平成10005日目

2016/05/30

この日のできごと(何の日)

【千鳥ケ淵戦没者墓苑】2337柱を新たに納骨

先の大戦で海外などで亡くなった身元不明の戦没者を慰霊する厚生労働省主催の拝礼式が30日、東京都千代田区の千鳥ケ淵戦没者墓苑で開かれた。今年は新たに遺骨2337柱を納骨、これまでに納められた遺骨と合わせると36万4896柱となる。

2337柱は南太平洋のビスマーク諸島やソロモン諸島、ロシアなどから政府の遺骨収集団が持ち帰ったが、身元が分からなかったため遺族に引き渡せなかったもの。拝礼式には常陸宮ご夫妻が臨席し、追悼の祈りをささげられた。安倍晋三首相、遺族代表らも参列。塩崎恭久厚労相は式辞で、遺骨収集を国の責務とする「戦没者遺骨収集推進法」が3月に成立したことに触れ「これを機に一柱でも多くのご遺骨を収容できるよう全力を尽くす」と述べた。

厚労省は平成15年度から収集した遺骨の一部を対象にDNA型を鑑定しているが、今年3月末現在で身元が特定されたのは1044人にとどまる。父をニューギニア戦線で亡くした群馬県渋川市の小林敏男さん(73)は拝礼式に初めて参列。「いまも多くの人が戦地に取り残されている。より早く、長く遺骨の帰還事業が続けられることを期待している」と話した。《産経新聞》

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【日経平均終値】1万7068円02銭(前週末比233円18銭高)

週明け30日の東京株式市場は、円安ドル高の進行で輸出企業の収益改善を期待した買い注文が優勢となり、日経平均株価(225種)は続伸した。終値は前週末比233円18銭高の1万7068円02銭で、4月27日以来、約1カ月ぶりの高値となった。

東証株価指数(TOPIX)は16・08ポイント高の1366・01。出来高は約15億9700万株で今年最少だった。30日は米国や英国が休場となるため、海外投資家の取引参加が少なかった。《共同通信》

【新潟水俣病訴訟】地裁、新潟市に認定命令

新潟水俣病の認定申請を棄却された未認定患者ら9人が認定を求めた行政訴訟の判決で新潟地裁は30日、「感覚障害だけでも認定はできる」として7人を公害健康被害補償法(公健法)に基づく水俣病と認定するよう新潟市に命じた。

水俣病認定を巡る判決は国の認定基準よりも救済範囲を広げた2013年の最高裁判決以降、初めて。最高裁の判断基準を踏襲した今回の判決で、未認定患者の認定申請や同様の訴訟が増える可能性がある。

敗訴した原告2人は控訴する。原告側弁護団は新潟県内に住む男女3人が新たに認定を求めて提訴すると明らかにした。《共同通信》

【安倍晋三首相】同日選を見送り

安倍晋三首相は30日、参院選と同時に衆院選を実施する同日選を見送り、参院選単独とする意向を固めた。麻生太郎副総理兼財務相と東京都内のホテルで会談し、来年4月に予定していた消費税の10%への増税を2年半再延期する方針と同日選見送りに理解を求め、これらに反対していた麻生氏が受け入れる意向を伝えた。民進、共産、社民、生活の野党4党は31日に内閣不信任決議案を提出するが、与党側は否決する構えだ。

麻生氏は29日の講演で、首相が2014年11月に最初の増税延期を決めた際に「信を問う」として衆院を解散した経緯に言及し、増税再延期の場合は「もう一回選挙をして信を問わねば筋が通らない」と主張していた。これに対し、首相は「参院選単独でも理解は得られる」との判断に傾き、麻生氏も容認姿勢に転じた。これにより、自民党内の異論は沈静化するものとみられる。《毎日新聞》



5月30日 その日のできごと(何の日)