令和612日目

2021/01/01

【天皇陛下】ビデオメッセージ

天皇陛下は1日、新年一般参賀に代わる国民向けのビデオメッセージを、宮内庁を通じて発表された。新型コロナが猛威を振るう現状を憂い、「皆が互いに思いやりを持って助け合い、支え合いながら、進んで行くことを心から願っています」と呼び掛けた。皇后さまも同席した。

陛下のビデオメッセージは即位後初めて。平成では2回、天皇によるビデオメッセージが出されたが、皇后が同席した例はない。

陛下は、医療従事者の負担が厳しさを増していることを心配し「感染された方や医療に従事される方、さらにはそのご家族に対する差別や偏見といった問題などが起きていることも案じられます」と述べた。《共同通信》

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【新年祝賀の儀】

天皇、皇后両陛下が皇族や三権の長らから新年のお祝いを受ける「新年祝賀の儀」が1日、皇居・宮殿であり、天皇陛下は「年頭に当たり、国民の幸せと国の発展を祈ります」と応じられた。今年は、新型コロナウイルスの影響で規模を縮小しての実施となった。

宮殿「松の間」で秋篠宮ご夫妻と長女眞子さま、次女佳子さまら皇族が両陛下にあいさつ。その後、両陛下は皇族と共に宮殿の各部屋を回り、菅義偉首相や衆参両院議長、最高裁長官らから祝意を受けた。

例年2日にある新年一般参賀は取りやめとなったが、代わりに天皇陛下の新年ビデオメッセージが公開された。《共同通信》

【COVID-19】

国内新規感染3247人

国内の新型コロナウイルスの新規感染者は1日、45都道府県と空港検疫で計3247人確認された。大阪府と兵庫県で各9人が死亡するなど、死者は計49人だった。厚生労働省によると、重症者は前日より35人増えて計716人となり、過去最多を更新した。《読売新聞》

菅首相、元日から協議

菅義偉首相は1日、田村憲久厚生労働相らと公邸で会い、新型コロナウイルスの国内感染状況について報告を受けた。昨年12月31日の大みそかに続き、元日も関係閣僚と協議。休み期間中の医療体制の確保を改めて指示した。出席者が明らかにした。

協議には西村康稔経済再生担当相、加藤勝信官房長官らも参加した。《共同通信》

【サッカー・第100回天皇杯】川崎が初優勝

サッカー日本一を決める第100回天皇杯全日本選手権(日本サッカー協会、Jリーグ主催、共同通信社、NHK共催)最終日は1日、東京・国立競技場で決勝が行われ、J1王者の川崎が同2位のG大阪を1―0で下し、初優勝を遂げた。川崎は初めて同一シーズン2冠を達成した。

川崎は前半から好機を量産すると、後半10分、縦パスに抜け出した三笘が右足で蹴り込み先制。終盤はピンチが続いたが、谷口ら守備陣が体を張ってしのいだ。

今大会は新型コロナウイルス禍で参加チームが52に減るなど規模が縮小され、J1勢2チームの出場は準決勝からだった。優勝賞金は前回より5千万円少ない1億円。《共同通信》

【相撲・全国高校選手権、全国中学生選手権】

相撲の全国高校選手権と全国中学生選手権は1日、東京都立川市の立川ステージガーデンで個人のトーナメント戦が行われ、高校は落合哲也(鳥取城北高2年)が決勝で竹田章一郎(埼玉栄高2年)を力強く寄り切って高校横綱に輝いた。

中学では五十嵐翔(富山・南星中3年)が決勝で兵頭虎大郎(愛媛・余土中3年)を突き出して中学横綱になった。

「立川立飛・元日相撲」と銘打たれた今大会は初開催。新型コロナウイルスの影響で昨年に高校、中学の全国大会が開催されなかったことを踏まえ、アマチュアを統括する日本相撲連盟が2020年度の中高生の日本一を決める大会として実施した。《共同通信》

【全日本実業団対抗駅伝】富士通が3度目の優勝

全日本実業団対抗駅伝は1日、前橋市の群馬県庁前を発着点とする7区間、100キロに36チームが参加して行われ、富士通が4時間48分52秒で12年ぶり3度目の優勝を果たした。トヨタ自動車が1分3秒差で2年連続の2位、5連覇を狙った旭化成は3位だった。

前回予選落ちの富士通は1区の松枝博輝が区間賞を獲得。2区で先頭を譲ったが、3位で迎えた4区で東京五輪マラソン代表の中村匠吾が首位を奪い、6区の鈴木健吾、7区の浦野雄平がともに区間1位の走りでリードを広げて快勝した。

トヨタ自動車は五輪マラソン代表の服部勇馬が5区で区間賞を獲得した。日立物流が過去最高の4位。《共同通信》

【伊勢神宮】静かな新年

例年は多くの人が初詣に訪れる三重県伊勢市の伊勢神宮は1日、異例の静かな新年を迎えた。神宮司庁の広報担当者は「参拝者は、かなり少ない。分散参拝の呼び掛けなどが功を奏し、密を回避できた」と話した。

伊勢神宮は、年末年始の参拝時間をあえて短縮せず、夜間も参拝可とすることで分散を促し、神楽殿内の人数制限や順路を一方通行とするなどの対策を取った。伊勢市も1月の平日に限り、近くの市営駐車場を4時間まで無料にして平日参拝を後押ししている。

神宮司庁によると、2020年の参拝者数は19年より4割以上少ない約554万人だった。《共同通信》

【香港】周庭氏、重大事件用の刑務所に移送

1日付の香港紙・明報(電子版)などは、香港での反政府抗議デモに絡み、無許可集会を扇動したなどとして、禁錮10か月の実刑判決を昨年12月に受けた香港の民主活動家・周庭氏(24)が、これまで収監されていた刑務所から、重大事件の受刑者用の刑務所に移送された、と報じた。

移送先は本来、殺人や麻薬密売といった重罪を犯した受刑者を収容する刑務所で、受刑者の人権問題に詳しい関係者からは、「移送は不合理だ」との批判の声が上がっている。移送について東方日報(電子版)は、周氏が収監後も、面会した支援者らを通し、獄中生活をSNS上で発信して外部への影響力を維持していることなどが背景にある、との見方を伝えた。《読売新聞》

【台湾・蔡英文総統】中国に対等な対話呼び掛け

台湾の蔡英文総統は1日、新年の談話を発表し、中国の習近平指導部に、対等な立場での「意義のある対話」の実現を呼び掛けた。新型コロナについては「台湾は世界が切実に待ち望む通常の生活を実現した」と述べ、感染拡大抑え込みに成功していることを誇った。

蔡氏は、中台関係の安定はインド太平洋地域の安定に関わる世界的な課題だとの認識を示し、中国の習指導部に対して「両岸(中台)の対立を解き関係改善する考えがあるならば、対話をする用意がある」と述べた。

習指導部は、台湾独立志向の民主進歩党(民進党)の蔡政権が2016年に発足して以降、台湾との対話を拒否している。《共同通信》

【福本清三さん】死去

時代劇で「斬られ役」として活躍した俳優の福本清三さんが1日午後5時26分、肺がんのため京都市の自宅で死去した。77歳。兵庫県出身。葬儀・告別式は近親者で行った。

時代劇が全盛だった1958年、15歳で東映京都撮影所に専属の大部屋俳優として入った。以来、約半世紀にわたり主に斬られ役で映画やテレビの時代劇に出演し、「5万回斬られた男」の異名を取った。

殺陣のプロ集団「東映剣会」に所属。えび反りになって後方に倒れ込むなど、迫真の斬られっぷりで主役を引き立てた。《共同通信》



1月1日 その日のできごと(何の日)