令和118日目
2019/08/26
この日のできごと(何の日)
【G7】土壇場で首脳宣言
フランス・ビアリッツで開かれていた先進7か国(G7)による主要国首脳会議(サミット)は26日午後(日本時間26日夜)、閉幕した。議長のマクロン仏大統領は閉幕にあたってトランプ米大統領と共同記者会見し、首脳らによる共同宣言をとりまとめたことを明らかにした。
マクロン氏は今回のサミットについて「G7には緊張もあったが、話し合いを通じて結束のメッセージを出すことができた」と述べて成果を強調した。
今回、マクロン氏は従来のような首脳宣言を採択しない方針を示したため、各国の官僚による事前の調整は行われてこなかった。しかし、サミット開幕後、フランス政府は成果文書の取りまとめに動いた。日本政府によると、イラン問題やウクライナ情勢、通商・貿易、リビア、香港問題の5項目が共同宣言として1枚紙に列挙されているという。
サミットではイラン問題が主要議題となった。安倍首相は記者会見で、「イランが対話にのってこられる状況を作るための外交努力が重要だとの認識をG7として共有できたことは大きな成果だった」と述べた。《読売新聞》
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【安倍晋三首相】内閣改造を明言
安倍首相は26日午後(日本時間27日未明)、先進7か国(G7)首脳会議(サミット)閉幕を受けて記者会見した。9月に内閣改造・自民党役員人事を行うことを明言し、「安定と挑戦の強力な布陣を敷いていきたい」と語った。
首相は「政治の継続性、安定性も重視しなければいけない。同時に新たな人材に突破力を発揮してもらう」とも述べ、骨格の維持と若手の起用に意欲を示した。
首相は、北朝鮮情勢をめぐるサミットの議論について、「米朝プロセスを支持し、朝鮮半島の非核化に向けて取り組むことで一致した」と述べた。北朝鮮による日本人拉致問題についても「全ての首脳から理解と支持を得た」と強調した。
政府によると、26日のG7サミットの議論では、国連安全保障理事会決議の完全な履行や、北朝鮮の「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化」の実現を支持する方針を確認した。《読売新聞》
【柔道・世界選手権】
柔道の世界選手権第2日は26日、東京・日本武道館で男女計2階級が行われ、女子52キロ級で阿部詩(日体大)が2連覇を果たした。男子66キロ級では初出場の丸山城志郎(ミキハウス)が優勝した。
丸山は準決勝で、3連覇を目指した阿部一二三(日体大)を延長の末に破り、阿部詩との2年連続の「きょうだい」優勝を阻んだ。
19歳で世界ランク3位の阿部詩は攻撃的な柔道で勝ち上がり、準決勝は2016年リオデジャネイロ五輪金メダルのマイリンダ・ケルメンディ(コソボ)を抑え込み、決勝はナタリア・クジュティナ(ロシア)を鮮やかに一本で下した。《共同通信》
【東京株式市場】
週明け26日の東京株式市場は、米中の貿易摩擦を巡る対立が深刻化し、世界経済が悪化するとの懸念から幅広い銘柄が売られ、日経平均株価(225種)は全面安の展開となった。終値は前週末比449円87銭安の2万0261円04銭で、1月10日以来、約8カ月ぶりの安値を付けた。
貿易摩擦への懸念から人民元は対ドルで値下がりした。上海株を中心にアジア市場も下落が目立ち、世界同時株安の不安が広がった。
東証株価指数(TOPIX)は24.22ポイント安の1478.03で、1月4日の大発会以来の低水準となった。出来高は約11億4千万株。《共同通信》
【インドネシア】首都移転先は東カリマンタン州
インドネシアのジョコ大統領は26日、首都の移転先としてカリマンタン島(ボルネオ島)の東カリマンタン州を選んだと発表した。地元メディアによると、国会の承認が得られれば、2021年から政府庁舎など関連施設の建設に着手し、24年の移転開始を目指す。
現在の首都ジャカルタは地盤沈下が深刻で将来的に水没する可能性が指摘されるほか、慢性的な交通渋滞により年間の経済的損失は約100兆ルピア(約7500億円)に達するとされる。ジョコ政権は4月に首都移転を閣議決定し、候補地を探していた。
移転先は東カリマンタン州の北プナジャム・パスール県とクタイ・クルタヌガラ県で、新しい都市名や施設の建設場所は今後調整する。政府は両県選定の理由について、災害が少ないことや高速道路や空港が既に整備されており新たな投資を抑制できることなどを挙げている。《産経新聞》
【韓国・李洛淵首相】「日本の不当な措置戻れば、GSOMIA再検討」
韓国の李洛淵首相は、26日の国会で、日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄を決めたことについて、「(対韓輸出管理厳格化など)日本の不当な措置が元に戻れば、GSOMIAを再検討することが望ましい」と述べた。破棄決定の見直しをカードに厳格化措置の撤回を求めたものとみられる。
李氏は破棄を決めた理由について、「日本が根拠を示さず安全保障上信じられない国とのレッテルを(韓国に)貼り、『ホワイト国(輸出手続きの優遇対象国)』から除外した」ことを改めて挙げ、「何もなかったかのように、日本と軍事情報を共有することが正しいのか疑問がある」と説明した。《読売新聞》
【南海電鉄・特急ラピート】台車に亀裂
国土交通省は26日、南海電鉄の特急「ラピート」の台車で長さ約14センチの亀裂が見つかったと明らかにした。運輸安全委員会は同日、重大インシデントとして鉄道事故調査官2人を派遣した。
国交省によると、23日夕、運行中に車掌が車両の連結部分から金属がこすれる音がしているのを確認。運行を終えた後、大阪市内の車庫で点検した結果、連結部分では異常は見つからなかったが、台車の中央にあるモーター付近で亀裂が見つかった。
車両は6両編成。異常音は4両目と5両目の連結部分でしたという。
今回の車両は1994年4月に製造された。ラピートは大阪・難波と関西空港を結んでいる。《共同通信》
【三陸鉄道】乗客5000万人達成
東日本大震災の津波被害を経験した岩手県の第三セクター三陸鉄道(同県宮古市)は26日、開業からの累計乗客数が5000万人に達したとして、宮古駅で記念式典を行った。今年3月には、不通だったJR山田線宮古―釜石間を移管され「リアス線」として開通しており、中村一郎社長は「節目の年に達成し感慨深い」とあいさつした。《共同通信》
【京都アニメーション放火殺人事件】献花台を撤去
社員35人が犠牲となったアニメ制作会社「京都アニメーション」の放火殺人事件で、現場となった同社第1スタジオ(京都市伏見区)近くに設けられた献花台は26日午前、撤去された。7月18日の事件発生から1カ月が過ぎたことを節目として、同社が設置終了を表明していた。
午前8時半ごろ作業が始まり、長机やテントが片付けられた。同社は26日以降は第1スタジオ前や路上への献花を遠慮するよう呼び掛けている。
事件発生2日後の7月20日に設けられた献花台には、多くのファンや犠牲者の知人らが連日訪れ、たくさんの花束や手書きメッセージを供えた。最終日の今月25日も長い列ができた。《共同通信》