平成10833日目
2018/09/05
この日のできごと(何の日)
【広島・新井貴浩選手】現役引退を表明
プロ野球広島の新井貴浩選手(41)が5日、広島市のマツダスタジアムで記者会見し、今季限りでの現役引退を表明した。プロ20年目で大きな決断をした新井選手は「(ファンを)喜ばせてあげることが今年はできていない。悲しませるのは申し訳ない。これからのカープのことを考えると今年がいいんじゃないかと考えた」と語った。
新井選手は広島工高から駒大を経て1999年にドラフト6位で入団。フリーエージェント(FA)移籍で2008年から阪神でプレーしたが、15年に広島に復帰。チームの精神的な柱として16年には最優秀選手(MVP)に輝き、広島を25年ぶりのリーグ優勝に導いた。《共同通信》
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【関西空港】孤立客を水陸で輸送
台風21号の影響でタンカーが衝突して連絡橋が通行できず約5千人が孤立した関西空港で、利用客らを神戸空港へ輸送する高速船の臨時運航が5日早朝から始まった。
午前8時すぎからは緊急車両として連絡橋を通行するバス輸送も開始された。関空は安全確認のため同日は全便が欠航、復旧は未定という。新たに4人の死亡が判明、台風による死者は11人となった。
関西エアポートなどによると、高速船は関空と大阪湾を挟んだ神戸空港を結ぶ110人乗りの定期船。3隻を15~20分間隔でピストン輸送する。バスは関空第1ターミナルと南海電鉄泉佐野駅を結ぶ。《共同通信》
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関西エアポートは5日夜、空港に孤立した旅行客らは約8000人で、移動を希望する全員が午後11時までに高速船やリムジンバスを使って空港から脱出したと発表した。一部は、空港のターミナルビルやホテルにとどまった。
同社の西尾専務執行役員は記者会見で、救助に時間がかかったことについて「(対岸で)渋滞が起きるなど混乱した。最後まで安全に搬送したい」と説明し、「行き届かない部分があり、不便をかけたことはおわびしたい」と謝罪した。
台風対策では「準備してきたが、想定を超えるものが来た。大きな災害だったが死者を出さず、ある程度責務を果たした」と述べ、対応は適切だったとした。
連絡橋に衝突したタンカーについては「もう少し安全な場所に避難してくれていれば、孤島になるのは避けられた」と話した。《読売新聞》
【皇太子殿下】フランス訪問を前に会見
皇太子さまは5日、フランス訪問を前に東宮御所で記者会見された。日仏友好160周年の節目の訪問で、両国の将来を担う若い世代との交流を深める契機としたい考え。来年の即位後の国際親善について、天皇、皇后両陛下の姿勢を参考に「何ができるか真剣に考えたい」と述べられた。皇太子さまは7~15日の日程で、日仏修好通商条約調印160周年を迎えた同国を初めて公式訪問される。
会見では、経済や文化など幅広く交流を重ねてきた両国の歴史を紹介された。日本の近代化を支えた絹織物産業が、仏からの技術移転に支えられたことなどに触れ、「互いに影響を与えながら発展と友好関係を形作ってきた」と強調された。
今回の訪問では、日本のポップカルチャーや伝統文化がどう受け入れられているかを肌で感じることを楽しみにされている。日本語を学ぶ現地の学生らと懇談する予定で、両国の若い世代同士の交流が深まることを期待されている。《読売新聞》
【全米テニス】大坂なおみ選手、錦織圭選手がベスト4入り
テニスの全米オープン第10日は5日、ニューヨークで男女シングルスの準々決勝が行われ、女子で第20シードの大坂なおみ(日清食品)はレシア・ツレンコ(ウクライナ)に6―1、6―1で勝ち、この大会の女子シングルスで日本選手初の4強入りを果たした。四大大会の日本女子では、1996年ウィンブルドン選手権の伊達公子以来、22年ぶり。
男子で第21シードの錦織圭(日清食品)は2―6、6―4、7―6、4―6、6―4のフルセットの末に第7シードのマリン・チリッチ(クロアチア)を破り、2年ぶりに準決勝進出。四大大会のシングルスで、日本の男女がともに4強入りするのは史上初めて。準決勝では、大坂は6日に第14シードのマディソン・キーズ(米)と、錦織は7日に第6シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。《読売新聞》
【沖縄県知事選】初の討論会
沖縄県知事選(13日告示、30日投開票)に立候補を表明した前宜野湾市長佐喜真淳氏(54)=自民、公明、維新推薦=と、自由党衆院議員玉城デニー氏(58)は5日、同県南風原町で初の討論会に臨んだ。安倍政権が支援する佐喜真氏は、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の早期返還を主張し、名護市辺野古への移設阻止を掲げる玉城氏は新基地反対を訴えた。
佐喜真氏は、県内で米軍機事故が相次いできた歴史に触れ「争点は普天間飛行場の返還だ」と述べ、危険性除去と早期返還を強調。玉城氏は、辺野古移設への反対を前面に掲げて選挙戦に臨むとアピールした。《共同通信》