平成9914日目
2016/02/29
この日のできごと(何の日)
【田原総一朗氏ら】高市総務相の発言に抗議
田原総一朗さんや鳥越俊太郎さん、岸井成格さんらジャーナリストが29日、東京都内で記者会見し、高市早苗総務相が政治的に公平でない放送を繰り返す放送局に電波停止を命ずる可能性に言及したことについて「表現の自由を保障した憲法および放送法の精神に反している」と強く抗議した。
鳥越さんは「そもそも放送局の電波は国民のものであって、所管官庁のものではない」などとするアピール文を読み上げ、「高市発言はある種のどう喝だが、背後には安倍(晋三)政権のメディアに対するおごった姿勢がある」と指摘した。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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【関電・高浜原発4号機】原子炉が緊急停止
約4年7カ月ぶりに再稼働した関西電力高浜原発4号機(加圧水型軽水炉、出力87万キロワット)=福井県高浜町=で29日午後2時1分、発電・送電の操作を行ったところ、主変圧器と発電機の内部故障を示す警報が鳴り、原子炉が自動停止した。関電によると、このトラブルでの環境への放射能の影響はない。
関電の原発での発送電操作時のトラブルは、1986年に美浜2号機で発電機保護リレーの誤結線で発電機とタービンが自動停止したことがあるが、原子炉が自動停止した例はないという。
関電によると、発電・送電の操作を行ったのと同時に、発電機から出た電気を送るために電圧を上げる主変圧器の故障を示す警報が鳴り、発電機が自動停止した。1秒後にタービンと原子炉も自動停止し、制御棒全48本が挿入された。原子炉は出力10%だったが、復水器経由で除熱し安定している。《共同通信》
【北海道】猛吹雪
急発達しながら日本海を北上した低気圧の影響で、北海道では29日、雪や風が強まり、荒れた天候となった。気象庁は3月1日にかけて、北日本で猛吹雪になる可能性があるとして、交通の乱れなどに警戒を呼び掛けている。
北海道洞爺湖町では29日朝、国道で車4台が絡む事故があり男女6人が病院に運ばれた。いずれも軽傷とみられる。当時、現場周辺は吹雪でほとんど前が見えない状態だった。
全日空と日航、AIRDO(エア・ドゥ)は新千歳―羽田や、北海道内各地を結ぶ便など29日の計100便以上の欠航を決め、1万人以上に影響した。《共同通信》
【女子サッカー・リオ五輪アジア最終予選】日本1―3オーストラリア
女子サッカーのリオデジャネイロ五輪アジア最終予選は29日、大阪市内で開幕。4大会連続の五輪出場を目指すなでしこジャパンは、初戦でオーストラリアに1―3で敗れ、まさかの黒星発進となった。《スポニチ》
【自民党】京都3区補欠選挙は「不戦敗」
自民党は29日の役員会で、宮崎謙介前衆院議員の辞職に伴う京都3区補欠選挙(4月24日投開票)について、公認候補の擁立を見送ることを確認した。与党が補選で「不戦敗」となるのは異例。茂木敏充選対委員長は席上、「(京都3区と同時に行われる)北海道5区補選に力を傾注していく」と述べた。《時事通信》
【日本、フィリピン】防衛装備協定に署名
政府は29日、フィリピンと防衛装備品・技術移転に関する協定に署名した。中古の自衛隊機などの提供が可能になる。政府はこれを受け、南シナ海での警備能力向上を支援するため、海上自衛隊の練習機「TC90」の中古品を貸与する方針だ。中谷元・防衛相が今春にもフィリピンを訪れ、合意する見通し。海洋進出を進める中国の抑止に向け協力を強化する。
日本が東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国と移転協定を結ぶのは初めて。石川和秀駐フィリピン大使が29日、ガズミン国防相と首都マニラで協定書に署名した。
TC90の航続距離は、フィリピン海軍が使う現有機の約2倍。《共同通信》
【この日の安倍総理】
エジプト・シシ大統領と会談
安倍晋三首相とエジプトのシシ大統領は29日の首脳会談で、経済協力の強化で合意した。日本企業がエジプトで実施する総額2兆円規模の事業についても歓迎する声明を発表した。大統領は会談に先立ち国会演説し「日本の投資家がこれらのプロジェクトに貢献することを歓迎する」と日本企業の進出に期待感を示した。ただ日本も含めた外資企業にとってリスクはなお残る。
首脳会談では電力インフラ整備のほか、日本の民間企業が持つ高度医療技術や医療機器、医薬品の導入促進などでも一致した。《日経新聞》
衆院予算委員会
安倍晋三首相は29日午前の衆院予算委員会で、衆院選挙制度改革をめぐり、新たな議席配分方法「アダムズ方式」の導入は、2020年国勢調査以降になるとの認識を示した。「20年国勢調査で行われる改正では、アダムズ方式を中心に自民党内の議論がなされると確信している」と述べた。民主党の岡田克也代表への答弁。
首相はアダムズ方式の導入を提言した有識者調査会の答申に関し「15年の簡易な国勢調査でアダムズ方式を入れるべきだとは述べていない」と強調した。《共同通信》
【米大統領選】トランプ氏さらに支持拡大
米CNNテレビは2月29日、大統領選の共和党指名争いで、実業家トランプ氏(69)の支持率が49%に達し、残り4候補の合計を上回ったとの最新世論調査結果を発表した。党員集会や予備選が集中する3月1日のスーパーチューズデーを前に、さらに勢いを増していることが明らかになった。
民主党はクリントン前国務長官(68)が55%、サンダース上院議員(74)が38%。米メディアでは11月の本選がクリントン、トランプ両氏の対決となる流れだとの論調が目立ち始めている。
世論調査は2月24~27日に実施された。《共同通信》