令和518日目

2020/09/29

この日のできごと(何の日)

【米大統領選挙】第1回テレビ討論会

11月3日実施の米大統領選に向けた共和党現職のトランプ大統領(74)と民主党候補のバイデン前副大統領(77)による第1回候補者討論会が9月29日、中西部オハイオ州クリーブランドで行われた。両候補は初の直接対決で、互いの「大統領としての適格性」に疑義を呈する、激しい非難合戦を展開した。

事前に決められた討論のテーマは「両候補の歩み」「連邦最高裁」「新型コロナウイルス」「経済」「人種と暴力」「選挙の正当性」の6つ。両候補は新型コロナ感染拡大を受け握手を避ける一方、マスクをせず90分間の討論に臨んだ。

トランプ氏は、新型コロナ危機の前までは空前の好景気を実現させ、現在も再び経済と雇用を回復軌道に乗せつつあると強調した。

対するバイデン氏は「ウイルス危機を解決させない限りは経済を修復できない」と述べ、経済再開や学校再開を急ぐトランプ氏の姿勢を批判した。

バイデン氏はまた、トランプ氏が最高裁判事に保守派のエイミー・バレット連邦控訴裁判事を指名したことに関し「次の判事の指名は大統領選後の来年2月に行うべきだ」と反発した。

新型コロナ危機をめぐっては、バイデン氏が「トランプ氏のせいで20万人以上が死亡した」と非難したのに対し、トランプ氏は「私が(ウイルス発生地である)中国からの入国を制限したから何百万人もの命が救われた。バイデン氏は私の判断を排外主義的だと非難した」と反論した。

トランプ氏の2016年と17年の所得税の納税額が750ドル(約7万9千)だったと米紙が報じた問題に関しては「私は何百万ドルもの税金を払った」と否定した。

新型コロナ感染予防のため全米各州で郵便投票が大幅に増えたことについて、トランプ氏が「既に不正が横行している。大惨事になる」と持論を展開したのに対し、バイデン氏は「郵便投票で不正が起きている証拠はない」と問題視しない考えを示した。

トランプ氏は、バイデン氏の次男ハンター氏が中国などとの不透明なビジネス関係で巨額の金を得たと繰り返し主張し、疑惑を否定するバイデン氏と言い合いになる場面もあった。

新型コロナ禍を受け、討論会場の聴衆は過去の数千人規模よりはるかに少ない約80~100人程度に制限され、全員が入場前にウイルス検査を受けた。

両候補による討論会は今回を含め計3回行われ、2回目は10月15日に南部フロリダ州マイアミ、3回目は10月22日にテネシー州ナッシュビルで予定される。《産経新聞》

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【ロシア】北方領土で軍事演習

ロシアの極東地域を管轄する露東部軍管区は29日、クリール諸島(北方領土と千島列島)で軍事演習を開始したと発表した。演習場所には北方領土・国後島も含まれている。

東部軍管区の発表によると、演習には1500人以上が参加。敵による通信妨害が行われているとの想定で、上陸阻止の訓練などを行った。無人機に対処する訓練も実施したという。

ロシアは日本の再三の抗議にも関わらず、不法占拠する北方領土での軍備増強に力を入れている。日露間では同日、菅義偉首相とプーチン大統領による初の電話首脳会談が予定されている。《産経新聞》

【COVID-19】国内感染新たに532人

国内では29日、新型コロナウイルスの感染者が新たに532人確認された。死者は東京、大阪、福岡など7都府県で計7人。東京都内では212人の感染が明らかになり、3日ぶりに1日当たりの感染者が200人を超えた。

都によると、会食を通じて感染したとみられる18人のうち、半数の9人が19~22日の4連休中に感染した可能性があるという。全体の6割の126人は感染経路を特定できていない。都内の重症患者は前日比3人減の23人で、直近1週間の陽性率も同0・1ポイント減の3・8%だった。《読売新聞》

【東京株式市場】

29日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は小幅に3営業日続伸し、前日比27円48銭高の2万3539円10銭と約2週間ぶりの高値で取引を終えた。投資家が上場企業から得る配当金を証券市場に再び投じるとの観測が生じ、買い注文が入った。最近の米株式市場の積極的な投資姿勢を好感した。

朝方は売りが優勢だった。3月期決算企業から2020年9月中間配当を受け取る権利が前日に確定し、権利獲得後の株式を手放す動きがあった。平均株価の下げ幅は一時160円を超えた。

午後の取引では110円超上昇し約7カ月ぶりの高水準に達する場面も。半導体関連株などに投資資金が向かった。《共同通信》

【東京地裁】金沢のオウム分派団体側が敗訴

オウム真理教の分派団体を金沢市で主宰しているとされる女性が、団体規制法に基づく観察対象とした国の処分を取り消すよう求めた訴訟の判決で、東京地裁は29日、「処分は適法」として女性側の訴えを退けた。

森英明裁判長は、分派団体について「教義を広め、実現する共同目的を持っており、オウム真理教本体に含まれる団体だ」と指摘。松本智津夫元死刑囚=教祖名麻原彰晃=に絶対的に帰依しているとし「活動状況を継続して明らかにする必要がある」と判断した。

女性側は、オウム教義を信仰しているだけで処分対象とするのは信教の自由に反すると主張したが、判決は「合理的な制約だ」と退けた。《共同通信》

【プロ野球・29日】

楽2―6ソ

ソフトバンクは0―1の四回、川瀬の適時打で追い付いた。五回には栗原の勝ち越し3ランと周東の2点適時打で一挙に5点。千賀が7回1失点で7勝目を挙げた。楽天は投打に精彩を欠いて4連敗を喫し、勝率が5割に戻った。

日3―4ロ

ロッテは一回に角中、安田、井上の3本の適時打で3点を先制。3―2の九回にはマーティンのソロで加点した。石川は球が走り、八回途中まで2失点で7勝目。益田が25セーブ目を挙げた。日本ハムは終盤の反撃が及ばなかった。

オ3―0西

オリックスは山本が自己最多の14三振を奪い、8回4安打無失点の快投で7勝目を挙げた。一回に吉田正の内野安打で先制し、二回に伏見の5号ソロ、五回に吉田正の適時打で加点した。西武は打線が振るわず、連勝が3で止まった。

神7―3中

阪神は3―3の五回に糸井の2号2ランで勝ち越した。六回は大山の22号ソロで、八回も坂本の適時打で加点した。高橋は6回3失点で3勝目。中日は勝野が崩れて攻撃も逸機が続き、昨季から続く甲子園での連敗が9に伸びた。

D8―4ヤ

DeNAは0―2の一回に佐野の3ランで逆転し、三回にロペスの適時打などで2点を加えた。1点差に詰め寄られた四回には梶谷のソロで加点した。新人の坂本は5回4失点でプロ初登板から3連勝。ヤクルトは小川が誤算だった。

広1―6巨

巨人は菅野が無傷の12連勝。6回を4安打、一回の犠飛による1失点と粘り強かった。0―1の三回に松原の適時打などで2点を奪い、四回に適時三塁打の若林が六回にも適時打。広島は好機であと一本が出ず、巨人戦4連敗。

巨人の菅野智之投手が29日、マツダスタジアムで行われた広島16回戦で先発して6回1失点で勝ち投手となり、開幕投手からの連勝を12に伸ばし、岩隈久志(巨人)が近鉄時代の2004年にマークしたプロ野球記録に並んだ。

開幕戦から11連勝とした15日の阪神戦で、北別府学(広島)が1982年に記録したセ・リーグ記録に並んでいた。

巨人のシーズン初登板からの連勝記録は66年、チームの開幕6戦目にプロ初登板先発した堀内恒夫の13。《共同通信》

【この日の菅義偉首相】

拉致被害者家族と面会

北朝鮮に拉致された横田めぐみさん=失踪当時(13)=の母早紀江さん(84)ら被害者家族が29日、首相官邸で菅義偉首相と面会した。早紀江さんは「何十年たっても子どもたちの姿が見えない。苦しい毎日が続いている」と訴え、被害者の早期帰国に向けた努力を求めた。


https://www.kantei.go.jp/

面会には田口八重子さん=同(22)=の兄で家族会代表の飯塚繁雄さん(82)らも同席。飯塚さんは家族が高齢化していることを念頭に「時間が大切。具体的に問題を動かしてほしい」と要望した。

首相就任後初めて家族と面会した菅首相は「自らが先頭に立ち、あらゆるチャンスを逃すことなく活路を開いていきたい」と述べた。《共同通信》

ロシア・プーチン大統領と電話会談

菅首相は29日夜、ロシアのプーチン大統領と約20分間、就任後初となる電話会談を行った。両首脳は、北方領土問題を含む平和条約締結交渉の継続を確認した。

日露首脳の接触は、今年8月に安倍前首相とプーチン氏が電話会談して以来。首相は、平和条約締結を含む日露関係全体の発展に意欲を示した上で、「北方領土問題を次の世代に先送りさせず、終止符を打ちたい」と呼びかけた。

プーチン氏は「2国間のあらゆる問題について対話を継続していく」と応じた。

安倍、プーチン両氏は2018年、平和条約締結後に北方4島のうち歯舞群島と色丹島を引き渡すと明記した「日ソ共同宣言」を基礎に平和条約交渉を加速させることで合意している。今回の電話会談で両首脳は、この合意を再確認した。

首相は会談終了後、記者団に「今後、率直に意見交換ができる手応えを感じた。領土問題を解決して平和条約を締結するという基本方針の下に粘り強く交渉していく」と述べた。《読売新聞》

【クウェート・サバハ首長】薨去

クウェート国営通信は29日、サバハ・アハマド・ジャビル・サバハ首長が死去したと報じた。91歳だった。死因は不明。7月18日に体調を崩して入院し、手術を受けた後、米国の病院に搬送されていた。ナワフ・アハマド皇太子(83)が後継首長になるとみられる。

外相を長年務めたサバハ首長は2006年1月に即位した。イラクとの外交関係修復に尽力し、17年に断交したサウジアラビアとカタールの仲介努力を続けた。《読売新聞》



9月29日 その日のできごと(何の日)