令和178日目
2019/10/25
この日のできごと(何の日)
【北陸新幹線】金沢ー東京間、運転再開
JR西日本、JR東日本は25日午前、台風19号の影響で一部区間が通れなかった北陸新幹線金沢―東京間の全線の運転を13日ぶりに再開した。全30編成のうち10編成が浸水被害で走れない中、金沢―東京の列車を優先した「暫定ダイヤ」での運用となる。そのため運行本数は台風前より少ないが、首都圏と北陸を直結するネットワークが復活し、久しぶりの東京直通列車に利用者は軽い足取りで乗り込んだ。
午前6時、東京行きの速達型「かがやき500号」が金沢駅を出発した。台風が接近して計画運休に入った12日以降、行き先表示が「東京」の車両が金沢駅を出たのは初めてだった。
金沢駅構内の新幹線の改札前では、石川県と県観光連盟が、東京発の「かがやき」と各駅停車型「はくたか」の一番列車到着に合わせて歓迎イベントを開催。和倉、山代、片山津、山中、湯涌の各温泉地の女将(おかみ)や従業員ら19人が改札をくぐった利用者に「いらっしゃいませ」と声を掛け、観光パンフレットを配った。
七尾市和倉温泉の旅館「あえの風」の中女将長谷川明子さん(55)は「関東のお客さまのキャンセルが毎日あり、新幹線の偉大さを感じた。4年前の開業日と同じ気持ちでもてなしたい」と喜びをかみしめた。
11月29日までの暫定ダイヤは従来の定期ダイヤと比べ、かがやきが1往復少ない9往復、はくたかは通常と同数の14往復となる。ただ、動かせる車両が減ったため臨時列車は白紙となり、1日当たりの輸送能力は最大30%低下する。JR西の来島達夫社長は24日の定例会見で「限られた編成の中でダイヤを工夫し、さらに利便性を高めたい」と話した。
北陸新幹線は13日に長野新幹線車両センター(長野市)の浸水被害が明らかになって以降、長野―上越妙高が通れなかった。同センターの浸水では10編成が水に漬かり、現時点では動かせるかどうか分からない状況となっている。
北陸新幹線の全線運転再開について、谷本正憲知事は「JRには金沢―東京間の運行を優先するダイヤを組んでもらい、感謝したい」と述べた。国土強靱化に向け、大阪まで早期にレールをつなぐ必要があるとの考えも示した。《北國新聞》
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台風19号の影響で運休していた北陸新幹線の東京-富山・金沢間の直通運転が25日、再開した。県内の3駅では、1番列車で多くのビジネス客や旅行客が東京方面へ向かい、続いて東京方面から到着した利用客を県職員らが出迎えた。
富山駅では午前6時19分に「かがやき500号」が出発し、同8時26分に「かがやき501号」が到着。改札から出てきた家族連れやビジネス客を、県のマスコットキャラクター「きときと君」や法被姿の県職員ら12人が出迎え、観光パンフレットや紙風船などを入れた袋を手渡した。
県や各自治体、とやま観光推進機構が実施。パンフレットなどは3駅で計630部を配った。《北日本新聞》
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【千葉県】大雨
低気圧の影響で千葉県内は25日、猛烈な雨に見舞われ、各地で土砂災害や河川氾濫が発生した。土砂崩れに巻き込まれるなどして4人が死亡、1人が行方不明になった。
気象庁によると、鴨川市では25日午前10時15分ごろまでの1時間降水量が観測史上最大の85・5ミリを記録。市原市(64・5ミリ)▽佐倉市(54ミリ)▽君津市(53ミリ)▽成田市(50・5ミリ)――なども10月の観測史上最大となった。市原、佐倉、鴨川市は10月の1カ月の雨量が半日で降るほどの猛烈な雨だった。
県警などによると、千葉市緑区誉田(ほんだ)町では土砂崩れに巻き込まれた住宅に住む60代と40代の女性と連絡が取れなくなり、60代女性の死亡が確認された。同区板倉町では60代の男性の住宅1棟が土砂に襲われ、男性の遺体が見つかった。長柄町では一宮川の氾濫で流された車内から見つかった男性(88)の死亡を確認。長南町でも冠水した道路で立ち往生した軽トラック付近で運転手とみられる男性(81)の遺体が発見された。
県によると、一宮川、養老川、小櫃川などで氾濫危険水位を超え、柏市の大津川や市原市の神崎川など7カ所で越水が確認された。市原市は養老川が氾濫したとして流域の399世帯893人に災害発生情報を発令。25日午後8時現在、茂原市など47市町の避難所336カ所に1871人が避難した。
福島県いわき市でも25日夕からの大雨で夏井川、宮川、大久川が氾濫した。夏井川では台風19号で決壊した堤防7カ所のうち、上流部の小川町の仮復旧工事中の1カ所で再び氾濫した。県いわき建設事務所によると、決壊部分に1500個の土のうを5段積み上げる作業を進めていたが、完了したのは3段までで、その一部を水が越えたという。気象庁によると、同県浪江町では25日夜までの半日の雨量が200ミリを超え、10月の1カ月の平年値を上回った。《毎日新聞》
【東京株式市場】
25日の東京株式市場の日経平均株価(225種)終値は前日比49円21銭高の2万2799円81銭となり、5営業日連続で今年の最高値を更新した。約1年ぶりの高値水準。米中が貿易摩擦の緩和に向け接近するとの期待が先行し、ハイテク株などに業績の復調を見込んだ買い注文が入った。
東証株価指数(TOPIX)も4.70ポイント高の1648.44と今年最高値を更新した。出来高は約11億株。
最近のニューヨーク市場では好調な決算を示したIT関連銘柄などが上昇しており、投資家の積極姿勢が東京市場にも波及した。業績が持ち直すとの観測から半導体や電子部品の関連株が買われた。
【探偵!ナイトスクープ】新局長に松本人志さん
朝日放送(大阪市)は25日、毎週金曜夜に放送中の人気テレビ番組「探偵!ナイトスクープ」の新しい局長(司会)に、お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志さん(56)が就任すると発表した。平成13年から局長を務めた俳優、西田敏行さん(71)の後任。西田さんは11月22日の放送を最後に降板する。
25日に行われた西田さんの最後の収録に、新局長に就任する松本さんが登場。「この番組の大ファン。二つ返事で引き受けました。僕一人でカラーが変わるやわな番組ではないと思っています。テレビで見ていたようにスタジオで見せてもらう感じでやっていきます」と抱負を語った。
西田さんは「視聴者に戻ってゆっくり楽しみたい。期待しています」とエールを送った。《産経新聞》
【岩国基地騒音訴訟】二審も賠償命令
米軍と海上自衛隊が共同使用する岩国基地(山口県岩国市)の周辺住民654人が、米軍機と自衛隊機の夜間・早朝の飛行差し止めと、騒音被害の賠償を国に求めた訴訟の控訴審判決で、広島高裁(森一岳裁判長)は25日、国に一審より増額した計約7億3500万円の支払いを命じた。米軍機と自衛隊機の飛行差し止めは認めなかった。
2015年10月の一審山口地裁岩国支部判決は、過去に発生した騒音被害について「会話や睡眠を妨げられたり、頭痛などを発症する不安にさらされたりする精神的被害を受けた」と指摘し、国に約5億5800万円の賠償を命じていた。《共同通信》
【鳩山由紀夫元首相】「共和党」結成を表明
旧民主党を率いた鳩山由紀夫元首相が25日、新たな政治団体「共和党」の結成を目指す意向を表明した。鳩山氏は東京都内で開いた初の準備会で「日本の政治に一言、二言、申さなければならない。次の日本の姿を皆と一緒に考えていく」と意気込みを語った。
同党では鳩山氏が代表を意味する「棟梁」に、首藤信彦元衆院議員が党首を指すという「物差」に就く見込み。「友愛外交の実現」「米軍基地の縮小・撤退、辺野古への移転阻止」などを掲げた。
鳩山氏は準備会で、参加者に「共和党ができるかは皆さん次第。皆さんが協力して『共和主義』を正当化する必要があるか議論することが大事だ」と訴えた。
また、いわゆる徴用工問題について「(日本が)国際法を守っていないのは韓国だという批判ばかりを主張しているのは必ずしも正しい考えではない」と強調。在日米軍をめぐっては「基地は縮小すべきだ」と述べた。《産経新聞》
【菅原一秀経済産業相】辞任
菅原一秀経済産業相(57)=衆院東京9区=は25日、地元有権者の通夜で公設秘書が香典を渡した問題の責任をとり、安倍晋三首相に辞表を提出した。内閣改造から1カ月あまりで重要閣僚が辞任する事態となり、政権への打撃は避けられない。首相は後任に自民党の梶山弘志元地方創生担当相(64)=衆院茨城4区=を起用した。
首相は、首相官邸で記者団に「任命責任は私にあり、国民に深くおわび申し上げる」と陳謝した。菅義偉官房長官は記者会見で「安倍政権として改めて襟を正し、国民の信頼回復に努めていかなければならない」と強調した。
菅原氏は24日発売の週刊文春で、公設秘書が17日、東京都練馬区で行われた支援者の通夜で2万円の香典を受付に手渡し、枕花も出したと報じられた。公職選挙法は議員本人が持参するものを除き、選挙区内で香典を出すことは寄付行為に当たるとして禁じている。
菅原氏は辞表提出後の記者会見で、報道について「結果として秘書が香典を出した」と認めた上で「翌日、私も香典を持っていった」と話し、結果的に2つの香典を出していたことを明らかにした。辞任の理由は「私の問題で国会審議が停滞するのは本意ではない」と語った。《産経新聞》
【安倍晋三首相】「マラソン会談」終了
安倍首相は25日、ラトビアのレビッツ大統領ら3人と東京・元赤坂の迎賓館で個別に会談し、天皇陛下の「即位礼正殿の儀」に参列した海外の要人62人との「マラソン会談」を終えた。
即位礼には186か国や国際機関などの代表が参列した。首相は21日からの5日間で、うち3分の1の元首らと国際情勢などを協議した。
菅官房長官は25日の記者会見で「世界の平和と繁栄に向けて、国際社会と手を携えて諸課題を解決する我が国の考え方を共有する上で最高の機会になった」と一連の会談の意義を強調した。《読売新聞》
【エチオピア】首相への抗議デモで67人死亡
AFP通信などによると、エチオピアの首都アディスアベバや南部オロミア州で、アビー首相に抗議するデモ隊が治安部隊と衝突し、25日までに少なくとも67人が死亡した。うち5人は警官だという。アビー氏は、隣国エリトリアとの和平実現でノーベル平和賞の授賞が決まったばかりだ。
デモは、最大民族オロモ人の勢力が「首相は独裁的だ」と主張し、23日に始まった。治安部隊は発砲するなどして鎮圧に当たっている。
80を超える民族で構成するエチオピアでは民族対立が続いてきた。オロモ人のアビー氏は、政治犯釈放などで民族融和を進めてきたが、アビー氏を支持してきた勢力が「アビー氏は民衆を脅迫している」と反発するようになっている。《読売新聞》
【ウィザーズ・八村塁選手】19得点
米プロバスケットボールNBAで、ウィザーズのドラフト1巡目新人、八村塁は25日、オクラホマ州オクラホマシティーで行われたサンダー戦に先発して約35分プレーし、自己最多の19得点、5リバウンドだった。14得点だった23日のマーベリックスとの開幕戦から、2試合連続の2桁得点。チームは97―85で勝ち、今季初白星を挙げた。
グリズリーズとツーウエー契約を結ぶ渡辺雄太は、本拠地のテネシー州メンフィスでのブルズ戦でメンバー外だった。《共同通信》