令和968日目
2021/12/23
この日のできごと(何の日)
【香港大】天安門事件の彫像撤去
香港大は23日、キャンパスに20年以上設置されていた中国の天安門事件の犠牲者追悼記念碑「恥辱の塔」(高さ8m)を解体して撤去し、校内の別の施設に運び込んだ。毎年、事件の起きた6月4日には記念碑の前で学生らが追悼行事を行っていた。
天安門事件の犠牲者の記念碑は「一国二制度」の下で保障されてきた香港の自由の象徴だった。香港国家安全維持法施行による統制強化が進む香港で、中国本土と同様に天安門事件がタブーとなったことを示した。
民主化運動の元学生リーダー、王丹氏はフェイスブックで「卑劣な手段により血塗られた歴史を消し去ろうとしている」と批判した。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【上皇陛下】88歳の誕生日
上皇さまは23日、88歳の米寿の誕生日を迎えられた。宮内庁によると、記録の確かな歴代天皇の中で最長寿。体調に大きな問題はなく、東京・高輪にある住まいの仙洞仮御所で上皇后美智子さまと穏やかな日々を過ごしている。今月1日に成年を迎えた天皇、皇后両陛下の長女愛子さまが立派に成長したことを喜んでいるという。
新型コロナウイルスの感染拡大により、この1年は外出は控え、ライフワークのハゼ研究で皇居内の生物学研究所に週2回通うほか、宮内庁病院への通院に限られた。
毎日の生活は規則正しく、朝に美智子さまと庭を散策し、朝食後は寺田寅彦の短文集「柿の種」の音読などに充てる。《共同通信》
【H2Aロケット45号機】打ち上げ成功
三菱重工業は23日午前0時32分、英国の衛星通信サービス大手インマルサットの通信衛星を載せたH2Aロケット45号機を種子島宇宙センター(鹿児島県)から発射した。約26分後に予定の軌道に投入され、衛星の打ち上げは成功した。本来は22日午後11時33分の予定だったが、機体の確認作業で約1時間遅らせた。問題はなかったという。
2005年の7号機から39回連続での成功。インマルサットの衛星としては最大で、通信サービスの利便性向上を見込む。
45号機は直径4メートル、全長53メートル。衛星が重いため、ロケットの上昇を助ける固体ロケットブースターを4本に増やした。《共同通信》
【四国放送】公式ツイッターに不適切投稿で謝罪
四国放送(徳島市)は23日、ツイッターの公式アカウントで特定の政党や政治家を誹謗ひぼう中傷する内容が投稿されていたとして、謝罪するコメントを出した。
同社によると、21日に特定の政党などを名指しし、「一族郎党ともに地獄へ墜おちろ、カス」などと投稿され、同日中に削除された。
公式アカウントは、番組に関わる複数の社員が投稿できる仕組みになっており、現在、投稿者や経緯を調査している。同社は「不適切な内容や言葉が発信されたことを深くおわびします」としている。《読売新聞》
【東京株式市場】
23日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は続伸した。新型コロナウイルスの感染状況を巡り、米経済の先行きに対する警戒感が和らいだことで、買い注文が優勢となった。
終値は前日比236円16銭高の2万8798円37銭。東証株価指数(TOPIX)は17.92ポイント高の1989.43。出来高は約8億1350万株だった。《共同通信》
【COVID-19】
国内新規感染295人
国内で23日、新たに295人の新型コロナウイルス感染者が報告された。都道府県別では東京と神奈川が各37人、大阪33人、北海道26人など。空港検疫は46人で、1日の報告としては過去最多となった。死者は石川と福岡が1人ずつで計2人。
厚生労働省によると、重症者は前日から2人増えて28人だった。愛知と福岡でそれぞれ1人、過去に発表した感染者の取り下げがあった。《共同通信》
京都で「オミクロン株」市中感染
京都府は23日、京都府京田辺市に住む20代女性が、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」に感染したと発表した。海外渡航歴はなく、感染経路は特定できていない。府は市中感染だとしている。
22日に家族3人の市中感染が確認されたばかりの大阪府でも23日、新たに小学生男児1人のオミクロン株感染が判明した。22日の家族とは関係がなく感染経路も不明で、吉村洋文知事は市中感染との認識を示した。
京都府によると、女性の濃厚接触者は7人。うち2人はコロナ陰性だった。残る5人については検査結果を待っている。《共同通信》
尾身氏「感染急拡大の可能性」
政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は23日、東京都内で記者会見し、オミクロン株に関して「国内では面的広がりは考えにくいが、複数のスポット(地点)で既に感染が始まっている」との見解を述べた。海外の流行地域では感染者の数が2倍になるまでの日数が2〜3日と極めて短いとの報告を紹介した上で、国内でも「いわゆる市中感染が始まると急速に感染拡大する可能性がある」と指摘した。
また、尾身氏は年末年始は感染が拡大しやすい時期だとして、「帰省や旅行は慎重に検討してほしい」と呼び掛けた。《共同通信》
首相、全希望者に無料検査実施へ
岸田文雄首相は23日、東京都内で講演し、新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」対策として、市中感染やクラスター(感染者集団)の発生地域を対象に、希望者全員に無料の検査を実施すると表明した。「不安のある全ての方」を対象にすると語り、無症状でも検査を受けられる方向だ。市中感染が確認されるなどした大阪と京都に加え、在日米軍基地でクラスターが発生した沖縄の3府県を挙げ「不安が広がっている」と指摘した。
政府は予約不要の無料検査をワクチン接種が受けられない人向けに年内に始める方針だった。感染拡大を食い止めるため、対象をさらに拡大する。《共同通信》
中国・西安でロックダウン
中国陝西省の省都・西安市で新型コロナウイルスの感染が広がり、同市は23日から事実上のロックダウン(都市封鎖)を開始した。住民約1300万人に自宅待機を求め、移動を制限。大規模なPCR検査を実施し、感染の封じ込めを急いでいる。
中国メディアによると、西安市では最近、ネズミが媒介するハンタウイルスに感染して発症する出血熱も相次いで確認されている。当局は二つのウイルスの感染拡大に神経をとがらせている。
新型コロナの感染は9日ごろから拡大。新華社電によると、同日から23日午後1時までに計234人の感染が確認されている。《共同通信》