2001 平成13年1月17日(水)　福井県、大雪で大混乱

平成4393日目

2001/01/17

この日のできごと(何の日)

【福井県、石川県】大雪で混乱続く

福井県は17日も断続的に雪が降り、敦賀市では午前11時に積雪が96センチに達し、1996年の92センチを上回る84年に次ぐ17年ぶりの大雪となった。北陸自動車道、国道8号など幹線交通網はマヒ状態。

国道8号ではスリップ事故などの影響で武生ー敦賀間が通行止めとなり、福井市から滋賀県境近くまでの広範囲で断続的に渋滞が続いた。またJR北陸線は3日連続でダイヤが乱れた。《福井新聞》

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17日の石川県内は、大雪がいったん峠を越え、金沢地方気象台は午後4時、11日夜から6日間出していた大雪注意報を解除した。同気象台は、県内上空の寒気は18日夜から再び強まり、山沿いと山間部を中心にまとまった雪が降る可能性があるとして、注意を呼び掛けている。

17日の県内は日中、各地では弱い雪が降る程度だったが、陸空で交通機関の混乱が続き、JR北陸線では107本の特急すべてが運休したのをはじめ計231本が運休し、約2万8000人の足が乱れた。七尾線では61本の運休などにより、約7500人に影響が出た。高速バス、小松空港発着便も運休、欠航が相次ぎ、能登有料道路では柳田−西山IC間で大型トラックが動けなくなり、1時間20分にわたり通行が規制された。《共同通信》

【被災地サミット】

阪神大震災から7年目に入った17日、最も大きな被害を受けた神戸市では、鎮魂を願うガス灯の火を神戸から全都道府県に運ぶ市民ランナーの出発や、北海道・有珠山の噴火など昨年相次いだ災害の被災者が集まる「被災地サミット」など震災関連行事が午後も続いた。

同市中央区の市勤労会館で開かれた「被災地サミット」には、有珠山噴火の被災者のほか、火山活動が続く伊豆諸島・三宅島、東海豪雨水害、鳥取県西部地震の被災者ら約450人が出席した。

各地の被災者の代表は、避難中の食費補助や家屋の再建支援などについて、自らの体験に基づき問題点を指摘。すべての被災者が生活を再建できるとう、公的支援の拡充を求めた。

来賓として招待された三宅村の長谷川鴻村長は「全島民避難は本当につらい決断だった」と声を詰まらせ「いつ帰還できるか分からない今だからこそ、各被災地の住民が手を取り合い、交流の輪を広げていくことが重要だ」と訴えた。

【大相撲初場所】11日目

大相撲初場所11日目(17日・両国国技館)2横綱がそろって全勝を守った。武蔵丸は関脇琴光喜を豪快に決め出し、貴乃花は大関武双山を力強く寄り切り、ともに11連勝。武双山は4敗目。大関魁皇は安芸乃島を送り出して9勝目を挙げた。大関出島は玉春日をはたき込んだが、大関雅山は栃東に押し出され、ともに6勝5敗となった。栃東は7勝目。全勝の横綱2人を追う2敗は魁皇だけとなった。

【マリナーズ・イチロー外野手】トレーナーが高い評価

米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手について、同球団のリック・グリフィンヘッドトレーナーは17日「身体的なコンディションは非常によい。食事やトレーニングにも大変よく気を使っている」と姿勢を高く評価した。

同トレーナーは「既に(主力選手の)モイヤーやビューナーらと一緒に積極的にウエートトレーニングなどをこなしている」と、非公開で行われてい練習の様子を説明。今後、日本から自分専用のトレーニング機器を持ち込むことにも「あれだけ日本で成功を収めているのだから、これまでのやり方を変えることはない」と“イチロー流”を全面的に支持した。《共同通信》

【野党】KSD疑惑を共同調査

民主、自由、社民、共産の野党4党は17日午後、国会内で「野党共同KSD等疑惑追及プロジェクトチーム」の初会合を開き、「ケーエスデー中小企業福祉事業団」(KSD)汚職事件の全体像を国民に明らかにするため共同調査を開始することを決めた。

会合では、今回の事件が「受託収賄罪で逮捕された小山孝雄参院議員一人の事象ではなく、自民党の構造的腐敗体質の典型的事件」との認識で一致。自民党の村上正邦前参院議員会長、額賀福志郎経済財政担当相、森喜朗首相らや、旧労働、法務両省の関与などについて究明し、自民党の「金権体質」を国民に訴えていく。

これに関連し、民主党の鳩山由紀夫代表は記者会見で、特に額賀氏について「閣僚だから自ら潔白を証明すべきだ」と述べ、野党が求めている証人喚問に応じるよう強く求めた。《共同通信》

【米・パウエル次期国務長官】北朝鮮との関係は再点検

黒人として初めて米国務長官に指名されたパウエル元統合参謀本部議長は17日、指名承認のための上院公聴会で証言し、ブッシュ次期政権で対朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)政策の包括的な再点検を実施する考えを示唆した。

「アジア太平洋諸国との関係は同盟諸国、特に日本との強固な関係にある」と、日本など同盟国との関係重視の姿勢を強調。中国は「戦略的なパートナーではなく、競争相手で潜在的な地域的ライバル」と述べた。

米本土ミサイル防衛(NMD)では積極推進のあ《共同通信》ンが絵をあらためて示した。また、ロシアとの弾道弾迎撃ミサイル(ABM)制限条約は「米国の新たな戦略的枠組みの下では適切でない」と述べ修正に意欲を見せた。《共同通信》

【この日の民主党】

全国キャラバン「おかしなことなくし隊」報告・徳島、高知　2001/01/17

徳島藍場公園で阪神淡路大震災6周年黙祷参加

徳島駅前街頭演説

弁士=仙谷由人衆議院議員、木村清志参議院予定候補、高井美穂徳島2区総支部長
隊員=田中甲衆議院議員、川内博史衆議院議員、山村健衆議院議員、中村哲治衆議院議員、井上和雄衆議院議員、羽田雄一郎参議院議員

木村「政治に期待しない人が多い。20年間の弁護士生活で弱い立場の人を守る活動をしてきた。この経験を国政に生かしたい。労働者の権利、健康を守る、先行き不透明、不安を解消し、安全で安心の社会を作りたい。私は利権とは無縁、権力を求めない清新な志を持って国政に臨みたい」

徳島吉野川第十堰視察

徳島藍住直道交差点街頭演説

弁士=仙谷由人衆議院議員、木村清志参議院予定候補、高井美穂徳島2区総支部長
隊員=田中甲衆議院議員、山村健衆議院議員、井上和雄衆議院議員、中村哲治衆議院議員、羽田雄一郎参議院議員

仙谷「今は倫理観が崩壊している。声高に倫理を叫ぶ政治家こそ賄賂を受け取っている。おかしなことの一番端的な例が森首相。辞めていただくことが日本のため。改革の志を持った若い民主党に期待してください」

徳島市脇町交差点街頭演説

弁士=高井美穂徳島2区総支部長
隊員=田中甲衆議院議員、山村健衆議院議員、中村哲治衆議院議員、羽田雄一郎参議院議員

高井「日本の将来を心配している。子どもたち、孫の世代にどうなっているのだろうか。環境、膨大な国・地方の借金。このままでは日本は本当におかしくなってしまう。20年、30年先を考えられるのは若い人。明治維新もそうだった。アメリカのような二大政党の政治をこの徳島から作りたい」

阿波池田駅前街頭演説

弁士=高井美穂徳島2区総支部長
隊員=田中甲衆議院議員、山村健衆議院議員、中村哲治衆議院議員、羽田雄一郎参議院議員 高知市役所前街頭宣伝

弁士=中村久美参議院予定候補
隊員=田中甲衆議院議員、山村健衆議院議員、中村哲治衆議院議員、羽田雄一郎参議院議員

中村久美「この高知では10年振りの寒波ですが、熱い熱い思いを持って、民主党の若い議員の皆さんが来てくださった。私もその一人として、市民の視線を忘れることなく、頑張っていきます。地域のことは自分たちで考え、もっと高知を良くしていきましょう」《民主党ニュース》

1月17日　その日のできごと(何の日)