平成9913日目
2016/02/28
この日のできごと(何の日)
【安倍晋三首相】働き方改革「最大のチャレンジ」
安倍晋三首相は28日、東京都内で開かれた「1億総活躍社会の実現」に関する対話集会のスピーチで、働き方改革について「安倍内閣の次の3年間の最大のチャレンジだ」と述べ、政権の最重要課題として位置付ける方針を明らかにした。
首相は「1億総活躍社会に向け、一人一人の事情に応じて多様な働き方が可能な社会への変革に取り組む」と強調。その上で(1)非正規雇用の待遇改善(2)長時間労働の是正(3)高齢者の就業促進-の3点を働き方改革の柱にすると述べ、同一労働同一賃金など対応策を5月にも取りまとめる「ニッポン1億総活躍プラン」に盛り込む考えを示した。
首相は、職業訓練中の若者やシルバー人材センターの高齢者、保育士、介護職員ら12人の登壇者とも意見交換。パート勤務の46歳女性が子育てで長期離職した後も正社員として再就職できる仕組みづくりを訴えたのに対し、首相が「職場復帰にあたりトレーニングを受けられるコースがあった方がいいと思うか」と質問する場面もみられた。《産経新聞》
【自民党・茂木敏充選対委員長】衆院選改革、新方式は20年調査後に
自民党の茂木敏充選対委員長は28日、岐阜市で講演し、衆院選挙制度改革に関する有識者調査会が答申に明記した新たな議席配分方法「アダムズ方式」について、2020年の国勢調査を踏まえて小選挙区に導入すべきだとの考えを示した。
答申は、西暦の末尾が「0」の時の大規模国勢調査で各都道府県への定数配分と区割りを見直すよう求めているとの認識を強調。「今、導入すれば(20年以降に)また定数を見直さなければならない。朝令暮改で、制度の安定性が揺らぐことになりかねない」と述べた。《共同通信》
【スキーW杯ジャンプ】高梨沙羅選手が今季14勝目
ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ女子は28日、カザフスタンのアルマトイで個人第17戦(HS106メートル、K点95メートル)が行われ、既に2季ぶり3度目の個人総合優勝を決めている高梨沙羅(クラレ)が合計236・9点で3連勝し、今季14勝目、通算44勝目を挙げた。
1回目に96・5メートルを飛んで3位につけ、2回目は102メートルをマークして逆転した。《スポニチ》
【東京マラソン】
世界最高峰シリーズ「ワールド・マラソン・メジャーズ」で、10回目を迎えた東京マラソンは28日、東京都庁前から臨海副都心の東京ビッグサイトまでのコースで行われ、リオデジャネイロ五輪代表選考会を兼ねた男子の日本勢は28歳の高宮祐樹選手(ヤクルト)が2時間10分57秒で8位となったのが最高で、代表入りをアピールできなかった。
フェイサ・リレサ選手(エチオピア)が2時間6分56秒で初優勝した。19歳の下田裕太選手が10位、一色恭志選手(ともに青学大)が11位だった。《共同通信》
【イラク】爆弾テロで70人死亡
イラクの首都バグダッド北東部にある屋外市場で28日、爆弾テロが相次いで発生し70人が死亡、100人以上が負傷した。ロイター通信が医療関係者などの話として伝えた。過激派組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を発表した。バグダッドで今年起きたテロとしては最悪規模とみられる。爆発はイスラム教シーア派地区で発生。最初の爆弾が爆発した後、多くの人が集まってきたところで自爆テロが起きた。《共同通信》
【中国】習氏批判でアカウント閉鎖
中国国家インターネット情報弁公室は28日、不動産大手「華遠集団」の元取締役会長、任志強氏が持っていた短文投稿サイト「微博」のアカウントを閉鎖するようインターネット業者に命じた。習近平国家主席の発言を批判した書き込みが問題視されていた。
任氏は微博で3700万人のフォロワー(読者)を持つなど影響力がある。習氏が19日、共産党機関紙の人民日報や国営通信の新華社、国営の中央テレビを相次いで視察、党への絶対的な忠誠を命じたところ、「メディアは人民の利益を代表しなくなった時、人民に捨てられ忘れられる」などと書き込み、大きな話題となった。《共同通信》
【第88回アカデミー賞作品賞】「スポットライト 世紀のスクープ」
米映画界最高の栄誉とされる第88回アカデミー賞の発表・授賞式が28日(日本時間29日)、米ハリウッドのドルビーシアターで開かれ、米紙ボストン・グローブが教会の神父らによる児童への性的虐待事件を報じるまでの実話を描いたトム・マッカーシー監督(49)の「スポットライト 世紀のスクープ」が作品賞を受賞した。
「監督賞」には、「レヴェナント:蘇えりし者」のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督(52)が選ばれた。昨年も「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」で同賞を受賞。2年連続受賞は史上3人目。
主演男優賞は同じく「レヴェナント」のレオナルド・ディカプリオさん(41)。同賞へのノミネートは4回目で今回が初受賞となった。主演女優賞には「ルーム」のブリー・ラーソンさん(26)が選ばれた。
助演男優賞は「ブリッジ・オブ・スパイ」のマーク・ライランスさん(56)が、助演女優賞は「リリーのすべて」のアリシア・ビキャンデルさん(27)がそれぞれ受賞。《産経新聞》