令和231日目
2019/12/17
この日のできごと(何の日)
【筒香嘉智外野手】レイズ入団会見
プロ野球のDeNAからポスティングシステムを利用し、米大リーグのレイズと契約した筒香嘉智外野手(28)が17日、本拠地トロピカーナ・フィールドで記者会見に臨み、「一番は打撃で貢献したい。色々なポジションを守る可能性もあるし、勝つために全てにおいて全力を注ぎます」と抱負を語った。
冒頭、筒香選手は「『ヨシ』と呼んでください。レイズの一員になれてとても幸せ」と英語であいさつした。複数の候補からレイズに決めた理由は「最初に声をかけていただいた。僕を必要としてくれているキャッシュ監督の熱意を感じた」と説明した。
これまで6年間、12月に米国でトレーニングを行い、2015年オフにはドミニカ共和国のウィンターリーグに参加した。メジャーの環境や投手への対応には「この場所でプレーするために何年もかけて最善の準備をしてきた」と自信ものぞかせた。
DeNA時代と同じ背番号25のユニホームに袖を通して「素直にうれしい」と喜んだ筒香。夢の舞台での目標を問われ、「最初から最後までレイズの勝利に貢献すること」と力を込めた。《読売新聞》
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【宮内庁・西村泰彦長官】就任式
宮内庁長官の認証式が17日、皇居・宮殿で開かれ、西村泰彦次長(64)が長官に就任した。2016年9月から長官を務め、天皇代替わりに関する儀式を取り仕切った山本信一郎氏(69)は同日付で退任した。
12月初めに天皇陛下の即位儀式が終わったことを踏まえた人事。来年4月には秋篠宮さまが皇位継承順1位の皇嗣になったことを内外に示す「立皇嗣の礼」があり、その後、政府が安定的な皇位継承策の検討を本格化させるとみられる。
西村氏は三重県出身で、東大卒業後、警察庁に入庁。警視総監、内閣危機管理監などを経て、16年9月に宮内庁次長に就任した。《共同通信》
【眞子内親王殿下、佳子内親王殿下】鴨場接待
秋篠宮家の長女眞子さまと次女佳子さまは17日、千葉県市川市の宮内庁新浜鴨場で、駐日外国大使夫妻らに伝統のカモ猟を紹介する恒例行事に接待役として参加された。佳子さまの参加は初めて。
カモ猟には17カ国の大使夫妻ら約30人が参加。2人は猟の前に、英語を交えながらあいさつ。飲み物を片手に参加者と談笑した。猟では、おとりのアヒルを使っておびき寄せた野生のカモを網で捕まえた。
カモは計208羽捕獲され、その後放鳥された。眞子さまと佳子さまがタイミングを合わせてカモを放すと、参加者から拍手が上がった。《共同通信》
【大学入学共通テスト】国語、数学「記述式」見送り
2020年度開始の大学入学共通テストを巡り、萩生田光一文部科学相は17日の閣議後記者会見で、国語と数学への記述式問題導入を見送ると発表した。民間企業が担う採点でミスが起きる懸念や、受験生による自己採点の精度が低くなるといった課題への抜本的解決策を見いだせなかったと説明。「受験生の不安を払拭し、安心して受験できる体制を早急に整えることは困難だと判断した」と述べた。
共通テストを巡っては既に、英語民間検定試験の導入見送りが決まっている。現行のマークシート式の大学入試センター試験と大きく異なる二つの目玉が消えることで、大学入試改革そのものの意義が問われそうだ。《共同通信》
【香港航空】機体7機差し押さえ
17日付の香港紙、明報などによると、香港の空港管理局は16日、抗議デモの影響で経営難に陥っている香港航空の航空機7機を差し押さえたと発表した。
管理局は差し押さえ理由について「財務上の権益を守るため」としている。香港国際空港への着陸料など空港使用料が未払いとなっているとみられる。
明報によると、同航空が60日以内に未払い分を支払わないと、機体が売却される可能性もある。
香港航空は、抗議デモの影響で旅客が減少したため、収支が悪化しており、11月の従業員の給与は遅配となった。《共同通信》
【東京株式市場】
17日の東京株式市場は、世界経済の先行き不安が和らいで買い注文が優勢となり、日経平均株価(225種)は反発した。終値は前日比113円77銭高の2万4066円12銭で、今年最高値を更新し約1年2カ月ぶりの高水準になった。
東証株価指数(TOPIX)も10.33ポイント高の1747.20で今年最高値を更新した。出来高は約12億8900万株。
米中貿易協議の「第1段階」合意や、英下院総選挙で欧州連合からの離脱を目指す与党保守党の勝利で景気減速への警戒感が和らいだ。朝方は前日の欧米市場の値上がりと円安進行を背景に買いが先行、平均株価は一時2万4100円に迫った。《共同通信》
【アスクル、ヤフー】和解
通販大手アスクルの吉岡晃社長は17日、筆頭株主でヤフー親会社のZホールディングス(HD)と連携を強める意向を示した。8月に前社長が退任に追い込まれた経緯から、資本関係解消を目指すとしていたが、この日は「解消は考えない」と方針転換を表明した。事実上の和解となる。
東京都内で開いた決算記者会見で語った。ZHDの川辺健太郎社長との協議を通じ、アスクルの企業価値と業績の向上に協力して取り組むことで一致したと説明した。さらに、ヤフーとの連携を深めることで、個人向け通販事業「ロハコ」を2023年5月期までに黒字化する目標を掲げた。《共同通信》
【楽天・松井裕樹投手】契約更改
今季のパ・リーグで最多セーブに輝いた楽天の松井裕樹投手は17日、仙台市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、4年契約を結んだ。来季年俸は1億4千万円増の2億5千万円プラス出来高払い。早ければ2021年にも国内フリーエージェント(FA)権を取得する。「FAを取っても楽天でやってほしいという誠意を感じた」と喜んだ。
今季は68試合に登板して38セーブと、ともに6年目で自己最多の数字をマークしたが来季から先発に転向する。14、18年に経験があるポジションで「若いうちに長いイニングを投げることや打者との駆け引きといったスキルを身に付けたい」と話した。(金額推定)《共同通信》
【競泳・池江璃花子選手】退院
白血病と闘っている競泳女子の池江璃花子選手(19)=ルネサンス=は17日、退院したことと、2024年パリ五輪で表彰台を目指す考えを自身のホームページで明らかにした。「パリ五輪出場、メダル獲得という目標で頑張っていきたい」との直筆コメントを掲載した。マネジメント会社によると、今月上旬に退院した。
池江選手が「急性リンパ性白血病」と診断されていたことも公表された。当初は抗がん剤による治療を行ったが合併症を併発したため、正常な血液をつくる造血幹細胞を移植。症状やがん細胞の検出がなくなる寛解状態を維持したため、退院に至ったという。《共同通信》
【サッカー・東アジアE―1選手権】
サッカーの東アジアE―1選手権第5日は17日、韓国・釜山で女子の最終戦が行われ、日本代表「なでしこジャパン」は韓国を1―0で下し、3連勝の勝ち点9で2010年以来、4大会ぶり3度目の優勝を果たした。韓国は同4で2位。
主導権を握った日本は好機をなかなか生かせなかったが、試合終盤に籾木(日テレ)がPKを決めて競り勝った。中国は台湾を1―0で退け、勝ち点4の3位。台湾は3連敗で最下位だった。
男子の日本は18日の最終戦で韓国と対戦する。勝つか引き分けると3大会ぶり2度目の優勝が決まり、初の男女同時制覇となる。《共同通信》
【中国】初の国産空母が就役
中国国営中央テレビによると、中国初の国産空母「山東」が17日、南シナ海に面した海南島三亜の軍港で就役した。中国にとって、旧ソ連製を改修した空母「遼寧」に次いで2隻目の就役となる。近隣国との領有権争いを抱える南シナ海で軍事力を強化し、米国をけん制する狙いだ。
17日午後に現地で海軍に引き渡す式典が開かれ、習近平国家主席が出席した。
山東は中国東北部の遼寧省大連で建造され、試験航行を繰り返し、11月に台湾海峡を通って海南島に向かっていた。《共同通信》
【パキスタン】ムシャラフ元大統領に死刑判決
パキスタンの特別法廷は17日、国家反逆罪に問われたムシャラフ元大統領(76)に対し、死刑を言い渡した。ムシャラフ氏側は、最高裁に上訴する方針を明らかにした。
ムシャラフ氏は大統領在任中の2007年11月に退陣を迫る動きを封じるため非常事態宣言を出し、憲法の効力を停止した。この行為が国家反逆罪に当たるとして14年に訴追されていた。
ムシャラフ氏は軍トップの陸軍参謀長だった1999年、クーデターで全権を掌握し、2001年に選挙を経ずに大統領に就任した。地元紙ドーンによると、パキスタンで絶対的な権力を持つ軍トップ経験者に国家反逆罪が適用され、死刑が言い渡されたのは初めてだ。
ムシャラフ氏は16年3月、病気治療を理由にアラブ首長国連邦のドバイに出国し、今も滞在しているとされる。今月、ビデオ映像を通じ、「反逆罪は全く根拠がない」と訴えていた。《読売新聞》
【立憲民主党・初鹿明博衆院議員】書類送検の事実認める
立憲民主党の初鹿明博衆院議員(50)=比例東京=は17日午前、国会内で記者団の取材に応じ、平成27年5月にタクシーの車内で知人女性にわいせつな行為をしたとして、警視庁葛西署に強制わいせつ容疑で書類送検された事実を認めた。
容疑の認否については「現在進行中の案件であり、お答えは差し控えたい。いずれにしても捜査当局に対して全面的に協力している。判断は捜査当局に委ねたい」と述べるにとどめ、明らかにしなかった。
捜査関係者によると、初鹿氏は27年5月、東京都内を走行中のタクシーの車内で、同乗していた知人女性にキスを迫り、わいせつな行為をした疑いが持たれている。女性は今年に入り、同署に刑事告訴していた。
初鹿氏は29年に週刊誌で疑惑を報じられ、立民は6カ月の役職停止処分としていた。《産経新聞》
【首都高速湾岸線・崎航路トンネル】多重事故で1人死亡、22人搬送
17日深夜、川崎市の首都高速湾岸線の川崎航路トンネル内で、トラックやバスなど10台以上が絡む事故があった。神奈川県警や消防によると、バスの50代の男性運転手が死亡、男女22人が病院に搬送された。
県警によると、事故の直前、トラックが炎上してトンネル内に煙が充満し、視界が悪くなっていたとみられる。燃えたトラックの運転手は逃げて無事だったが、バスが別のトラックに追突するなどの多重事故となった。バスは横浜市から千葉県に向かっていたという。
現場は海底トンネル内の片側3車線の直線。事故はトンネルに入ってから数百メートル付近で起きた。県警が状況を調べている。《共同通信》