平成10793日目

2018/07/27

この日のできごと(何の日)

【沖縄県・翁長雄志知事】辺野古「埋め立て承認」撤回を表明

沖縄県の米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画で、翁長雄志知事は27日午前、移設先の埋め立て承認を「撤回」する手続きに入ると表明した。撤回すれば移設工事はいったん止まることになるため、国側は執行停止などの司法手続きで対抗することを検討している。

県庁で記者会見した翁長氏は、「辺野古新基地建設を見直すこともなく、強引に進めようとする政府の姿勢は到底容認できるものではない」と批判。その上で、撤回の根拠となる政府側の対応として、▽希少なサンゴを移植しないまま着工するなど、環境保全措置に不十分な点がある▽埋め立て海域に軟弱な地盤がある可能性が指摘されているのに、県との協議に応じない――ことなどを指摘した。

政府は8月17日にも埋め立て予定地に土砂を投入する予定。県側は投入前の撤回を視野に手続きを進める構えだ。県は防衛省沖縄防衛局に対し、近く行政手続法に基づき、事前に意見を聞く「聴聞」を行うと通知する。国側の意見を1~2週間で精査したうえで、早ければ8月中旬にも埋め立て承認を無効化する撤回に踏み切る見込みだ。《読売新聞》

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【西日本豪雨】仮設、公営住宅を計7000戸確保

西日本豪雨で岡山、広島、愛媛の3県が被災者に提供するため民間の賃貸住宅を借り上げる「みなし仮設住宅」と、公営住宅を少なくとも計約7500戸確保したことが27日、共同通信のまとめで分かった。被災地に甚大な被害が出てから3週間。確保した住宅は各県の損壊住宅とほぼ同数だが、被災者と住宅のマッチングや地域社会の分断といった懸念も残る。

3県と災害救助法適用の38市町村に25日までの把握分を取材。確保数は岡山が約3400戸、広島約3700戸、愛媛約400戸。一部は職員住宅なども含まれる。これらのうち既に入居しているか入居の見通しが立っているのが計約2400戸。《共同通信》

【北朝鮮】米兵遺骨を返還

北朝鮮は27日、朝鮮戦争(1950~53年)で戦死した米兵の遺骨を米側に返還した。米大統領府報道官が発表した。韓国を飛び立った米軍輸送機が北朝鮮東部、元山(ウォンサン)の葛麻(カルマ)空港で遺骨を載せ、ソウル南方の烏山(オサン)米空軍基地に移送した。遺骨返還は6月の米朝首脳会談の合意に基づく措置で、2007年以来、約11年ぶり。

北朝鮮は、朝鮮戦争の休戦協定締結から65年となる27日に合わせて返還に応じることで、信頼醸成を強調し、終戦宣言など体制保証につながる措置を一層強く求めることが予想される。

米国防総省は、27日に引き渡された遺骨は約55柱分だが、正確な数は専門官による検査が完了するまで確認できないとしている。来月1日には、烏山基地で返還式典が予定され、遺骨はハワイに運ばれた後、DNA型鑑定などを経て遺族の元に返される見通し。

北朝鮮で行方不明になった米兵は約5300人に上るとされる。同報道官は「米国は北朝鮮の行動と前向きな変化への機運に勇気づけられている」と評価。トランプ大統領はツイッターで「多くの(米兵の)家族にとって素晴らしい瞬間となる。金正恩(キム・ジョンウン)氏(朝鮮労働党委員長)よ、ありがとう」と謝意を示した。《産経新聞》

【早稲田大学】教え子にセクハラ、パワハラ、教授を解任

文芸評論家で早稲田大学文学学術院の渡部直己教授(66)からセクハラやパワハラを受けたとして、教え子だった元大学院生の女性(27)が被害を申し立てた問題で、早大は27日、渡部教授を解任した。ハラスメント行為があったと認め、「教員としての適格性を欠き、改善を期待できない」と判断した。

女性によると、2016年に文学学術院のコースに入学。渡部教授が指導教官になり、精神的な苦痛を受けたとして今年3月に退学した。早大の発表などによると、渡部教授は女性と食事をした際、「俺の女にしてやる」などと言って苦痛を与えたほか、他の学生にもハラスメント行為をするなどしていたという。渡部教授は読売新聞の取材に「自分が行ったことについて謝罪はきちんとする。ただ誤解に基づく部分もあり、自分の見解もいずれ明らかにしたい」と話した。《読売新聞》

【巨人・山口俊投手】ノーヒットノーランを達成

プロ野球・読売巨人軍の山口俊投手(31)が27日、東京ドームで行われた中日ドラゴンズ戦で、無安打無得点試合(ノーヒットノーラン)を達成した。許した走者は七回に四球で出した1人だけだった。プロ野球史上79人目で通算90度目。巨人の選手では、2012年5月30日に達成した杉内俊哉投手(37)以来。《読売新聞》

【ボクシング・木村翔選手】2度目の防衛に成功

世界ボクシング機構(WBO)フライ級タイトルマッチ12回戦が27日、中国の青島で行われ、王者の木村翔(青木)が挑戦者で同級3位のフローイラン・サルダール(フィリピン)を6回KOで下し、2度目の防衛に成功した。

木村は5回に最初のダウンを奪い、6回も休まず攻めて倒した。戦績は29歳の木村が20戦17勝(10KO)1敗2分け、29歳のサルダールは32戦28勝(19KO)3敗1分けとなった。《共同通信》

【LGBT】活動家らが杉田氏辞職求め集会

性的少数者(LGBT)への行政支援に対する疑問を月刊誌「新潮45」に寄稿し、大きな批判を浴びている自民党の杉田水脈(みお)衆院議員(51)に対する抗議集会が27日、東京・永田町の自民党本部前で行われ、4000人(主催者発表)が集まった。

参加者の1人は、「なぜ辞めないのか。昔なら(同様の問題を起こせば)とっとと辞めている!」と、問題発生時に関する“進退のハードル”が下がっている自民党の対応を批判。杉田氏が寄稿で、LGBTについて「『生産性』がない」と主張したことへの反発は特に強く、「他人の価値を勝手に決めるな」「差別をするな」との訴えや、「人権無視する議員はいらない」と、議員辞職を訴えるシュプレヒコールが起きた。

また、二階俊博幹事長が杉田氏の発言について「いろんな人生観がある」と発言したことにも「公党の見識として、いかがなものか」などの批判が相次いだ。

「LGBT自治体議員連盟」で世話人を務める東京・文京区議の前田邦博氏、世田谷区議の上川あや氏、豊島区議の石川大我氏、中野区議の石坂わたる氏の計4人はこの後、杉田氏の発言を「看過できない」などとする安倍晋三首相(党総裁)あての抗議声明を手渡すため、党本部を訪れた。しかし中には入れてもらえず、押し問答の末、声明文は、党本部入り口で警備員が受け取ったという。

声明文は、杉田氏の寄稿について「根強いLGBTへの差別や偏見を助長するとともに、子どもを産まない人、産めない人、障がいや病気などによって経済的な自立が難しい人をも否定するもの」と指摘。党に対し、「当事者の尊厳を傷つけ、否定する発言を行う場合には、責任ある公党として必要な処分を行うよう強く求めます」としている。《日刊スポーツ》



7月27日 その日のできごと(何の日)