速。メモリアルの解散命令は、他の団体への「見せしめ」との見方がある。
メモリアルはソ連時代の政治抑圧を記録してきたロシアの代表的な人権団体。《共同通信》