平成9629日目

2015/05/20

この日のできごと(何の日)

【この日の安倍総理】

党首討論

安倍晋三首相は20日、今国会初の党首討論に臨み、政府が国会提出した安全保障関連法案などをめぐり民主党の岡田克也代表ら野党3党首と論戦を繰り広げた。首相は新たな安保法制に関し「一般に海外派兵は許されていない。武力の行使、戦闘行為を目的として海外の領土、領海に入ることは許されない」と述べ、自衛隊の海外活動の拡大に理解を求めた。

5月20日のできごと【安倍晋三首相】安保法案めぐり野党党首と論戦
https://www.kantei.go.jp/

首相は、岡田氏の「安保法制の見直しで平和憲法が揺らぐのではという不安が国民の中にある」との指摘に対し、従来の安保法制では「(他国軍への)後方支援で自衛隊が機敏に活動できない」と説明。「戦闘に巻き込まれることがないような地域をしっかり選ぶのは当然だ」と語った。「米国の戦争に巻き込まれる」との批判には「日本の意思に反して戦闘行動に巻き込まれることがないのは当たり前のことだ。あり得ない」と反論した。

また、維新の党の松野頼久代表が法案の慎重審議を求めたのに対し「決めるべきは決め、やるべき立法は作っていくという姿勢が大切だ」と述べ、今国会成立に意欲を示した。共産党の志位和夫委員長も11年ぶりに質疑に立った。《産経新聞》

モンゴル・エルベグドルジ大統領と会談


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安倍晋三首相は20日、モンゴルのエルベグドルジ大統領と官邸で会談し、両国が2月に署名した経済連携協定(EPA)を踏まえ、経済分野を中心に関係強化を図ることで一致した。北朝鮮による拉致問題の進展に向けた連携も確認した。首相は人的交流拡大のため、一定期間中に何回でも入国できる「数次ビザ」を発給する方針を表明した。

会談で首相は「EPAが両国の経済関係の拡大につながると期待したい」と述べ、大統領は「ダイナミックに協力関係が発展している。両国は北東アジアで最も友好関係が深い国だ」と応じた。《共同通信》

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【阪神・藤浪晋太郎投手】プロ初完封勝利

阪神1-0巨人◇20日◇甲子園

快挙に彩られたプロ初完封だ。阪神藤浪晋太郎投手(21)が、巨人相手に力投して3勝目。2安打10奪三振の力投。プロ3年目で本拠地甲子園で初の巨人戦勝利をマークした。宿敵相手に1-0完封の上、毎回奪三振もマーク。チームの連敗を3で止め、最下位脱出の白星を運んできた。《日刊スポーツ》

【大阪維新の会】橋下氏、市長任期まで代表続投

維新の党傘下の政治団体「大阪維新の会」は20日夜、大阪市の本部で全体会議を開き、橋下徹市長と松井一郎大阪府知事が首長としての任期を全うするまで、代表と幹事長を続ける方針を確認した。松井氏が記者団に明らかにした。

会議では看板政策「大阪都構想」の住民投票否決を受け、今後の運営方針を協議した。松井氏によると、橋下氏は「都構想は一つの手段。目的は二重行政を解消して大阪を再生することなので、堂々と進んでほしい」とあいさつした。

4月の統一地方選で府市両議会の最大勢力を維持したことを踏まえ「有権者の期待に応え、さまざまな政策を提案してほしい」とも呼び掛けた。《共同通信》

【沖縄県・翁長雄志知事】辺野古作業の中断要求

沖縄県の翁長雄志知事は20日、都内の日本記者クラブで記者会見し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設に関し「(政府は)今の工事を中断し、話し合いをしてもらいたい」と述べ、辺野古沿岸部での作業を中断するよう要求した。

翁長氏は「沖縄は今日まで自ら基地を提供したことは一度もない。辺野古(移設)が唯一の解決策だと言うのは日本国の政治の堕落だ」と述べ、辺野古移設を強行する政府を批判した。

さらに「(米軍の)基地で平和を維持するのは本当に難しい。沖縄は平和の緩衝地帯としてアジアや日本に貢献する」と語り、基地のない沖縄を目指す考えを示した。《共同通信》

菅義偉官房長官は20日の記者会見で、沖縄県の翁長雄志知事が米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設作業を中断するよう求めていることについて「日本は法治国家であり、法律的な手続きが終わり(工事を)行っている。できる限り地元の皆さんに説明し、理解を求めながら進める」と述べ、応じない考えを示した。

政府が進める名護市辺野古移設に関し「日米同盟の抑止力維持、普天間飛行場の固定化を避ける唯一の解決策だ」と説明。移設に伴って在沖縄米海兵隊がグアムなどに移転するとして「基地負担軽減を実現していきたい」と強調した。《共同通信》

【韓国・朴槿恵大統領】ユネスコ事務局長にも日本批判

韓国の朴槿恵大統領は20日、訪韓中の国連教育科学文化機関(ユネスコ)のボコバ事務局長との会談で、日本が目指す「明治日本の産業革命遺産」の世界文化遺産への登録に反対する考えを伝えた。

朴氏は「日本が一部施設で非人道的な強制労働が行われた歴史に目を背け、世界遺産への登録を申請した。世界遺産条約の精神に背き、不必要な対立を招く」などと語った。

朴氏が公式に日本の世界文化遺産登録の問題に触れたのは初めて。ボコバ氏は、朴氏の主張に対し、「世界遺産委員会に伝える」と答えたという。《産経新聞》

【インドネシア】違法操業の外国船爆破処理

インドネシア海軍などは20日、同国近海で違法操業により拿捕された中国などの外国漁船41隻を爆破処理した。政府当局者が21日、明らかにした。違法漁業を厳しく取り締まる姿勢をアピールする狙いがあるとみられる。

中国外務省の洪磊副報道局長は21日の記者会見で「深刻な懸念」を表明、インドネシア側に説明を求めたことを明らかにした。一方、インドネシアのスシ海洋・水産相は「法律に基づいた措置だ」と主張した。

洪氏は「インドネシアが両国の建設的な漁業協力を推進することを望んでいる」と述べ、中国企業の「正当な権益」を守るよう求めた。《共同通信》



5月20日 その日のできごと(何の日)