平成10569日目

2017/12/15

この日のできごと(何の日)

【最高裁】外れ馬券は経費

競馬の外れ馬券代を経費と認めず追徴課税したのは違法として、北海道の40歳代の公務員男性が、国に課税取り消しを求めた訴訟の上告審判決で、最高裁第2小法廷(菅野博之裁判長)は15日、男性の外れ馬券代を経費と認め、国の上告を棄却した。約1億9000万円の追徴課税を取り消した国敗訴の2審・東京高裁判決が確定した。

判決によると、男性は2005年~10年に計約72億円分の馬券を購入し、約5億5000万円の利益を得た。男性はすべての馬券代を経費として確定申告したが、税務署は当たり馬券代しか経費と認めなかった。

外れ馬券を巡っては、最高裁が15年3月、独自の競馬予想ソフトを使い、中央競馬のほぼ全レースで馬券を大量購入していた別のケースについて、「長期間、網羅的な購入で、営利目的の継続的な行為」とし、外れ馬券代を経費と認めている。

この男性は、ソフトを使わず自分でレース結果を予想して馬券を購入していたが、同小法廷は、男性が年間を通じてほぼ全レースで馬券を買うことを目指し、毎年約3億~21億円の多数の馬券を購入し続けた点に着目。「馬券購入の期間、回数、頻度などに照らせば、営利目的の継続的な行為だ」として経費と認めた。

国税庁は「主張が認められず、残念だ」としている。《読売新聞》

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【サッカー・E―1選手権】なでしこ、北朝鮮に敗れ2位

サッカー・E―1選手権決勝大会第5日(15日・フクアリ)――女子の最終節が行われ、2連勝同士の対戦で日本女子代表(なでしこジャパン、世界ランキング9位)は0―2で北朝鮮(世界11位)に敗れ、2位に終わった。

相手のプレスに苦しみ、後半に2失点。北朝鮮は初の3連覇で、中国(同16位)が3―1で韓国(同14位)に快勝して3位となった。16日には男子の最終節が東京・味の素スタジアムで行われ、2大会ぶりの優勝を目指す日本は午後7時15分から韓国と対戦する。《読売新聞》

【プロ野球・巨人】アレックス・ゲレーロ選手を獲得

巨人は15日、今季限りで中日を退団したアレックス・ゲレーロ(31)と来季からの契約で合意したと発表した。

2年で総額約8億円の契約とみられる。背番号は5。ゲレーロは来日1年目の今季、35本塁打でセ・リーグ本塁打王に輝いた。

巨人は今季、11年ぶりBクラスとなる4位に低迷した。その主な原因が得点力不足。リーグ4位の総得点536は、トップの広島より200点も少ない。本塁打数も見劣りし、チームトップがマギーの18本。リーグで唯一、20本塁打以上の打者がいなかった。《読売新聞》

【立憲民主党・枝野幸男代表】野党再編に意欲

立憲民主党の枝野幸男代表は15日、共同通信加盟社編集局長会議で講演し、野党再編に関し「理念、政策に賛同していただける方なら、どなたでも歓迎して受け入れることを徹底して貫く」と述べ、考え方の一致を条件とする野党勢力の結集に意欲を示した。

野党第1党として、安倍政権への批判の受け皿となる決意を表明。同時に「政治全体に対する不信や不満に、何らかの答えや方向性を示さないといけない」として、政治への信頼回復に努める姿勢を明確にした。

経済の現状に関し、株価は回復しているものの、格差拡大により社会に分断が生じていると指摘した。《共同通信》

【小野寺五典防衛相】英新型空母を視察

訪英中の小野寺五典防衛相は英南部ポーツマスで15日、英海軍の最新空母「クイーン・エリザベス」を視察した。防衛省によると、外国要人が視察するのは小野寺氏が初めて。英空母のアジア太平洋地域への展開に期待する立場から、日英連携をアピールした形だ。

小野寺氏は視察後、同空母がアジア太平洋地域に展開した際は、海上自衛隊のヘリコプター搭載型護衛艦「いずも」と共同訓練を実施したいとの考えを示した。「日英防衛関係のさらなる深化を示すことができる」と記者団に述べた。《共同通信》

【安倍晋三首相】メディア幹部を前にチクリ

安倍晋三首相は15日、東京都内で開かれた共同通信加盟社編集局長会議で講演し、「皆さんの中で最近、学生が集まらなくて大変だという会社があるなら、恐らく政治や経済のニュースが従来型のステレオタイプに陥っているからではないか」と述べ、報道のあり方をチクリと刺した。


https://www.kantei.go.jp/

また、10月の衆院選で自民党に投票した人が最も少なかったのは60歳代だったとして「ずいぶん私も同年代に嫌われたものだと悲しい」と発言。その上で「皆さんの新聞の愛読者層ではないかと思うので、もう少しお手柔らかにお願いしたい」とも述べた。

今年は、特定のメディアに森友・加計問題で執拗に攻撃されたことから、メディアの幹部らに本音を漏らさずにはいられなかったようだ。《産経新聞》

【チャールズ・ジェンキンスさん】告別式

北朝鮮による拉致被害者の曽我ひとみさん(58)の夫で、11日に77歳で亡くなった元米兵、チャールズ・ジェンキンスさんの告別式が15日、新潟県佐渡市の斎場で営まれ、遺族や関係者ら約30人が最後の別れを惜しんだ。

平成14年に曽我さんらと一緒に帰国し、同県柏崎市に住む拉致被害者の蓮池薫さん(60)と祐木子さん(61)夫妻も参列。薫さんは「本当に突然で残念だ」と述べ、母、ミヨシさん(85)=拉致当時(46)=の帰国を待つ曽我さんについて「大変なショックを受けているようだった。つらく苦しいだろうが何とか乗り越えてほしい」と語った。

拉致の可能性が排除できない行方不明者の家族による「特定失踪者家族会」の大沢昭一会長(81)は「私たちの何倍も苦労してきた人生だったと思う。安らかに眠ってほしい」と話した。《産経新聞》



12月15日 その日のできごと(何の日)