令和970日目

2021/12/25

この日のできごと(何の日)

【阿佐海岸鉄道】DMV営業運転開始

徳島県海陽町の第三セクター阿佐海岸鉄道は25日午後、道路と線路の両方を走れる「デュアル・モード・ビークル(DMV)」の営業運行をスタートさせた。同社によれば、本格的な営業運行は世界初。

同社のDMVはマイクロバスを改造。道路用の四輪に加え、線路用の車輪が底部に付いている。定員は計21人。11月、国の検討会で安全性にも問題がないと評価された。

運行区間は約50キロで、阿波海南(海陽町)と甲浦(高知県東洋町)の約10キロ区間は「鉄道モード」で線路上を走行する。それ以外の室戸岬(同県室戸市)を巡る場所などでは、鉄道用の車輪を収納し「バスモード」で道路を走る。《共同通信》

海陽町と高知県東洋町を結ぶ阿佐海岸鉄道・阿佐東線で3日、線路と道路の両方を走る車両「デュアル・モード・ビークル(DMV)」の営業運転が始まった。

営業運転は世界初。海陽町四方原の阿波海南文化村で発進式があり、午後0時38分に阿佐海岸鉄道の三浦茂貴社長(海陽町長)が合図の笛を鳴らすと、乗客を乗せたバスモードの第1便がゆっくりと出発した。

25日は特別ダイヤで、上下合わせて16本を運行。開業に合わせ、文化村では県南1市4町の特産品を集めた「四国の右下マルシェ」などの催しが開かれている。午後5時45分には道の駅宍喰温泉で花火の打ち上げも予定されている。《徳島新聞》

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【北朝鮮による日本人拉致事件】家族会が会見

北朝鮮による拉致被害者田口八重子さん=失踪当時(22)=の兄で、被害者家族会の前代表飯塚繁雄さんが18日に83歳で死去したことを受け、被害者家族会は25日、記者会見を開いた。田口さんの長男で家族会事務局長の飯塚耕一郎さん(44)は「(田口さんに)会わせることができず、一生の心残り」と語った。

耕一郎さんは、繁雄さんが11月、入院先の病室のベッドで気がかりなことをメモに残し、「八重子」「家族会」とつづっていたと明かした。2人で「(田口さんを)何とかしてあげたいな」と話し合ったといい、耕一郎さんは「肺炎で苦しい状況なのに心配させて悪いなと思った」と語った。《共同通信》

【フィギュア】

フィギュアスケートの北京冬季五輪代表最終選考会を兼ねた全日本選手権第3日は25日、さいたまスーパーアリーナで行われ、3枠を争う女子は坂本花織(シスメックス)がショートプログラム(SP)に続いてフリーも1位となり、合計234.06点で3年ぶり2度目の優勝を果たした。坂本は選考基準を満たし、2大会連続の五輪代表に決まった。

樋口新葉(明大)がSP、フリーともに2位の合計221.78点で2位。河辺愛菜(木下アカデミー)がSPに続いてフリーでもトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を成功させ、209.65点で3位に入った。《共同通信》

【野口啓代さん、楢崎智亜さん】結婚発表

東京五輪のスポーツクライミング女子で銅メダルを獲得した野口啓代さん(32)が25日、自身の写真共有アプリ「インスタグラム」で、同五輪男子4位の楢崎智亜選手(25)=TEAM au=と結婚したことを発表した。

五輪後に現役を退いた野口さんは「同じ世界で同じ目標に向かい、共に切磋琢磨し、歩んできました。これからも変わらず、一緒にどんな壁でも乗り越えていければと思います」とつづった。

楢崎選手はボルダリングや複合で世界選手権を制した実績を持ち、2024年パリ五輪で金メダルを目指す日本のエース。自身のインスタグラムでも結婚を報告した。《共同通信》

【COVID-19】

国内新規感染322人

国内で25日、新たに322人の新型コロナウイルス感染者が確認された。都道府県別では東京38人、神奈川と沖縄で各29人、北海道と大阪で各22人など。検疫では56人が確認され、過去最多となった。死者は東京で1人の報告があった。

厚生労働省によると、全国の重症者は37人で前日より3人増加した。

また過去の感染者について、静岡、兵庫、山口で各1人の取り下げがあった。《共同通信》

仏、新規感染者10万人超す

フランスの保健当局は25日、新型コロナウイルスの1日当たりの新規感染者が10万4611人となったと発表した。昨年3月の流行開始以来、10万人を超えたのは初めて。3日連続の過去最高更新。

国内では新変異株オミクロン株の感染が拡大しているほか、クリスマス休暇に家族で集まるのを前にウイルス検査を受ける人が急増している。

政府は27日、臨時閣議を開き、飲食店などの利用にワクチン接種証明のみを有効として、接種を事実上義務化する法案を決定する。当初は1月初めに閣議決定する予定だったが、感染急拡大を受け前倒しした。他の対策を決める可能性もある。《共同通信》

【ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡】打ち上げ

米航空宇宙局(NASA)などは25日、史上最大の宇宙望遠鏡「ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡」を南米フランス領ギアナのクールー宇宙基地からアリアン5ロケットで打ち上げた。約30分後に望遠鏡は予定通り切り離され、打ち上げは成功した。生命が存在しうる「第2の地球」や、135億年前にできた最初の銀河などの観測が期待されている。技術的問題などから打ち上げ延期を繰り返し、開発費は1兆円を超えた。

1990年打ち上げのハッブル宇宙望遠鏡の後継で、最大10年間の稼働を見込む。ガスやちりに邪魔されず、遠い宇宙の姿を見られるのが特長だ。《共同通信》

【イスラエル・パレスチナ情勢】

イスラエル軍が占領するヨルダン川西岸の北部ナブルス近郊で25日、断続的にパレスチナ人とイスラエル軍兵士が衝突、パレスチナ通信によると、58人が負傷した。イスラエル紙ハーレツは軍兵士1人も軽傷を負ったと伝えた。

国際法違反とされるユダヤ人入植地の拡大が進む中、ナブルス近郊では緊張が高まり、入植者が16日に射殺され、パレスチナ人が逮捕される事件が発生。

25日には、入植者の大規模集会が計画され、軍はパレスチナ人集落の入り口を封鎖。反発したパレスチナ人が軍に投石し、パレスチナ通信によると、軍は催涙弾やゴム弾のほか実弾で応じた。《共同通信》



12月25日 その日のできごと(何の日)