平成9844日目

2015/12/21

この日のできごと(何の日)

【大阪市・吉村洋文市長】初登庁

12月19日に就任した吉村洋文大阪市長(大阪維新の会政調会長)が21日朝、初登庁した。橋下徹前市長から引き継ぎを受け、「ポスト橋下」市政が本格的にスタート。対立相手を激しく攻撃する橋下流を転換し、「対話と協調」を掲げる吉村氏の手腕が注目される。

「がんばれ、吉村さーん」。市役所正面玄関で黒のワゴン車から降り立った吉村市長は、駆けつけた維新市議や市民から大きな歓声で迎えられた。吉村市長は満面の笑顔で手を挙げて声援に応え、市職員らに何度も丁寧に頭を下げた。

その後、橋下前市長と面会し、引き継ぎ書に署名。橋下前市長は「大阪の未来を託せる人物で心強い」と声をかけ、吉村市長は「市政改革の道筋を付けていただいた。さらに前に進めていく」と決意を語った。

吉村市長は大阪市議を1期務め、昨年12月の衆院選で比例復活当選。今年11月の市長選で橋下氏から後継指名を受けて立候補し、自民党推薦の元市議らを大差で破って初当選した。《産経新聞》

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【Jリーグアウォーズ】

Jリーグは21日、東京都内で年間表彰式「Jリーグ・アウオーズ」を開き、最優秀選手賞にはJ1年間優勝の広島で主将を務めた青山敏弘(29)が初めて輝いた。今季33試合に出場した守備的MFはリーグ最多得点、最少失点のチームを攻守両面で支えた。

ベストイレブンには青山を含め広島から最多の3人が選ばれた。G大阪の遠藤保仁(35)は歴代最多を更新する12度目となり、鹿島の金崎夢生(26)と広島のドウグラス(27)は初選出。浦和の西川周作(29)は4年連続、槙野智章(28)は5年ぶりで、史上初めて3年連続でJ1得点王に輝いた川崎の大久保嘉人(33)も入った。

【C大阪・山口蛍選手】ドイツ1部ハノーバーへ移籍

J2のC大阪は21日、日本代表MF山口蛍(25)がドイツ1部リーグのハノーバーへ移籍することが決まったと発表した。23日に記者会見し、新チームが後半戦に向けて始動する来年1月4日に合流する。背番号は16。ドイツに渡ってハノーバーの強化部長らと面会していた山口は新天地を通じ「一日も早く試合に出てチームの助けになりたい」とコメントした。

C大阪の下部組織で育った山口は2009年にJリーグデビュー。日本が44年ぶりに4強入りした12年ロンドン五輪で主力を担い、14年のワールドカップ(W杯)ブラジル大会では1次リーグ全3試合に出場した。《共同通信》

【FIFA】ゼップ・ブラッター会長を事実上の解任

国際サッカー連盟(FIFA)の倫理委員会は21日、ゼップ・ブラッター会長(79)=スイス=とミシェル・プラティニ副会長(60)=フランス=が倫理規定に違反する不正に関与したとして、それぞれ8年間の資格停止処分と罰金を科したと発表した。ともに事実上の解任となり、プラティニ氏は来年2月の会長選に出馬できない。

ブラッター氏は2011年、FIFAの資金からプラティニ氏に200万スイスフラン(約2億4000万円)の報酬を不当に支払った疑いでスイス検察当局から捜査を受け、プラティニ副会長も事情を聴かれた。倫理委は今年10月、2人に90日間の暫定的な活動停止処分を科し、詳細を調査。金銭授受を「書面による契約がなく、法律に基づいていない」と結論付けた。2人は口頭契約によるものとして倫理委の指摘は一部認めたが、その正当性を主張していた。《時事通信》

【東芝】7800人のリストラ発表

不正会計問題を機に業績不振が鮮明になった東芝は21日、新たなリストラ策として、家電部門と本社の管理部門で早期退職の募集や配置転換などを行い、計約7800人の人員削減を行うと発表した。こうしたリストラ関連費用の計上などにより、2016年3月期連結決算の最終(当期)損益は5500億円の赤字に転落し、過去最大だった09年3月期(3988億円)を上回るとの業績予想も発表。同期の営業損益は3400億円の赤字になるとした。《毎日新聞》

【改革結集の会】旗揚げ

維新の党を離党した無所属の村岡敏英衆院議員(比例東北)や小沢鋭仁元環境相(比例近畿)ら5人は21日、国会内で記者会見し、新党「改革結集の会」を旗揚げし、総務省に届け出たことを明らかにした。村岡氏が代表に就任した。

村岡氏は会見で「自民党に対抗できる政治勢力をつくる。保守系改革路線だ。是々非々でしっかりとした議論を行う。既得権益の打破、身を切る改革を旗印にしたい」と強調した。

会見したのは村岡、小沢両氏と小熊慎司(福島4区)、重徳和彦(愛知12区)、鈴木義弘(比例北関東)の各衆院議員。5人は、維新の党執行部が大阪系議員を除籍したことに反発して離党した。《共同通信》

【安倍晋三首相】産経新聞前ソウル支局長と面会

安倍晋三首相は21日、韓国の朴槿恵大統領への名誉毀損で在宅起訴され無罪判決を受けた産経新聞の加藤達也前ソウル支局長と首相官邸で面会し、「良かったですね。ご苦労様です」とねぎらった。

加藤前支局長は「外交問題になり、さまざまな形で心配をおかけしました」と述べ、韓国側に対し外交ルートなどで適切な対応を求めた政府に謝意を伝えた。首相は、検察の控訴期限が24日中との説明を受けると、「そうですか」と心配そうな表情を浮かべたという。面会には菅義偉官房長官も同席した。《産経新聞》

【次世代の党】「日本のこころを大切にする党」に党名変更

次世代の党は21日、国会内で議員総会を開き、党名を「日本のこころを大切にする党」に変更することを決めた。総会後、中野正志幹事長は理由について「次世代の党名は国民に受け入れられず、衆院選や地方選で勝てなかったため」と記者団に説明した。同日中に総務省に届ける。

新党名は中山恭子代表が提案した。中山氏は変更の趣旨に関し「日本人が共有する精神の基層にあるものを大切にし、温かな社会を築き、次世代に引き継ぐ」とする文書を配布。計4人の所属議員のうち、残る2人から異論は出なかった。《共同通信》

【米・オバマ大統領】トランプ氏を批判

オバマ米大統領は21日放送の米公共ラジオ(NPR)とのインタビューで、来年の大統領選の共和党指名争いで先頭を走る実業家トランプ氏について、経済的苦境にある労働者層が抱く怒りや不満、不安に付け入り「選挙運動の食い物にしている」と名指しで批判した。

オバマ氏は特定の共和党候補について論じることを控えてきたが、移民やイスラム教徒への排外主義をあおり続けるトランプ氏に我慢できなくなったようだ。《共同通信》

【油井亀美也宇宙飛行士】帰還会見

国際宇宙ステーション(ISS)に141日間滞在して11日に地球に帰還した油井亀美也さん(45)が21日、帰還後初めて記者会見した。初めての宇宙滞在について「ベテランに負けないように全力でやった。よい結果が残せた」と振り返った。

会見は滞在先の米ヒューストンと宇宙航空研究開発機構(JAXA)の東京事務所をテレビ会議システムでつないで行われ、油井さんは黒色のポロシャツ姿で登場した。11日の地球帰還後は米航空宇宙局(NASA)の施設で地球の重力に体を慣らすリハビリに取り組んでいる。体調はよく「あした宇宙に行ってもいいくらい元気だ」と笑顔で話した。《日経新聞》



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