令和141日目
2019/09/18
この日のできごと(何の日)
【韓国】日本の優遇国除外を施行
韓国政府は18日午前0時から安全保障上の輸出管理の優遇対象から日本を除外する措置を施行した。日本が韓国を輸出管理の優遇対象である「ホワイト国」から除外したことへの事実上の報復措置だ。韓国は日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)破棄決定に続き、日本の輸出管理厳格化で世界貿易機関(WTO)に提訴しており、日韓関係の悪化に拍車を掛ける措置を次々現実化させている。
韓国産業通商資源省の当局者は、今回の措置について「国際輸出管理体制の原則に反して制度を運用するなど、国際協力が難しい国について区分を変更した」と説明した。原則に反した運用とは、日本による韓国除外を指し、事実上の対抗措置だと認めたといえる。
それでも「国際法の手続きに従った」措置で「政治的な目的で制度を利用した日本とは根本的に異なる」と主張。報復との見方を否定した。当局者は、WTO提訴への影響も「ない」と断言し、日本の措置との違いを「立証できる」とも自信を示した。ただ、韓国メディアも日本と同種の対抗措置に出たとみている。
8月中旬から9月初めまでの意見公募では、91%が措置に賛成だったという。日本への強い姿勢を望む世論を背景に対抗措置に踏み切り、日本を非難してきた論拠を自ら弱めた形だ。今回の措置で対話の扉を一層狭めながら、当局者は「日本といつどこでも対話する準備ができている」と強調した。《産経新聞》
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【国民民主党・玉木雄一郎代表】韓国の対応批判
国民民主党の玉木雄一郎代表は18日の記者会見で、韓国が安全保障上の輸出管理の優遇対象から日本を除外する措置を施行したことについて「報道で見る限り、今回の(日本による韓国除外)措置の報復として行ったということだ。世界貿易機関(WTO)協定上も根拠がない。適切ではないし、やめるべきだ」と述べた。《産経新聞》
【共産党・志位和夫委員長】安倍政権を批判
共産党の志位和夫委員長は18日の記者会見で、韓国政府が同日付で安全保障上の輸出管理で優遇する国のグループから日本を除外したことについて、非は日本側にあると強調した。「一連の問題は安倍晋三政権に原因がある。徴用工問題への対応として貿易規制拡大の最初のトリガーを引いたのは日本だ。禁じ手を使ったことが悪循環を招いている」と述べた。《産経新聞》
【大阪市・松井一郎市長】原発処理水「国会で論戦を」
東京電力福島第1原発の汚染水浄化後の処理水をめぐり、政府が安全性を担保すれば、大阪湾への放出を容認する考えを示している松井一郎・大阪市長(日本維新の会代表)は18日、小泉進次郎環境相について「維新の国会議員団と国会で論戦してほしい」と述べた。市役所で記者団に語った。
小泉氏は17日、松井氏が処理水の海洋放出を「環境大臣が決断すべきだ」と求めたことについて、「市長の考えを聞いてみたい」とした上で、「軽々に所管外の者が発言することで、福島のみなさんを傷つけることはあってはならない」と述べていた。
小泉氏の反応を受け、松井氏は「『所管外』という言葉で難しい問題をスルーするのは残念。正面から受け止めて議論してほしい」と改めて要望。小泉氏との面会予定については「会って話すことは否定しないが、ぼくは国会議員でもないんでね。国会で議論すべきだと維新の議員団に伝えている」と話した。《産経新聞》
【NHK・木田幸紀放送総局長】「あさイチ」に抗議決議「丁寧な番組作りしたい」
NHKの情報番組「あさイチ」が放送した沖縄県・石垣島への陸上自衛隊配備計画をめぐる報道が誤解を与えるとして、石垣市議会が抗議決議を行った問題で、NHKの木田幸紀放送総局長は18日、定例記者会見で「真摯(しんし)に受け止め、今後より丁寧な番組作りを行っていきたい」と述べた。
決議によると、「あさイチ」は8月26日の放送で、配備予定地から約1・6キロ離れた水源の川の映像を放映し、「配備予定周辺地は水源地」「(石垣島の)水道水の8割を賄っている」などとする発言やテロップを流した。
しかし、川は農業用ダムの水源で、市議会は「あたかも自衛隊施設が周辺地域の水質を汚染するとの誤った前提のもと、放送がなされていた」と主張。「『公共放送』を自認するNHKであればこそ、偏らず事実に基づいた公平・公正・中立な立場での報道がもとめられる」と指摘した。
NHKは、18日放送の「あさイチ」内で釈明し、番組ホームページには「水源地全体を撮影した映像を使用するなど、誤解を招かないように配慮すべきであり、説明が足りなかった」などとするコメントを掲載した。《産経新聞》
【宇都宮地裁】同性カップルの事実婚を認定
長期間同居し、米国で結婚した同性パートナーの不貞行為をきっかけに関係が破綻したとして、30代女性が約630万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、宇都宮地裁真岡支部は18日、2人は「事実婚(内縁)」に準ずる関係に当たると認定し、法的保護の対象になるとの判断を示した。元パートナーの被告女性には慰謝料として110万円を支払うよう命じた。
判決理由で中畑洋輔裁判官は、事実婚は男女間を前提にしてきたが社会情勢の変化に伴い、「同性カップルでも一定の法的保護を与える必要性が高い」と指摘。実態から事実婚と同視できる関係であれば、不法行為に伴う法的な保護を受けられるとした。《共同通信》
【米・トランプ大統領】「イラン大統領にビザ発給」
トランプ米大統領は18日、イランのロウハニ大統領とザリフ外相に対してニューヨークでの国連総会に出席するための査証(ビザ)を発給するかどうかについて「彼らを来させる」と述べ、発給する意向を明らかにした。ロサンゼルスで記者団に語った。
トランプ氏は「私は国連が重要であると常々感じてきた。多大な潜在力を秘めている」とした上で、「(国連総会に)来たい人たちを阻止したいとは思わない」と語った。ただ、ロウハニ師が国連総会に来るべきかどうかとの質問には「本人の意向次第だ」とするにとどめた。
一方、イランの政府関係者は18日、産経新聞に対し、ロウハニ師、ザリフ氏に対して米政府から査証が発給されていないと述べた。イラン国営メディアは、出席を取りやめる可能性もあると伝えた。
国営メディアによると、ザリフ氏は20日、ロウハニ師は23日にニューヨークに向けて出発予定。ロウハニ師は25日に一般討論演説に臨むほか、安倍晋三首相との会談も予定している。
国連のグテレス事務総長は18日の記者会見で「この問題について米国と協議しており、解決されることを望んでいる」と述べた。
米政府は国連総会に合わせて米イランの首脳会談の実現も模索。しかし、サウジアラビア東部の石油施設攻撃をめぐって関係がさらに悪化している。《産経新聞》
【北海道・黒岳】初雪
北海道・大雪山系の黒岳(1984メートル)の山頂付近で18日深夜、初雪が観測された。「大雪山層雲峡・黒岳ロープウェイ」を運行するりんゆう観光によると、平年並みの早さで、観測史上最も早かった昨年より32日遅い。
同社によると、18日午後11時ごろ、標高1890メートルにある避難小屋付近で、管理人が約2センチの積雪を確認した。その後も雪は降り続け、19日午前5時には積雪は約5センチになったという。《共同通信》
【東京株式市場】
18日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は11営業日ぶりに反落し、節目の2万2000円を割り込んだ。相場に過熱感があり、利益を確定する売り注文が出た。米金融政策の先行きを見極めたいとして積極的な投資は手控えられた。終値は前日比40円61銭安の2万1960円71銭。
東証株価指数(TOPIX)は7.96ポイント安の1606.62。出来高は約12億2100万株。
米中貿易協議の進展期待を背景に平均株価は約1年11カ月ぶりとなる10営業日続伸を17日に記録し、この間の上げ幅は計1381円に達した。18日は高値警戒感から売りが次第に優勢になった。《共同通信》
【大相撲秋場所】
大相撲秋場所11日目(18日・両国国技館)関脇貴景勝が大関栃ノ心を力強く送り倒して9勝目を挙げ、1場所での大関復帰に必要な10勝にあと1勝とした。平幕明生とともに2敗を守り、トップに並んだ。かど番の栃ノ心は5勝6敗となった。
同じくかど番の大関豪栄道は千代大龍を押し出して7勝目。関脇御嶽海は竜電に押し出されて3敗に後退した。
貴景勝、明生の2人を3敗で御嶽海、平幕の朝乃山、隠岐の海、宝富士、新入幕の剣翔の5人が追う。十両は琴ノ若と勢が2敗で首位を保った。《共同通信》
【レスリング・世界選手権】
レスリングの東京五輪予選を兼ねた世界選手権第5日は18日、カザフスタンのヌルスルタンで女子が行われ、53キロ級で五輪代表に決まった22歳の向田真優(至学館大)は決勝でアジア選手権覇者のパク・ヨンミ(北朝鮮)に負け、銀メダルに終わった。
57キロ級の川井梨紗子(ジャパンビバレッジ)と76キロ級の皆川博恵(クリナップ)がともに4試合を勝って19日の決勝に進んでメダルを確定させ、日本協会の選考基準を満たして五輪代表に決まった。
伊調馨(ALSOK)は57キロ級で五輪出場の道を絶たれた。現役を引退する可能性もある。《共同通信》
【プロ野球・18日】
ソ2―6楽
楽天が勝率5割に復帰した。2―2の六回に藤田の適時打、渡辺佳のスクイズ、島内の適時打で3点を勝ち越し。七回は渡辺佳の適時打で加点した。美馬は5回2失点で8月2日以来の8勝目。ソフトバンクは3連敗を喫した。
西5―0オ
西武は二回に山川の二塁打で1点を先制し、2―0の七回には外崎の25号ソロ、木村の適時二塁打、秋山の適時打で3点を加えた。ニールは8回無失点と好投し、自身10連勝で11勝目。オリックスは打線がつながらなかった。
神3―2ヤ
阪神が競り勝った。1―2の七回に中前打の近本が二盗を決めて揺さぶり、高山の中前打で同点。さらに、四回に先制打の大山が左前に勝ち越し打を放った。島本らが好救援。六回に逆転したヤクルトはハフが打たれた。
中3―1巨
中日が逆転勝ちした。0―1の七回に阿部の遊ゴロの間に追い付くと、続く大島が右越えに2ランを放った。3番手で七回を3者三振に抑えたR・マルティネスが今季初勝利。巨人は六回まで無安打投球だった高橋が七回に崩れた。
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プロ野球阪神で通算98勝を挙げ、来日10年目の今季を最後に現役を引退するランディ・メッセンジャー投手(38)が18日、兵庫県西宮市内のホテルで記者会見に臨み「本当はまだやりたい気持ちもあるが、体、腕が潮時だと言っている。今がその時だと思い、決断した」と引退を表明した。29日の中日戦(甲子園)が引退試合となる。
5年連続6度目の開幕投手を務めた今季は、4月に米大リーグ時代の4勝と合わせて日米通算100勝に到達したが、右肩の不調などで3勝7敗と苦しんだ。
阪神ではリーグ最多13勝を挙げた14年を含めて2桁勝利を7度マークした。プロ野球通算で98勝84敗。《共同通信》