平成10472日目
2017/09/09
この日のできごと(何の日)
【陸上・桐生祥秀選手】9秒98
陸上男子の桐生祥秀(21)=東洋大=が9日、福井市の福井県営陸上競技場で行われた日本学生対校選手権の100メートル決勝で9秒98の日本新記録を樹立し、日本人で初めて「10秒の壁」を破った。序盤こそリードを許したが、追い風1・8メートルの好条件下で得意の中盤で加速して逆転した。五輪の花形種目で、日本勢の長年の夢だった領域に足を踏み入れ、3年後の東京五輪に弾みをつけた。
100分の1秒まで表示する現行の電気計時では1968年にジム・ハインズ(米国)が9秒95で走り、世界で初めて10秒を切った。日本人は49年遅れで悲願の9秒台突入となった。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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【WBO世界スーパーフライ級タイトル戦】井上尚弥選手がV6
9日(日本時間10日)◇米カリフォルニア州・スタブハブ・センター
ボクシングのWBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(24=大橋)が、同級7位アントニオ・ニエベス(30=米国)に6回終了、相手陣営の棄権によるTKO勝ちで6度目の防衛戦に成功し、米国デビューを飾った。
井上は燃えるようなオレンジ色の短髪でリングイン。引き締まった表情でニエベスを見据えた。そして試合開始22秒で左フックを当てると、そこから左、右のワンツーを2回打ち込んだ。さらに2分23秒に右ストレートでニエベスをロープに吹っ飛ばした。
両手で顔からボディーまでをスッポリ覆う、カメのようなニエベスのガードのスキを突こうと、ひたすら追い続けた。そして5回、1分43秒の左をボディーに突き刺し、この日最初のダウンを奪うと、その後も右を織り交ぜつつ、強烈な左ボディー8発をたたき込み、ニエベスを一気に追い込んだ。そして6回、ニエベスを追い続けて左右を当て続けると、終了後に相手陣営が棄権した。
日本人の米国でのタイトル戦は68年に始まり、KO勝ちしたのは、80年にWBA世界ジュニアライト(現スーパーフェザー)級で6回KO勝ちした上原、14年にWBO世界バンタム級王座を7回KOで防衛した亀田和だけだったが、26試合目で3人目となった。《日刊スポーツ》
【TBS偏向報道糾弾大会】
TBS(東京放送)の報道が偏向しているとして、9日、東京都港区赤坂のTBS本社付近で「TBS偏向報道糾弾大会・デモ」と題して約500人が抗議デモを行った。
「TBS偏向報道糾弾大会実行委員会」が主催した。千代田区永田町の星陵会館前を出発した一行は「国民をだますな」「偏向報道・歪曲報道・印象操作」「TBS=放送法違反」などと書かれたプラカードや日章旗を手に行進。「TBSの偏向報道を許さないぞ!」「TBSの印象操作を許さないぞ!」などとシュプレヒコールを上げた。
同実行委は、TBSの偏向報道の一例として、加計学園問題をめぐり、安倍晋三首相に「行政を歪められた」と主張した前川喜平前文科事務次官の発言を大々的に取り上げながら、疑惑を否定した加戸守行前愛媛県知事や原英史・国家戦略特区ワーキンググループ委員らの発言はほとんど取り上げなかったことなどを指摘している。「TBSの報道は放送法4条に違反しており、偏った報道は多くの視聴者を裏切っている。反省を示さないなら、貴社の電波停止を総務省に要求するしかない」との旨の抗議文も作成した。
TBS総務担当者は一度は本社前に現れた。が、「街宣車の上に上がって、俺たちに話せ」と怒る人もおり、警察官らと話し合った末、踵を返した。
「琉球新報・沖縄タイムスを正す県民・国民の会」代表運営委員の我那覇真子さん(28)も沖縄から駆けつけた。
TBS本社前で街宣車上に立った我那覇さんは「テレビは真実を伝えない。日本を中国や北朝鮮に差し出そうとしている。Jアラートが鳴ったことをおかしいと言ったり、北朝鮮と話し合えば大丈夫だなどと言って国民をだましている。自分たちの報道が正しいというなら、この街宣車に上がるべきだ」と訴えた。
これに先立ち、実行委は千代田区永田町の星陵会館で集会を開いた。大会主催者の村田春樹氏は「どの業界も監督官庁があるのに、やりたい放題の業界がある。それがテレビ業界だ。TBSがやっているのは報道ではない。報道テロだ」などと語った。《産経新聞》
【この日の安倍総理】
「無信不立」の書しみじみ
安倍晋三首相は9日、東京都内で書道展を鑑賞した。政治の師と仰ぐ小泉純一郎元首相が座右の銘「無信不立(信無くば立たず)」を書いた作品の前に立ち止まると、しみじみと見入った。内閣支持率が一時続落した状況を意識し、国民的人気が高かった小泉政権に思いをはせたかのようだった。
書道展には、祖父岸信介元首相の写経や、母洋子さんの作品なども展示されていた。案内を務めた女性書家の説明を聞きながら「澄んだ字ですね」「立派だ」と語り、書を味わった様子。挑発行動を繰り返す北朝鮮への対応などに追われる中、つかの間の休息を過ごした。《共同通信》
【河野太郎外相】カタール・ムハンマド外相と会談
河野太郎外相が中東歴訪をスタートさせた。9日昼(日本時間同日午後)にカタールで、同国のムハンマド外相と会談した。サウジアラビアやエジプトなどとカタールの断交問題に言及し、仲介外交に努める意向を伝えた。対北朝鮮制裁強化への協力も呼び掛けた。
サウジなどは6月、テロ組織を支援しているとしてカタールと断交した。河野氏には、カタール、サウジ側のいずれとも友好関係を維持する日本の立場から、双方に外交的解決を働き掛け、存在感を示す狙いがある。河野氏は11日以降、サウジやエジプトを訪れる。《共同通信》